測量士試験の傾向と対策を紹介します。
目次
合格に向けた基本戦略
1 学習計画を立てる
測量士資格試験では、合格までに300時間以上の勉強が必要といわれています。
合格するためには、地道にコツコツと長期的に勉強を続ける必要があるため、自身の勉強に充てられる時間を捻出して、試験日から逆算して効率の良いスケジュールを立てると良いです。
例えば、社会人の方が平日1時間、休日3時間×2=6時間の勉強ができる場合、1週間で5時間+6時間=11時間×4=1ヶ月44時間を勉強時間にあてられます。
44時間×7か月で308時間となりますので、試験日から7か月以上前から勉強を開始するのが良いと思います。
2 過去問10年分を勉強する
測量士試験対策の市販テキストがあまりなく、午前の択一問題は過去問の類似問題や焼き直しが多いため、過去問を中心に勉強を行うと試験対策の学力が身に付きます。
その中で午前の部は、出題パターンを把握して重要な論点を徹底的に対策しておくことで得点源にしやすい分野でもあります。
午前の択一でよく出る問題は繰り返し行い、少しくらいわからない問題があっても進んで繰り返し勉強すると良いでしょう。
計算問題についても過去問を繰り返す事により9割くらいは、対応可能です。
過去問と解答解説を中心に勉強を進め、わからないところは別のテキストや解説書を参照する勉強法がおすすめです。
3 午前試験の択一で8割以上を狙う
測量士試験は、午前700点満点と午後700点満点のうち合計910点以上で合格となります。
そのため、午前試験で8割の560点を取ることが出来れば、午後試験の必須問題300点満点中200点、選択問題150点で合格することが出来ます。
4 午後試験の必須問題で8割以上を狙う
午後試験の必須問題では、測量法や作業規定の準則から記述する問題などが出題されるため、過去問と測量法や作業規定の準則を覚えることで高得点が狙いやすいです。
基本の学習方法
1 まんべんなく勉強する
測量士試験では、出題範囲が多いです。
(1)測量に関する法規及びこれに関連する国際条約
(2)多角測量
(3)汎地球測位システム測量
(4)水準測量
(5)地形測量
(6)写真測量
(7)地図編集
(8)応用測量
(9)地理情報システム
各科目から3~5問がまんべんなく出題されるため、苦手分野があると不利となります。
過去問を中心に勉強をして、なるべく早めから勉強をして苦手分野を作らないようにしましょう。
2 問題に慣れてすばやく解答出来るようにする
本試験では、午前試験も午後試験も2時間半なので、問題をすばやく解答することが必要となります。
そのためのコツは1つで、問題に慣れるしかありません。
過去問を中心に最低でも5周して、解答の速度をあげることを心がけてみてください。
3 最初は選択問題の全分野を解いてみる
午後試験の選択問題では4つから2問を選択します。
(1)基準点測量(計算が中心)
(2)地形・写真測量(暗記の割合が多い)
(3)地図編集(暗記の割合が多い)
(4)応用測量(計算が中心)
すべての分野が得意分野となるように勉強を出来れば良いのですが、苦手な分野も出てくるでしょう。
合格者の中には、得意な分野に絞って勉強をしている人もいるようです。
午後試験も2時間半と時間が短いため、得意な分野をすばやく解答できるような学習を行うのも良い手です。
あらかじめ2分野に限定して学習すると、自分に合わない分野の場合に取り返しが利かなくなるため、最初はすべての科目を勉強してみましょう。
なお、写真測量については実務者の方でない限りは、学習に時間がかかる傾向があるようです。
4 使用する電卓に慣れておく
測量士試験では、国土地理院が用意した電卓を使用できます。
電卓の機種は、カシオSL-910GT-Nです。四則演算電卓に(√)がついていてsin、cos、tanはついていません。
試験当日にスムーズに使えるように、普段の学習から同じ電卓を使用して慣れておきましょう。