知られざる介護業界の裏側「ブラックなの?人間関係って?虐待は?」

2021.04.09

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知られざる介護業界の裏側

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一般的に介護業界のイメージはどんな感じでしょうか?

「3K」「夜勤がつらい」「ブラック」など悪いイメージが定着してしまって現在の介護業界は深刻な人手不足に陥っています💦

 

介護職に就きたい人も減っているのでしょうが、実際は介護従事者が労働環境に耐えられずに辞めていくケースが多いのが現状です。

 

私も長年、介護業界に従事して、ブラックな施設で働いた時はつらくて辞めたこともありますが、介護職自体は楽しいこともいっぱいあるし、やりがいも大きい仕事です🙆‍♀️

それなのに介護職員が足りない・・

 

ますます高齢化社会になる日本において、介護職はなくてはならない仕事なのに、なぜここまで人手不足なのでしょうか🤔

その理由についてお伝えします。

介護業界はブラックなの?

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介護業界はブラック⬛と思われがちですが、果たしてそうなのでしょうか。

 

確かにブラック企業(施設)の話はよく耳にしますが、私が10年近く介護業界にいて感じたことは、ブラック⬛とホワイト⬜の差がありすぎるということです。

 

業務がきちんとシステム化されていて職員への待遇もよい企業(施設)は、当たり前ですが、職員が元気に笑顔で働いていますし、利用者に対しても思いやりのある正しい対応ができています◎

 

一方、ブラックと言われるところは、業務内容や職務内容の分担が曖昧で、いつも楽をする人や、いつも損な役回りの人ができやすい環境です。

業務がスムーズに進まないため、必然的に残業が多くなり、不満が積もって辞めていく職員が少なくないのです💥

 

そして人手不足のためさらに激務になり職員のイライラもピークになると、いけないことと分かっていても、利用者に当たってしまう・・という悪循環に陥るのです。

 

こういった悪循環は、決して職員だけの責任ではなく、経営側の問題、特に経営者の考え方に大きく左右されるのだと思います。

施設の経営者は介護の現場経験がない人が多く、現場からの通り一遍の報告を鵜呑みにし、実際にどんな介護が行われ、利用者がどんな様子なのか把握していないのです🤷‍♀️🤷‍♂️

忙しさでいつもイライラの職員たち

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前述したように、ブラックな施設では慢性的な人手不足による負担と、会社に対する不満で、職員が険しい顔でバタバタと走り回り、時には大きい声で怒鳴ったりしている姿を見ます💥

 

私も一度そのような施設で働いたことがありますが、職員はみんな余裕がなくギスギスした雰囲気で、自分のミスは人のせいにするし、人のミスは必要以上に責めるといった職場でした😨

 

きっと一人一人は悪い人ではないのかもしれませんが、日常的にイライラが募ると、それが皆に連鎖するのだと思います。

そして、そのイライラが利用者に向けられて、乱暴な言動になるのです💦

 

外部の人が見たらびっくりするような対応でも、職員の中では「普通」のことになってしまう。私はこれを「心の麻痺」と呼んでいました。

 

私は絶対に流されない!と気持ちを強く持って、自分の「介護理念」に従って日々勤めていました。

 

しかし、職員たちの「心の麻痺」は酷くなり、利用者の環境は悪化するばかりでした⚡

そして私はその後、施設内での日常的な高齢者虐待を目の当たりにしたのです。

エスカレートする虐待

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介護施設・事業所での高齢者虐待は年々増加していて、高齢化社会において、これは益々増え続けると言われています。

虐待が起こる背景は、慢性的な人手不足が一番の要因だと思いますが、もう一つの大きな要因に「介護職員の教育不足」があります👩‍💻💦

 

厚労省の介護施設に対するアンケートでは、「なぜ虐待が起きるのか?」という質問に、最も多いのが「人手不足」、次が「教育不足」となっています。

 

利用者に対する接し方や、利用者の病気、状態などが学べないまま忙しい現場に入り、ストレスを溜めて、虐待という方法でストレス発散してしまうという悪循環が起きるのです😣

高齢者虐待には特徴があり、介護度が高いほど虐待を受けやすく、また虐待を受けた高齢者の84%に認知症の症状が見られるというデータもあります。

認知症の症状はさまざまで、進行すると問題行動や感情の制御ができなくなるので、意思の疎通が難しくなります😔

そのため、職員はイライラし、自分の感情が抑制できずに手が出てしまったり、放置したりするのです。

 

私が実際に目撃した虐待は、やはり認知症の利用者ばかりでした。

虐待するのはYさんという50代の職員で、この施設で10年も働くベテラン介護士でした💪

夜勤は忙しいから嫌いらしく、いつもイライラしていましたが、ご家族が面会に来るとニコニコと感じ良く対応するのです。

夜勤では、認知症の人が何度も起きたり、騒いだりと問題行動が多いのですが、Yさんは、落ち着かせようとするどころか、わざと暴言を吐いたりおちょくったりして利用者を怒らせ、さらに騒がせるのです😱

オムツ交換では、騒ぐ利用者のお尻や太ももをつねるので、利用者はいつもどこかしらにアザができていました。

そしてついにYさんは信じられない行動に出ます。

 

利用者を車イスに乗せ、落ちないように身体を帯で縛り付けると、車イスを押して長い廊下を猛ダッシュしたのです!

廊下の端まで走り、壁ギリギリで急ブレーキをかけました👩‍🦽💨💨

利用者はその間中、手を振り回し泣き叫びました。

車イスでスピードを出される恐怖は相当なのです😖

 

当時私は新人でしたが、さすがに我慢できることではありませんでした。

駆け寄って、「Yさん!これは立派な虐待ですよ!報告します!」と言いました。するとYさんは「まだあなたはわからないかもしれないけどね、この人はこのくらいやらないと分からないし寝ないの!」と怒鳴ったのです。

私はこの行為を許すことはできないと思い、施設長、社長に報告しました📣

まさか衝撃的な言葉を耳にするとは思いもせずに・・・

施設長は言いました「いや~Yさんは最初から働いてくれている職員だし、一番ここのことを分かっている人だから辞めてもらうわけにはいかないよ~、それにYさんがいなくなったらYさんを信頼しているご家族が利用者を他へ移したら困るしね」と💦

別に辞めさせて欲しいわけではなく、注意とか指導とか何らかのアクションがあるものだと思っていたので、私は上の人たちに対しても失望し、不信感でいっぱいになりました😨

 

こういった施設や事業所の利己的で利益優先の考えが、虐待を助長しているところもあると思います。

 

今回は「知られざる介護業界の裏側」をお伝えしましたが、あくまでもこれは少数の話で、介護施設がみんなこういったところではありません。

ほとんどの施設はしっかりした体制で経営されていますので誤解しないで頂きたいと思います。