夫・國光吟(あきら)氏(38)と、都内のワンルームマンションで暮らす小林麻耶(42)。今度は広告収入を得てきたはずの「アメーバブログ」に喧嘩を売り、ますます孤立状態に陥ったかに見える。そんな中、彼女が「スポンサー」と呼ぶ人物が――。
3月下旬以降、麻耶が市川海老蔵(44)を〈許さない〉などとする発信の舞台になってきたのが、アメブロだった。だが、4月一杯でアメブロでの投稿を休止することを発表。その理由について、〈なぜブログの個人収入を減らされるのでしょうか〉と綴っている。
「アメブロはアクセス数に応じ、ブロガーに広告収入が支払われる仕組みです。國光氏は、月間アクセス数が自身は7000万だったのに対し、麻耶は2.7倍の1億9000万と明かしました。ところが収入は約2倍に留まり、アクセス数と収入の割合が噛み合わないと主張。アメブロ側がアクセス数を“改ざん”したと訴えたのです。さらに、アメブロ側がわざと応援コメントを削除しているなどとも訴えました」(芸能記者)
アメブロに〈お金を搾取されている〉と綴った國光氏は運営会社・サイバーエージェントの藤田晋社長を名指しし、こう訴えた。
〈麻耶ちゃんと僕に謝罪と慰謝料をお支払い下さい〉
夫妻の主張は事実なのか。サイバーエージェントは次のように回答した。
「アクセス数を改ざんしたり、収入を減らした事実は一切ございません。弊社で応援コメントを削除したといった事実はございません」
“朝まで謝罪”の現場にも同席
アメブロと訣別した二人がいま、主な発信の場としているのがメディアプラットフォーム「note」だ。アメブロと同様に文章や写真を投稿できるサービスで、月額550円の定期購読ブログ「幸せ数秘MAYA部長」を運営している。ただ、海老蔵批判は鳴りを潜め、もっぱら“愛”についての持論を展開していた。
〈愛あふれる♥日本にする事JP/愛有る人が♥しあわせに生きていける国を創る事〉
そのために必要なのが、國光氏が行う「オメガヒーリング」なる施術だという。
〈オメガヒーリングはしあわせになる愛の魔法だね♥♥♥〉
前出の芸能記者が言う。
「國光氏が認めれば、noteの読者も施術を行う『オメガヒーラー』になれると主張。5月3日時点で約300人を認定したといいます。アメブロを休止して以降、スピリチュアルさが一層色濃くなっています」
彼女にとって、このnoteの定期購読料が、現在の主な収入源と言われる。
「記事に『いいね』を押した人数から推定すると、購読者数は少なく見積もって200人程度。定期購読ブログの場合、手数料を除き、投稿者の取り分は8割です。麻耶さんの場合、単純計算で月収は8万8千円となる。購読料とは別に、読者が投稿者に直接お金を寄付できる『サポート機能』もありますが……」(note関係者)
だが実は、そんな麻耶が〈スポンサー〉と呼んで、すがってきた男性がいる。アメブロでも〈“うっちーさん有難う御座います”〉と題し、以下のように綴っていた。
〈スポンサーになってくださり、いつも愛溢れるご支援をありがとうございます♥/そしてあきら君の愛妻である私にもどんなときも優しくしてくださり有難うございます♥〉
彼らを〈支援〉する〈うっちーさん〉とは一体、何者なのか。
「神奈川で広告関係企業や、町起こしのためのNPO法人を運営するA氏(42)です。HPなどによれば、ソニーなど大手企業のPRに携わるほか、地元自治体と協力してワークショップや異業種交流会などを手掛けている。10年ほど前にはマツコ・デラックスがMCを務める番組で、モデルやパフォーマーのキャスティングをしていたこともありました」(A氏の知人)
20代の頃、ニューヨークでブレイクダンサーとして活動していたA氏。交流があった格闘家の山本“KID”徳郁が経営するジムで、ダンスレッスンをしていたこともあったという。
麻耶夫妻との縁を繋いだのもダンスだった。
「高校卒業後、EXILEのバックダンサーをしていたと自称する國光氏とは古くからのダンス仲間で、5年前には一緒にエジプト旅行もしていた。ほぼ同い年の麻耶さんとは結婚後に知り合ったそうです」(同前)
今では、麻耶との関係も非常に深いと見られる。4月6日には、夫妻揃って都内のステーキハウスでA氏の誕生日会を開催。さらに、麻耶はいじめ問題を解決するNPO法人の設立を目指していると主張するが、その設立に際しても〈準備を進めてくれている〉などと國光氏が綴っている。
「A氏も自らのSNSで〈あきらが、麻耶ちゃんを洗脳してるみたいな報道が、ちょこちょこ出るんだが、何を根拠に洗脳なのかが毎回疑問やで〉と“援護射撃”をしていました」(同前)
それだけではない――。
A氏は“あの現場”にも姿を見せていたのだ。3月31日、夜10時半過ぎから麻耶と國光氏への謝罪に臨んだ海老蔵。話し合いは夜通し約6時間に及んだが、“立会人”として同席していたのが、A氏である。
海老蔵は小誌の直撃取材に「立会人と言っていましたが、よく分かりません」と語っていたが、A氏の存在で3対1の構図が作り出されたのは事実。そして彼が「そろそろ」と促したことで、“朝まで謝罪”は終わりを迎えたのだった。
海老蔵の子供とハロウィンを
A氏に話を聞いた。
――週刊文春です。
「フフフ、はい(笑)」
――なぜ謝罪現場に?
「ごめんなさい。答えらんなくて」
――國光氏との出会いは?
「あきらは長いですよ」
――EXILEのバックダンサー時代から?
「あの時代じゃないですよ。もうちょい後かな。彼がダンスやっている時に僕もやっていて。僕はニューヨーク行ったりとか、直接後輩じゃなかったですけど」
――スポンサーとは?
「それも言えないんで(笑)」
――生活の支援を?
「いや、そういうわけじゃなくて。ごめんなさい!」
A氏の支援も得て、國光氏とのスピリチュアルな世界に没入する麻耶。だが、彼女が“元の姿”に戻った瞬間がなかったわけではない。海老蔵も以前、周囲にこう漏らしていたという。
「洗脳が解けた瞬間もあったんです。その時はホッとしました」――。
麻耶の知人が語る。
「二人は昨年4月、一度離婚しました。今でこそ離婚中も〈魂の夫婦〉だったと主張していますが、当時は姪の麗禾(れいか)ちゃんや甥の勸玄(かんげん)君とハロウィンを楽しむ様子を自らのブログに投稿し、海老蔵一家とも和気藹々としていた。昨秋には舞台出演やフリーペーパーのインタビュアーの仕事が決まるなど、公私ともに安定し始めていました。皆『以前の彼女が戻ってきた』と安心しつつあったのです」
しかし、それは束の間の幸福だった。今年3月28日には、麻耶は國光氏との再婚を発表。海老蔵や実母、そしてアメブロへの批判を強めていったのだった。
「洗脳が解けた」
海老蔵が再びそう言える日は、まだ来ない。
source : 週刊文春 2022年5月19日号