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市内での新型コロナウイルス感染症患者の発生状況

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現在の発生状況等(神戸市発表分)

 

国の新たなレベル分類を踏まえた県のフェーズと神戸市の現在の状況

国において新たなレベル分類の考え方が示され、従来のステージ分類を廃止し、新たに各都道府県が各地域の感染の状況や医療逼迫の状況を評価するレベル分類を導入されました。

<国の新たなレベル分類>
レベル0【感染者0レベル】
  • 新規陽性者数ゼロを維持できている状況
レベル1 【維持すべきレベル】
  • 安定的に一般医療が確保され、新型コロナウイルスに対し医療が対応できている状況
レベル2【警戒を強化すべきレベル】
  • 新規陽性者数の増加傾向が見られ、一般医療及び新型コロナウイルス感染症への医療の負荷が生じ始めているが、
    段階的に病床数を増やすことで、医療が必要な人への適切な対応ができている状況

レベル3【対策を強化すべきレベル】
  • 一般医療を相当程度制限しなければ、新型コロナウイルス感染症への医療の対応ができない状況
レベル4【避けたいレベル】
  • 一般医療を大きく制限しても、新型コロナウイルス感染症への医療に対応できない状況


< 国の「新たなレベル分類」を踏まえた兵庫県のフェーズ>
兵庫県では、第5波の感染実績や医療ひっ迫の状況により重点をおいた国の「新たなレベル分類の考え方」を参考とし、
従来の新規感染者数(1週間平均)の状況に加え、病床利用率も加味してフェーズの切り替えを判断することとしています。
フェーズ ③感染拡大期1 ④感染拡大期2 ⑤感染拡大特別期
病床利用率 10%未満 10%以上 20%以上 50%以上 総合的に判断
(800人以上)
新規感染者週平均
(兵庫県)
[週患者数/10万人対]
20人未満
[2.5人未満]
20人以上
[2.5人以上]
80人以上
[10人以上]
400人以上
[50人以上]
 
フェーズの切り替えにあたっては、県の新規感染者数(1週間平均)・病床利用率によって判断されますが、神戸市の状況は以下の通りです。 

(参考)
クリエイティブ・コモンズ表示2.1日本ライセンス国の新たなレベル分類の指標(神戸市の状況)(CSV:25KB)
入院率・陽性率・感染経路不明割合など

療養者数・検査数の状況

期間ごとの感染状況等の比較

検査状況や入院・入居の状況、年代別の感染状況などを掲載しています。
期間ごとの感染状況等の比較

新型コロナウイルスの変異株に関する情報

 神戸市では、PCR検査の精度管理やクラスター事例の事後検証などのため、市内医療機関の協力を得て、全陽性検体の約5~6割を神戸市健康科学研究所で収集、保管し、自らゲノム解析しています。このような検体収集体制・ゲノム検査体制を活用し、独自に変異株を迅速かつ的確に検出できる監視体制を整えています。

 変異株であっても、個人の基本的な感染予防策は、従来株と同様です。

最重点感染防止対策として、「マスクを外して会話をしない。」「マスクを外すときは、1メートル以上距離をとる。大声を出さない。」の2点について、
取り組みを徹底いただきますよう、ご協力をお願いします。

神戸市内におけるオミクロン株等の確認状況

 第6波では、感染力の強いオミクロン株により、感染が急拡大しました。
 現在、変異株は全国的にオミクロン株にほぼ置き変わっていると考えられています。

 オミクロン株は我が国で主流となっているBA.1系統(BA.1,BA.1.1)のほか、BA.2系統※、BA.3系統の3つに分類されておりますが、
現在、BA.1系統に比べて感染力が強いと言われているBA.2系統が増加傾向にあります。

(※BA.2系統の特徴についてはページ下部を参照ください。)

 そのため、神戸市健康科学研究所ではBA.2系統疑いを早期に把握できるよう、2月21日よりBA.2系統に対応した変異株ゲノムサーベイランス体制※を独自に構築しています。


 今後、BA.2系統への置き換わりが進んだ場合、感染が再拡大する可能性があると懸念されているため、引き続き感染防止対策にご協力をお願いします。

 

※BA.2系統に対応した新たな変異株ゲノムサーベイランス体制(神戸市独自)
 現状、BA.2系統の判別にはゲノム解析が必要となりますが、神戸市独自に「BA.1系統だけが持つT547K変異を検出する試薬を用いた変異株PCR検査」を実施し、

「BA.1系統でない変異株」が検出された場合には「BA.2系統疑い」として、早期検知しています。
 オミクロン株に置き換わっている現状においては、「T547K変異を持たないものは、BA.1以外のオミクロン株であるBA.2系統の可能性が高い」ことから、
このT547K変異株PCR検査により、検体搬入後1日以内にBA.2疑い株を推定することができます。(ゲノム解析の所要日数:最短2日、通常5日程度)

henikabu(PDF:244KB)
 

 
(1)T547K変異株(BA.2系統疑い)PCR検査の状況 (2月21日以降)
神戸市で「BA.2系統に対応した新たな変異株ゲノムサーベイランス体制」を構築した2月21日以降の状況をお知らせします。
発生届出日 変異株
PCR検査数
オミクロン株疑い
BA.1系統疑い BA.2系統疑い
2/21-2/27 465 448 96.3% 17 3.7%
2/28-3/6 355 328 92.4% 27 7.6%
3/7-3/13 365 322 88.2% 43 11.8%
3/14-3/20 272 209 76.8% 63 23.2%
3/21-3/27 295 161 54.6% 134 45.4%
3/28-4/3 209 89 42.6% 120 57.4%
4/4-4/10 264 100 37.9% 164 62.1%
4/11-4/17 215 41 19.1% 174 80.9%
4/18-4/24 178 20 11.2% 158 88.8%
4/25-5/1 427 28 6.6% 399 93.4%
5/2-5/8 258 9 3.5% 249 96.5%
3,303 1,755 1,548
※届出日から陽性検体回収にタイムラグがあるため、発表後も数値が更新されることがあります。
 特に、直近1週間の届出日分について、次回発表時に数値が変動する可能性があります。


 
(2)ゲノム解析の状況 (1月10日以降)
市内でBA.2系統が初めて確認された1月10日-1月16日以降の状況をお知らせします。14.8%
発生届出日 ゲノム確定件数 オミクロン株
BA.1系統 BA.2系統
1/10-1/16 350 340 97.1% 2 0.6%
1/17-1/23 405 403 99.5% 0 0.0%
1/24-1/30 519 517 99.6% 0 0.0%
1/31-2/6 467 464 99.4% 0 0.0%
2/7-2/13 427 426 99.8% 1 0.2%
2/14-2/20 346 345 99.7% 1 0.3%
2/21-2/27 265 250 94.3% 15 5.7%
2/28-3/6 226 202 89.4% 24 10.6%
3/7-3/13 210 174 82.9% 36 17.1%
3/14-3/20 197 146 74.1% 51 25.9%
3/21-3/27 174 99 56.9% 75 43.1%
3/28-4/3 147 58 39.5% 89 60.5%
4/4-4/10 179 51 28.5% 128 71.5%
4/11-4/17 153 23

15.0%

130 85.0%
4/18-4/24 107 11 10.3% 96 89.7%
4/25-5/1 97 12 12.4% 85 87.6%
4,269 3,521 733
※届出日から陽性検体回収にタイムラグがあるため、発表後も数値が更新されることがあります。
 特に、直近1週間の届出日分について、次回発表時に数値が変動する可能性があります。
※1月10日以降のゲノム確定件数のうち、オミクロン株以外ではデルタ株が確認されています。



<BA.2系統について>

 ・オミクロン株はこれまでの変異株に比べて感染拡大の速度が非常に速いとされています。
 ・オミクロン株のうち、BA.2系統については、世代時間(※1)は、BA.1系統と比べ15%短く、
 実効再生産数(※2)は26%高いことが示されていると報告されていることから、現在主流のBA.1系統よりもさらに感染力が強いと考えられています。
 ・また、重症化リスクやワクチンの予防効果については、BA.1系統と差がないと示されています。

※1 ある患者が感染してから別の人に感染させるようになるまでの時間。
※2 1人の感染者から感染が広がる人数。


(参考)BA.2系統の特徴に関する知見(厚生労働省『第76回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード』より抜粋)
  • 海外の一部地域ではBA.2系統による感染が拡大している。国内におけるオミクロン株は、当初BA.1とBA.1.1の海外からの流入がともにあったものの、その後BA.1.1が多数を占めるに至り、現在も主流となっているが、BA.2系統も検疫や国内で検出されており、現在、BA.2系統への置き換わりが進んでいる。今後、感染者数の増加(減少)速度に影響を与える可能性がある。
  • なお、BA.2系統はBA.1系統との比較において、実効再生産数及び二次感染リスク等の分析から、感染性がより高いことが示されている。BA.2系統の世代時間は、BA.1系統と比べ15%短く、実効再生産数は26%高いことが示された。
  • BA.1系統とBA.2系統との重症度の比較については、動物実験でBA.2系統の方が病原性が高い可能性を示唆するデータもあるが、実際の入院リスク及び重症化リスクに関する差は見られないとも報告されている。
  • また、英国の報告では、ワクチンの予防効果にも差がないことが示されている。
  • 英国の報告では、BA.1系統ウイルス感染後におけるBA.2系統ウイルスに再感染した事例は少数報告されているが、これらの症例の詳細についてはまだ明らかとなっていない。
 
 

オープンデータ

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