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悪役令嬢、ブラコンにジョブチェンジします 作者:浜千鳥
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挿入話〜オリガの帰還と執務室〜

学園祭の初日が終わろうとする、夕刻のこと。


レナートは、セレザール子爵家の皇都邸へ帰る父親と兄たちを見送るために、学園の正門近くにいた。


あの劇の後、制服に着替えて劇の衣装を教室に展示して公開するとすぐ、レナートの父親および二人の兄がやって来た。

オリガと引き合わせるはずだったが、彼女がいつ戻ってくるのかわからない状態だ。父子四人で、ぎこちなくも一緒にいるしかない。会話もなく顔を付き合わせているのも虚しいので、学園祭を見て回ることになった。

だが大評判をとった劇で素晴らしい演奏をしたレナートは、あらためて時の人となっている。歩いているだけで、たびたび歓声やら嬌声やらを浴びた。

主家セレズノア侯爵家にもひけをとらないような、名門貴族までもが声をかけてくる。それにも臆せず、持ち前の度胸で堂々と受け答えする末弟の姿に、父も兄たちも感心したようなどこか寂しいような表情をした。レナートがセレザール家の誇りとなったこと、同時に家からすでに独立した存在になったことを、痛感したようだった。



オリガが戻らないまま時間切れとなり、父親と兄たちはセレザール子爵家の皇都邸へ帰宅することになる。やって来た正門付近には、多くの生徒とその家族がいて、別れを惜しんでいた。

学園祭は、実家を離れて寮生活をしている生徒たちが、家族と久々の再会を果たす機会だ。親も学園の卒業生である場合も多く、懐かしい学園を楽しんで、ぎりぎりの時間まで一緒に過ごすことが多い。


その、真っ只中に。

五彩の光が湧き上がった。


人々は驚き叫ぶが、知らぬげに光は珠になり膨れあがり、弾ける。

そこに、オリガが立っていた。


だが人々の視線は、彼女には向かない。

五彩の翼を広げてふわりと宙に浮かんだ――音楽神の艶やかな姿に、釘付けになっていた。



魔法学園に、音楽神降臨。

衝撃のあまりに、逆に周囲は静まり返った。


離宮でオリガとレナートが共に招きを受けた時には、戻る際には音楽神は付き添わなかった。今回はなぜ、とレナートが疑問に感じたのはつかの間で、音楽神の瞳、刻々と色を変えるそれが、レナートの姿をとらえる。

赤い唇が弧を描いた。

そして、翼をゆるりと動かしてすうっと宙を滑ると、レナートと向き合った。


レナートの傍らにいる父と兄たちが、神の威にうたれて思わずひざまずく。しかし、加護を与えられているレナートは一礼したのみ。

艶やかな笑みを浮かべて、音楽神はレナートに語りかけた。


――レナート、良き弾き手。うましき旋律であった。


神の言祝ことほぎに、周囲の人々は息を呑む。特に講堂で劇を見、レナートの演奏を聴いた人々は、あらためて身が震える思いがしていた。彼らは、神の御心にさえ適う音楽を聴いたのだ。


「恐縮に存じます」


大勢の人々の前で神から誉め言葉を賜るという栄誉にも、レナートは臆することなく微笑む。

そんな彼の周囲に、音楽神の祝福、五彩の光がきらめいた。


――レナート、オリガ。そなた他ちの新たな音楽を、楽しみにしている。


そう言い残して、音楽神は艶やかな翼を広げ、天女の比礼ひれに似た尾羽をひるがえして舞い上がる。高く、高く。

ついにその姿は、黄昏の色彩に染まった空へ熔け入るように、消えた。



夢から醒めたように、人々が悲鳴のような歓声を上げる。

その中心で、オリガは泣きそうな顔をしていた。


「オリガ」

「レナート様……すみません、わたし……劇は、どう……」


駆け寄ったレナートに、オリガは震える声で言う。レナートは微笑んでみせた。


「大丈夫。エカテリーナ様がうまくやってくれた」

「よかった……さすがエカテリーナ様です」


たちまち、オリガは安堵の表情になる。彼女のエカテリーナへの信頼は、絶大なのだ。

しかし、すぐにまたオリガの顔は強張ってしまう。レナートの背後にいる、父親と兄たちに気付いたためだ。


セレザール子爵家は、セレズノア侯爵家の分家。オリガも男爵家の娘だが、セレズノア領では格が低いとされる、土着の領主の家柄だ。歓迎されなくて当然。

まあそういうことをさておいても、レナートの家族だ。乙女心的な意味で、緊張の瞬間である。

そして父親も兄も立ち上がると、レナートとはまるで違う巨漢。威圧感がすごい。


「間に合ってよかった。父さん、兄さん、これがオリガです」


緊張知らずをこんな場面でも発揮して、自然にオリガの手を取ったレナートが言う。

オリガは、こちこちに緊張しながらも、離宮で先帝皇太后の前へ出る時のために特訓した優雅な礼をした。


「お初にお目にかかります……」

「……」


父親は無言だ。

手を取り合う小柄なレナートと小柄なオリガは、釣り合いが取れていて可愛らしい。

そして――共に音楽神に選ばれた、神の寵児だ。


父親は頭を下げた。深く。


「もはや我が手を離れた息子ですが……貴女と共に幸せになることを願っております」


兄たちも、父親と共に頭を下げている。

はるかに立場が上と思っていた相手から頭を下げられて、オリガはひたすら困惑していた。





そして、同じ夕刻。


学園内の執務室で、ふっふ、と思わず漏れたような含み笑いが聞こえた。

聞きとがめて、商業流通長のハリルが顔を上げる。


「ご機嫌ですね、ノヴァク伯」

「なかなか愉快だったのでな」


いつも謹厳なノヴァクが、見るからに楽しげだ。

鉱山長アーロンも、学者然とした眼鏡を押さえてくすりと笑う。


「ゲオルギー公ですか。……焦っているのが手にとるように解りました」


ノヴァクがミハイルからの伝言を伝えると、ゲオルギーはさも愉快そうに笑ったものだった。


『ほほう、ミハイル殿下は我が娘を側に置きたいと仰せになったか。いや、お気が早い!』


そんな風に自分に都合の良いように話を広げると、かえって不利を口先で挽回しようとしている小物に見える。

ノヴァクはただ、礼儀正しく微笑んだ。周囲の取り巻きも声を合わせて笑っていたが、表情が微妙な者がいることを、しっかりとノヴァクは見て取っていた。


「焦るのも当然と言える。エリザヴェータ様は確かに優れた麗質をお持ちだ、いずれ素晴らしい美女になられるだろうが……」


ノヴァクはそこで言葉を切った。全てを口にするまでもない。ミハイルとエリザヴェータ、アレクセイとエカテリーナが去ってゆく姿を見れば、一目瞭然だったのだ。


我らがエカテリーナお嬢様のお美しさは、すでに咲き誇っている。まさに、満開の青薔薇の美しさだ。


そして直前に見た。あの劇。光の魔力をあんな風に活用するなど聞いたこともないが、素晴らしかった。大胆な発想、優れたセンス。

そして、あの歌だ。音楽に関心を持ったこともない無粋な自分でさえ、胸に迫るものがあった。滅びた国の王女、流離う民に安住の地を与えるために悪を演じている苦しみを歌っていたと知ると、エカテリーナ自身の人柄が重なってさらに感動的に思い出された。

ミハイル殿下のお気持ちがどちらへ傾くかなど……いや、そもそも殿下のお気持ちの在り処は、すでに定まっている。


「お嬢様は誰かと張り合うお気持ちなどない、純粋な方だ。そんなお方を追い落とそうと躍起になって、それでも相手にもならないというのは、お気の毒なことだな」


老練な実務家のノヴァクが、自慢のお嬢様の圧勝ぶりに、笑いをこらえきれなくなっているようだ。


エカテリーナがそんな姿を見たら、『ご意見番がむしろシスコンウイルスの重症者になってしまった……!』と嘆くだろう。


とはいえノヴァクの上機嫌は、その場だけの勝利感からではない。

彼は、エカテリーナこそ皇国の皇后となるにふさわしいと考えている。彼女自身は皇室に嫁ぐことを望まないと言っていたが、あれは学園入学前のことだ。今ではすっかり、皇子ミハイルと親しい仲。やがて気持ちが変わる可能性は、充分あると踏んでいた。


ユールノヴァ領への来訪でミハイル殿下の人柄を知って、やがて至高の位に即くにふさわしいお方と好感を持った。エカテリーナの気持ちを尊重して、好意を得ようと努力しているところも好ましい。

エカテリーナよりむしろアレクセイのほうが拒否を示すが、それは妹を手放したくないだけであって、相手が誰でも同じ。ノヴァクには、見え透いている。


ミハイルとエカテリーナなら、当代の皇帝皇后両陛下と同様に、仲睦まじい夫婦になれるだろう。アレクセイは外戚となり、ミハイルの治世を支えることができる。

さらに、大叔父アイザック博士が発明した虹石魔法陣を世に広め、皇国を飛躍的に発展させた名君とその皇后、宰相として、歴史に名を刻む――そんな壮大な未来さえ、夢ではないはずだ。


『エカテリーナが望むものは、すべてあの子のものだ』


かつてアレクセイは、そう言い切った。アレクセイ・ユールノヴァは、一度口にした言葉を違える人間ではない。

だから……すべてはエカテリーナの心ひとつ。

エカテリーナがミハイルの純な恋心を受け入れるその日を、ノヴァクは願わずにいられないのだ。


そんなノヴァクたちに、声がかかった。


「エカテリーナの価値を目の当たりにしたマグナが、あの子を害そうと動く可能性がある。皆、気を引き締めるように」


アレクセイの言葉に、一同の表情がすみやかに変わる。

ノヴァクが咳払いした。


「申し訳ございません。まこと、仰せの通りです。ユールマグナがいかに油断ならないか掴みつつあるところだというのに、たるんだことを申しました」

「対面したのがゲオルギーでは無理もない。だが」


言葉を切って、アレクセイは中空を見据える。そこに誰かの面影を見るように。

しかし、ネオンブルーの瞳の光は、鋭かった。


「敵は――奴ではない」

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