#27
WORK&
PERSON
INTERVIEW
PERSON
数字の動きから事業全体を眺め
経営を支える「財務の軍師」。
民間機事業部
業務部
民間機グループ
財務管理チーム
[2011年入社]
法学部法律学科卒業
入社当初より経理を希望されたそうですが、
どのような苦労がありましたか?
元々、外交官志望だった私が三菱重工を就職先に選んだのは、技術立国である日本が外交力を発揮していくには「ものづくり」をもっと大事にしていくべきだと思ったからです。経済へのインパクトが強く、社会貢献につながる事業を数多く展開しているところも魅力でした。
そして配属先は経理を希望しました。事業の全体像が見える仕事に就きたかったからです。しかし海外子会社の会計や税務のとりまとめといった仕事は新人には荷が重く、苦労の連続でした(笑)。法学専攻だったので簿記の知識はありませんし、比較的、英語が得意だったとはいえ経理用語までは分かりません。それでも専門書を何冊も読んで少しずつ覚えていったことで、徐々に仕事の面白さが分かってきました。そんな経験を踏まえ、入社4年目からは今の職場で民間航空機事業の財務管理を担当することになりました。
世界有数の航空機メーカーの、
財務業務も担当しているそうですね。
はい。三菱重工ではMRJの自社開発を進めるとともに、ボーイングやエアバスといった世界の主要航空機メーカーのパートナーとして重要な役割を担っています。私が担当しているのはカナダのボンバルディア社で、同社が開発したビジネスジェット機の主要構造部位(主翼等)の製造事業に関し、P/LやB/Sといった財務状況をモニタリングするだけでなく、経営指標を高めていくためのアドバイスをプロジェクトのマネジメントに対して行っていきます。
マネジメント層に経営指標のアドバイスを行う上で、
大切にしていることをお聞かせください。
事業は生き物ですから、この仕事もマニュアル通りにはいきません。市場環境に応じて生産状況も変化しますので、「来年は今年の半分の生産数でいい」となることもあるのです。そんなとき、例えばコストや在庫への悪影響をどう抑えればいいのか、もっとも適切な対応方法を財務面から考えていくのが私の役目になります。
もちろん数字を追っているだけでは答えが出ませんから、日頃から他部署のキーパーソンに話を聞き、どこでどういう動きがあるのかといった生きた情報を知ることも大切です。
私の担当機種はカナダでも製造を行っているため、情報収集だけでも手間のかかる作業ですが、その分、ものづくりに深く関わっている実感が得られるので、むしろ楽しみながら仕事をしています。
財務管理は、会社にとってどのような存在なのでしょう?
財務面でPDCAを推進する財務管理は、経営を支える軍師のような役割を果たします。ですから将来的には違う事業にも携わり、もっと見識を広げていければいいですね。多様な事業を経験するほど腕も上がっていくので、今はそんな目標に向かって一歩ずつ前進していくつもりです。