【妄想】女子校男子 web小説「男女差別禁止法」をもとに
渡されたズボンを見ると、股上がウエストまである。しかも、ベルトで止めるのでなくスカートのように横のホックとボタンで止める構造になってる。一番の問題はチャックだ。普通のズボンと違い、横に付いている。
続
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2:56 PM · Jun 15, 2020
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「チャックが前でないすけど?」
「そうよ、前でも横でも一緒でしょ」
さも、当たり前の口振りでミドリが答える。
女子はチャックが前でも横でも変わらないが、男は小用を足す時、大事な物が出せないので困る。
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だが、寮母のミドリが平然と言った。
「この学校では男子用トイレは有りません。従って、立って用を足すことは出来ないので必要有りません。」
「何故かと言いますと、白鳥女子高校の生徒が、道ばたで立って用を足すことが絶対にないように、あらゆる機会を通じて習慣づけるためです」
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皆、唖然とした顔になる。
次に、セーラー服が渡された。
「エー!」「そんな!」
「こ、こ、これを着るんですか?」
「そうよ、早くしなさい」
「でも・・・」
「何をためらっているの?セーラー服は水兵服よ。男子が着て何が悪いの?」
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「いまさら何言っているの?入学早々、伝統ある制服が着られないという生徒は初めてです!着られないなら退学していただきます!」
普通に考えたら、たとえ上衣だけであっても、女子と同じセーラー服は恥ずかしくて着られない。愛太達は、儀式の時だけ我慢すればと思い、セーラー服を片手にとった。続
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学生服と違い、セーラー服は袖口をホックで留め、横のファスナーで体にフィットするようになっている。
セーラー服を着ると、何か体が締め付けられるような感じを受けた。鏡を見ると、同じ濃紺のズボンとよく似合っている。
半分少年の美少女が4人も誕生した。ミドリは満足そうに眺めている。
続く
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入学式の当日、4人は何も喋らず下向きかげんに、寮から1kmの距離にある学校まで歩いた。
4人の恰好は、ズボンをスカートに変えれば何処から見ても白鳥女子高校の制服と同じになる。
寒冷地の女子学生は、この恰好で通学している。
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入学式
校長「特に、今年から入学した男子生徒は・・・」
男子生徒と言った時に、少しざわめきがあった。
周りの女子生徒が、コソコソと話をしている。
「男子は4人だけね?」
「可愛い子ね」
「ほんと、恰好が恰好だから、女の子と言っても分からないわね」
「ほんと、食べちゃおかな!」
「うふふ」
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そう言って4人を見ている。
愛太はうつむきかげんでブツブツ言っている。
「何でこんな服を着なければならないんだ」
そう言いながら横を見る。そばには同じ恰好した男子学生が3人いる。もし、自分一人しかいなければ逃げ出していたかもしれない。
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式が終った。男子生徒は2人ずつに分かれた。愛太と優一は、女生徒35名と一緒に、自分のクラスに入った。
昨日着たときはそんなに思わなかったが、座ると下半身が見えないため、上下ともセーラー服を着ているとしか見えない。もし、髪型を変えたら、男子だとは絶対思われない。
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