挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
ブックマーク登録する場合はログインしてください。
おかしな転生 作者:古流 望

第32章 スイーツと冷たい関係

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
360/360

359話 凱旋の歓迎と両親の語らい

 汗ばむ季節となった黄上月。

 神王国王都のモルテールン家別邸では、領主夫妻が久方ぶりに語らいの時間を持っていた。

 神王国でもおしどり夫婦で知られるモルテールン夫妻。夫カセロール=ミル=モルテールン子爵と、妻アニエス=ミル=モルテールン子爵夫人の二人。

 毎日それぞれに忙しくしている二人が時間を共にするのは、情報共有の為。

 今回は、特に重要な情報をカセロールが持ってきていた。


 「アニエス、今少し良いか?」

 「ええ、大丈夫よあなた」

 「悪いが、いつもの場所じゃない。仕事部屋に来てくれ」


 夫が妻を誘ったのは、執務室。

 防音、防諜、防魔法対策が完璧に為されているモルテールン子爵家自慢の部屋だ。この中で会話したことは、中にいた人間が漏らさない限りはまず外には漏れない。

 貴族街の端に建てられているのがモルテールン家王都別邸ではあるが、この執務室に掛けられているお金だけで近所のお屋敷を向こう三軒まで買えるぐらい掛かっている。リフォームに携わった工務店が、貴族を専門としているにも関わらず代金支払いでビビったほどだ。

 モルテールン家が儲かっていることを何より如実に表す部屋であり、見栄に金を使うよりも実利実益を優先する家風を象徴する部屋でもあった。

 見た目だけならば普通の執務室にしか見えないのに、他の部屋よりも壁が五倍は分厚い為、外から見るよりは狭い室内。


 「たまには私が淹れようか」


 執務室には給湯スペースも付設しているが、今は大事な話だからと人払いをしている。

 いつもは妻がお茶を淹れてくれるのだが、たまにはよかろうとカセロールがお茶を準備する。

 元々貧乏所帯だったモルテールン家。何でも自分でやるのが普通なのだ。

 とりわけ紅茶に関しては社交にも関わる為、カセロールも一通りの知識は持っている。


 「美味しいわね」

 「そうか。茶葉を変えたんだ。気に入って貰えてよかった」


 夫が淹れたお茶を、美味しいと褒める妻。

 愛妻の言葉に、頬が緩むカセロール。


 「あなたの淹れたお茶も久しぶりよね。腕前が落ちてないのは喜ぶべきことかしら?」


 昔はもっと頻繁にカセロールがお茶を淹れていた。

 もっとも、その時は領外からの輸入品の紅茶では無く、モルテールン産の豆茶やハーブティーだったが。


 「騎士がお茶の腕前を褒められるというのもどうなんだろうな。嬉しい気もするが、外で披露する機会も無い。こうしてお前と飲むときぐらいだろう」

 「いつでも淹れてくれていいのよ?」

 「そうは言っても、体面もある。第一、お茶を淹れるのはペイスの方が上手い」

 「あの子は別枠よ」


 二人は、しばしお茶を楽しむ。

 久々に優雅な時間を過ごし、雑談に興じる。


 「そうそう、そのペイスだが……戻ってくるぞ」

 「まあ、そうなの?」


 アニエスは夫の言葉に顔を綻ばせる。

 ここ最近は夫も仕事で忙しくしており、またアニエス自身も社交に慌ただしい日々を送っていた。

 時間が飛ぶように流れていく中、愛する息子と久しぶりに会えるというのは朗報である。

 そもそも、ペイスは既に成人していて立派な大人として扱われているのだが、年はまだ12かそこら。成長の早い女の子を既に五人嫁に出した二人からすれば、まだまだ可愛い子供。


 「あの子はちゃんとやるべきことを出来たかしら」

 「その心配は要らない。むしろ、やりすぎる心配をするべきだな」

 「まあ」


 夫婦は、互いに莞爾と笑う。

 彼らが愛する嫡男は、非常に優秀である。自他ともに認める才子であり、神王国が誇る次世代の麒麟児。

 愛息の天才っぷりを誰よりも信じ、親馬鹿の名を恣にする父親にとってみれば、妻の心配は無用なことと笑い飛ばすもの。

 今までもそうだった。仮に問題が起きようとて、問題を解決できなかった試しがない。むしろ、解決方法が斜め上に飛躍しすぎており、周りが振り回されることの方が多かった。

 今回、王子殿下のお声がかりという大変に名誉な状況で、外国に友好使節の一人として出向いてる。きっと、友好という目的は十全に果たされた上で凱旋してくることだろう。

 本気で、やり過ぎないことを心配するカセロール。


 「私も報告を聞いているが、既に幾つかやらかしている」

 「そうなの?」


 夫は、深く頷いた。

 報告を聞くだけでも溜息の出そうな状況を、思い出したからだ。


 「ああ。あいつがヴォルトゥザラ王国に行ってから、向こうの貴族と我が国の商会が一つ、破産しているのは聞いているか?」

 「聞いたような、聞いていないような」


 アニエスは、夫の言葉から記憶の隅に聞き覚えがあるような感覚を覚えた。

 彼女は常日頃、モルテールン家の細君(さいくん)として社交を行っている。有閑マダムたちの相手をすることも有れば、夫に付き添って子爵婦人として振舞うことも多い。

 基本的に人付き合いを円滑に回すのがアニエスの仕事と言える。

 色々と集めた噂話の一つが、確かそのような話であったと思い出した。


 「ペイスがやらかして、荒稼ぎしたという報告だな」

 「そうなの」


 ペイスのやらかしたことを羅列していくなら、ヴォルトゥザラ王国について早々に龍の素材を巡る陰謀を暴き、更にはそれを逆手にとって経済戦争を仕掛け、神王国で暗躍していた大商会を、完膚なきまでに叩き潰して破産させている。

 そのついでとばかりに、ウロチョロと暗躍していた教会の一部勢力から間接的にごっそり金を巻き上げ、ヴォルトゥザラ王国の大貴族に対しても同じように経済的な痛打を与えている。

 これなどはボンビーノ家と協力してのことであったが、頼もしいというべきかやりすぎというべきか。実に悩ましい。

 取りあえずは、頼もしいと考えていた方が精神衛生上良さそうだと、夫婦は結論付ける。


 「そして、王子殿下を補佐し、ソラミ共和国との秘密裏の協定を結んでいる」

 「ソラミ共和国?」

 「聞かない名前だろう」

 「そうね」


 アニエスは、聞きなれない国名に首をひねった。

 カセロールの傍にあり、貴族女性としては割と諸外国の情勢にも通じている彼女だが、やはり新興で神王国と縁のない国名までは分からない。

 現代で言うなら、日本人の一般的な人々が、中欧諸国やアフリカ諸国の国名を詳細に覚えていないようなものだ。

 隣国の大国であったり、或いは遠方でも聞き馴染みのある国ならば知っている人も多かろうが、馴染みの無い国であれば聞かれて答えられる人間が五%に満たないような国も有る。

 ソラミ共和国もこの類だ。

 アニエスのように一般的な常識しか持たない女性であれば、まず知らなかったとしても不思議はない。

 だが、今後はそうもいっていられない。

 カセロールはある程度をペイスからの報告で知っているが、今後はこのソラミ共和国は戦略的に重要な立ち位置になる可能性を秘めている。

 国軍内部にかなりの影響力を持ち、国政全般にも少なからぬ発言力を有するモルテールン子爵家。その奥を取り仕切る女性として、是非とも知っておいてもらわねばならぬとカセロールは説明を続ける。


 「この国から遠いところにある、新興の国だそうだ」

 「あら、そうなの」


 ソラミ共和国との友好親善に際しては、これまたペイスの周りではひと騒動起きている。

 先方の使節団団長が、こともあろうにモルテールン家の従士家の娘であるルミニートに公開プロポーズをかましたのだ。

 八方丸く収めるためにペイスも奮闘したのだが、その際のすったもんだは、報告を読んでいても胃潰瘍がお得なバリューセットでやってきそうなものである。


 「まあ、そのおかげであの二人が結婚したんだがな」

 「そうでしたね。あの二人」


 アニエスたちのいう二人とは、先のルミニートと、もう一人。ルミと同じく従士の子であり、ペイスにとっては幼馴染となる青年、マルカルロ。

 ルミとマルクの二人の結婚は、彼らを小さい時から知るモルテールン夫妻にとってもほほの緩む慶事であろう。

 あのやんちゃだった二人が、いよいよもって所帯を持つというのだ。時の流れのなんと早いことか。

 ついこの間赤ん坊だった気もするが、今では二人が結婚である。

 自分たちが老け込むわけだと、夫婦でしみじみと時の流れを噛みしめた。


 「そういえば、引率していた学生たちも大いに頑張っていたらしい。ルミとマルクも含めて、ヴォルトゥザラ王国のことをかなり深く学んできたと報告にあった」

 「お勉強を頑張ってきたのね。ペイスちゃんも勉強していたのかしら?」

 「あいつに今更何を教えるのかという気もするが、手ぶらで帰ってくることは無いだろうよ。昔から、抜け目のない子だからな」

 「ふふふ、そうね」


 くすりと笑うアニエス。

 ペイスは昔から手のかからない。いや、普通の子供ならば手のかかるところでは楽の出来た賢い子だった。

 自分たちが教わることも多く、放っておいても勝手に勉強するような子供である。

 少なくとも、勉強と嫁入り修行の苦手だった末娘のジョゼフィーネや、勉強させてあげる余裕も無かった長女のヴィルヴェとは全く違っていた。


 「聞けば、ヴォルトゥザラ王国の家畜の世話を習得したらしいぞ。ルミやマルクもしっかりと学んだから、期待しておいてほしいと報告があった」

 「まあ」

 「あの国では、馬以外にも駱駝という動物に乗って戦うらしい。モルテールン領の内地には向いているかもしれないから、何とか手に入れられないか探ってみるようなことが書かれていたな」

 「らくだ……どんな動物なのかしら」

 「馬並みに大きい体をしていて、背中にこぶが有るらしい」

 「想像もつかないわ」


 学生たちが学んだ技術の一つは、ヴォルトゥザラ王国の家畜飼育について。

 とりわけ、駱駝についてはかなり実践的な知識を身に着けてきている。

 明日から駱駝の世話をしろと言われても、まず最低限のことが出来る程度には学んできた。

 ヴォルトゥザラ王国についていった学生たちにとっては、貴重な経験となることは疑いようもない。

 ましてや、元々砂漠に毛が生えた様な乾燥地帯だったモルテールン領の従士ならば、駱駝の扱い方を学んでおいて損は無いだろう。

 ルミやマルクの価値が高まるのは、主家としては鼻が高い話である。


 「これだけ成果をあげて帰ってくるんだ。盛大に祝ってやらないとな」


 カセロールは、鷹揚に頷いた。


最新刊

おかしな転生XX スイーツは春を告げる


令和4年5月10日発売

分量たっぷりで読み応えのある書下ろし

Webでは描き切れなかった後日談や、意外なあの二人の甘酸っぱい関係が垣間見える書下ろしとなっています。


おかしな転生のオーディオブックも同時発売。

声優・長谷川玲奈さんによる朗読は必聴。

私も拝聴しましたが、キャラクターの演じ分けや情景の表現が素晴らしいです。

ペイスがより可愛らしく思えました。


同月にはコミックス最新刊も発売。

決闘大会の結末や如何に!!

もう青春をニヤニヤしながら眺められる巻で、大変によいと太鼓判を押しておきます。


グッズもあります。

ハーブとベリーを一から育てようという、おかしな転生らしい育成キット。

…頭がおかしげふげふ


TOブックスのオンラインストアで販売中ですので、是非ともよろしく。

http://www.tobooks.jp/sweets/

  • ブックマークに追加
ブックマーク登録する場合はログインしてください。
いいねをするにはログインしてください。
ポイントを入れて作者を応援しましょう!
評価をするにはログインしてください。
表紙絵

感想を書く場合はログインしてください。
イチオシレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全600部分)
  • 33320 user
  • 最終掲載日:2022/01/28 00:00
レジェンド

東北の田舎町に住んでいた佐伯玲二は夏休み中に事故によりその命を散らす。……だが、気が付くと白い世界に存在しており、目の前には得体の知れない光球が。その光球は異世//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全3191部分)
  • 28966 user
  • 最終掲載日:2022/05/11 18:00
異世界食堂

しばらく不定期連載にします。活動自体は続ける予定です。 洋食のねこや。 オフィス街に程近いちんけな商店街の一角にある、雑居ビルの地下1階。 午前11時から15//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全127部分)
  • 26160 user
  • 最終掲載日:2021/05/08 00:00
本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~

 本が好きで、司書資格を取り、大学図書館への就職が決まっていたのに、大学卒業直後に死んでしまった麗乃。転生したのは、識字率が低くて本が少ない世界の兵士の娘。いく//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全677部分)
  • 28042 user
  • 最終掲載日:2017/03/12 12:18
公爵令嬢の嗜み

公爵令嬢に転生したものの、記憶を取り戻した時には既にエンディングを迎えてしまっていた…。私は婚約を破棄され、設定通りであれば教会に幽閉コース。私の明るい未来はど//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全265部分)
  • 27064 user
  • 最終掲載日:2017/09/03 21:29
ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えればた//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全439部分)
  • 33931 user
  • 最終掲載日:2022/04/16 18:00
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全286部分)
  • 32985 user
  • 最終掲載日:2015/04/03 23:00
異世界転移で女神様から祝福を! ~いえ、手持ちの異能があるので結構です~

 放課後の学校に残っていた人がまとめて異世界に転移することになった。  呼び出されたのは王宮で、魔王を倒してほしいと言われる。転移の際に1人1つギフトを貰い勇者//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全311部分)
  • 26797 user
  • 最終掲載日:2022/05/10 00:00
Knight's & Magic

メカヲタ社会人が異世界に転生。 その世界に存在する巨大な魔導兵器の乗り手となるべく、彼は情熱と怨念と執念で全力疾走を開始する……。 *お知らせ* カクヨムにも//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全199部分)
  • 27571 user
  • 最終掲載日:2022/04/20 16:52
異世界薬局(EP4)

西暦20XX年。研究一筋だった日本の若き薬学者は、過労死をして中世ヨーロッパ風異世界に転生してしまう。 高名な宮廷薬師を父に持つ十歳の薬師見習いの少年として転生//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全142部分)
  • 27653 user
  • 最終掲載日:2022/04/11 21:23
アラフォー賢者の異世界生活日記

 VRRPG『ソード・アンド・ソーサリス』をプレイしていた大迫聡は、そのゲーム内に封印されていた邪神を倒してしまい、呪詛を受けて死亡する。  そんな彼が目覚めた//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全236部分)
  • 31222 user
  • 最終掲載日:2022/05/10 00:00
転生貴族の異世界冒険録~自重を知らない神々の使徒~

◆◇ノベルス6巻 & コミック5巻 外伝1巻 発売中です◇◆ 通り魔から幼馴染の妹をかばうために刺され死んでしまった主人公、椎名和也はカイン・フォン・シルフォ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全230部分)
  • 31118 user
  • 最終掲載日:2022/01/26 22:01
人狼への転生、魔王の副官

人狼の魔術師に転生した主人公ヴァイトは、魔王軍第三師団の副師団長。辺境の交易都市を占領し、支配と防衛を任されている。 元人間で今は魔物の彼には、人間の気持ちも魔//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全415部分)
  • 25366 user
  • 最終掲載日:2017/06/30 09:00
聖女の魔力は万能です

二十代のOL、小鳥遊 聖は【聖女召喚の儀】により異世界に召喚された。 だがしかし、彼女は【聖女】とは認識されなかった。 召喚された部屋に現れた第一王子は、聖と一//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全167部分)
  • 25308 user
  • 最終掲載日:2022/03/21 06:00
【アニメ化企画進行中】陰の実力者になりたくて!【web版】

【web版と書籍版は途中から大幅に内容が異なります】  どこにでもいる普通の少年シド。  しかし彼は転生者であり、世界最高峰の実力を隠し持っていた。  平//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全204部分)
  • 25327 user
  • 最終掲載日:2021/03/05 01:01
私、能力は平均値でって言ったよね!

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。  自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全560部分)
  • 30298 user
  • 最終掲載日:2022/04/26 00:00
とんでもスキルで異世界放浪メシ

❖❖❖オーバーラップノベルス様より書籍11巻まで発売中! 本編コミックは8巻まで、外伝コミック「スイの大冒険」は6巻まで発売中です!❖❖❖ 異世界召喚に巻き込ま//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全615部分)
  • 42315 user
  • 最終掲載日:2022/05/10 00:10
神達に拾われた男(改訂版)

●2020年にTVアニメが放送されました。各サイトにて配信中です。 ●シリーズ累計250万部突破! ●書籍1~10巻、ホビージャパン様のHJノベルスより発売中で//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全271部分)
  • 33284 user
  • 最終掲載日:2022/05/10 16:00
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全304部分)
  • 38796 user
  • 最終掲載日:2020/07/04 00:00
賢者の孫

 あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。  世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全293部分)
  • 30325 user
  • 最終掲載日:2022/03/22 12:19
真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました

 勇者の加護を持つ少女と魔王が戦うファンタジー世界。その世界で、初期レベルだけが高い『導き手』の加護を持つレッドは、妹である勇者の初期パーティーとして戦ってきた//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全177部分)
  • 25368 user
  • 最終掲載日:2021/11/17 13:40
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全206部分)
  • 39045 user
  • 最終掲載日:2020/11/15 00:08
デスマーチからはじまる異世界狂想曲( web版 )

2020.3.8 web版完結しました! ◆カドカワBOOKSより、書籍版24巻+EX2巻+特装巻、コミカライズ版13巻+EX巻+アンソロジー発売中! アニメB//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全707部分)
  • 34971 user
  • 最終掲載日:2022/05/08 18:00
ヘルモード ~やり込み好きのゲーマーは廃設定の異世界で無双する~

山田健一は35歳のサラリーマンだ。やり込み好きで普段からゲームに熱中していたが、昨今のヌルゲー仕様の時代の流れに嘆いた。 そんな中、『やり込み好きのあなたへ』と//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全513部分)
  • 26196 user
  • 最終掲載日:2022/05/11 18:00
望まぬ不死の冒険者

辺境で万年銅級冒険者をしていた主人公、レント。彼は運悪く、迷宮の奥で強大な魔物に出会い、敗北し、そして気づくと骨人《スケルトン》になっていた。このままで街にすら//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全662部分)
  • 25284 user
  • 最終掲載日:2021/06/24 18:00
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~

地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。 運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。 その凡庸な魂//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全416部分)
  • 31105 user
  • 最終掲載日:2022/02/28 20:00
転生して田舎でスローライフをおくりたい

働き過ぎて気付けばトラックにひかれてしまう主人公、伊中雄二。 「あー、こんなに働くんじゃなかった。次はのんびり田舎で暮らすんだ……」そんな雄二の願いが通じたのか//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全549部分)
  • 36465 user
  • 最終掲載日:2022/05/05 16:00
異世界のんびり農家

●KADOKAWA/エンターブレイン様より書籍化されました。  【書籍十二巻 2022/03/31 発売中!】 ●コミックウォーカー様、ドラゴンエイジ様でコミカ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全733部分)
  • 34472 user
  • 最終掲載日:2022/05/01 22:56