映画「ドライブ・マイ・カー」が広島ロケということでも話題となりましたが、7月にはオール広島ロケの映画が公開されます。
5月7日に一足早く関係者向けに試写会が開かれました。
集まったのは広島で開かれたオーディションで選ばれ映画に出演した子どもたちです。
出演した子ども「めっちゃドキドキしてます。どんな仕上がりになったか」
出演した子ども「自分がうまくセリフを言えていればいいなと思います」
オール広島ロケで制作された「こちらあみ子」。
広島市出身の芥川賞受賞作家今村夏子さんのデビュー作を映画化したもので、広島に暮らす少し風変りで純粋な少女の見る世界を描きます。
呉の廃校となった小学校や太田川など県内の様々な風景の中、あみ子の物語が繰り広げられます。
森井勇佑監督「個人的には人生で一番楽しかった。今回は特に色、場所の持っている色・においが決め手になっていった。子どもたちが生き生きとしているところを捉えたかったので(映画を)見てると僕は元気になる。元気になっていただきたい」
あみ子を演じた大沢一菜さん「あみ子を演じてすごく楽しかったし、撮影裏でもみんなで仲良くできて本当に楽しくてこんなことあるのかと思いました」
映画には県内を中心におよそ250人の子どもたちが出演しています。
出演した子ども「明るくできるように頑張ったけど、周りから見られるのがちょっと緊張しました」
親「感動して見てる最中も泣いてしまった。子どもが見る目線と大人が見る目線、見る人の環境で感じ方が違うのではないかと思う作品でした」
映画「こちらあみ子」は7月8日から全国の映画館で公開されます。