【2022年】エアコンのおすすめ人気ランキング10選

適用畳数は、たとえば「6～8畳」のように幅を持たせた記載方法が一般的。この場合、木造住宅は6畳、鉄筋住宅は8畳の広さに対応することを意味しています。

基本的には記載の畳数どおりに選べば問題ありません。注意すべき点としては、冷房よりも暖房のほうがパワーを必要とするため、冷房だけでなく暖房も適用畳数を満たしているかを忘れずに確認しましょう。

設置する部屋によって、エアコンを使用する時間やシチュエーションが異なるため、重視すべき機能にも少し違いがあります。

リビングは人が集まって長時間過ごす場所。快適さを求める反面、電気代も気になりますよね。家電製品は高性能なものほどコストがかかるイメージがありますが、実はエアコンの場合はそうでもありません。

高性能なセンサーがあれば、人がいる場所をピンポイントで冷やすなど効率的な運転が可能。部屋や人の温度を監視して快適な温度を保つので、冷暖房の運転時間が短く電気代も抑えられる傾向にあります。

寝室用なら、除湿機能の違いをチェックしましょう。除湿には弱冷房除湿と再熱除湿の2種類があります。弱冷房除湿は除湿しながら温度も下げる一方、再熱除湿は室温を保ったまま除湿をすることが可能。寝ている間の冷えすぎが気になる人は、再熱除湿方式がおすすめです。

子ども部屋に設置する場合は、「エアコンの運転音が気になって勉強に集中できない」という事態を避けるために、できるだけ静音のものを選ぶとよいでしょう。日常生活で望ましい範囲とされている、運転音（dB）が60dB未満のモデルがおすすめです。

真冬の気温が-10℃を下回るような寒い地域に住んでいる人には、寒冷地用エアコンがおすすめ。

寒冷地エアコンは、室外機に除霜用のヒーターが搭載されていたり、より強力なコンプレッサー（空気圧縮機）を内蔵していたりと、真冬でもエアコン本来のパワーを発揮できるように工夫して作られています。

ダイキン・日立・三菱・パナソニック・富士通ゼネラルなどの主要メーカーから販売されているので、選択肢が少ないということもありません。ぜひ「寒冷地仕様」の記載を探してみてください。

省エネ性能を確認する際は、緑色の「統一省エネラベル」をチェックしましょう。

省エネ基準達成率はパーセンテージと星の数で表され、星が多いほど省エネ性能が高いことを示します。星4つ以上であれば、かなり省エネ性に優れているといってよいでしょう。

また、下のほうに書かれている「目安電気料金」も参考になります。エアコンの場合は、5月から10月の冷房期間と11月から4月の暖房期間にそれぞれ1日18時間運転した場合の想定金額が記載。約1万円の差があることもあるので、そちらもあわせて確認しましょう。

機種によって付加機能もさまざま。あると便利な機能を選んで、エアコンを使いこなしましょう。

「不要では？」という意見も多い、自動掃除機能。たしかに自動掃除機能付きのモデルでも2〜3年に1回は業者にクリーニングを依頼する必要があり、内部構造が複雑なためクリーニング料金が高くなりやすいという面も...。

しかし、性能のよい商品を選べば手入れの手間を減らすことは可能です。たとえば、基本的にフィルターの手入れが不要になる商品も多数あります。通常のエアコンは2週間〜月に1回程度はフィルターの掃除が必要とされているので、その手間がなくなるだけでもメリットは大きいといえるでしょう。

ただし、自動掃除の内容はメーカーや機種によって異なります。気になる人は公式サイトの機能紹介や説明書を見て、どのような手入れが不要になるのか確認しておくのがよいでしょう。

ウイルスや花粉、ニオイなどの除去が期待できる空気清浄機能。冷暖房のついでに空気の清潔を保つことができるのは便利ですよね。なかでもシャープの「Airest」という商品は、空気清浄機の業界規格を満たしており、本格的な集じん・脱臭が期待できます。

一方で、本格的な空気の浄化は空気清浄機に任せて、エアコンは冷暖房能力やセンサーなどを重視して選ぶのも手。以下の記事で空気清浄機の検証を行なっていますので、そちらも参考にしてみてください。

最後にエアコンの人気メーカーの特徴をご紹介します。具体的なモデルを選ぶ参考にしてくださいね。

空調機器事業で世界トップクラスの売上高があるダイキン工業。総合空調メーカーとして、業務用エアコンでも国内で断トツのシェアを獲得しています。

家庭用エアコンでは「うるるとさらら」シリーズを展開。空気中の水分を集めて加湿する「無給水加湿」は世界で唯一、ダイキンだけの機能です。

冷蔵庫や電子レンジなどのキッチン家電から、美容家電、住宅設備関連まで幅広い製品を取り扱う日立。エアコンは「白くまくん」という商品名で親しまれています。

日立は、熱交換器を自動で凍らせて一気に溶かし、熱交換器に付着したほこりや油汚れを洗い流す「凍結洗浄」を最初に開発。通風路・フラップ・フィルターにステンレスを採用し、内部を清潔に保ちやすい商品も販売しています。

AV機器、白物家電を中心に、多くの商品でトップクラスのシェアを占めている総合家電大手のパナソニック。エアコンの「エオリア」は1988年から販売されています。

微粒子のイオン「ナノイー」が同社の特徴。不快なニオイの脱臭や、花粉などのアレル物質、ウイルス、菌などの活動を抑制することができると謳っています。

大手総合電機メーカーとして、家電製品から産業用電気機器まで広範囲に事業を展開する三菱電機。エアコンブランドの「霧ヶ峰」は、半世紀以上にわたって販売されているロングセラー商品です。

赤外線センサーが人の位置や、床や壁などの温度を見て温度をコントロールする「ムーブアイ」が同社の代名詞。さらに、AIが室内の温度と湿度の変化を予測して運転を制御する「ムーブアイmirA.I.」も登場しています。

各ECサイトでエアコンを購入する場合は、「エアコン 設置工事費込み」などで検索しましょう。「工事費込み」と記載のある商品であれば、自分で業者を手配しなくても、工事業者に取り付けをしてもらうことができます。

基本的には購入前に工事可能日の確認ができるか、工事日が希望にあわない場合は購入後でもキャンセルが可能。ただし、家電量販店で購入する場合と違って事前に工事業者による見積もりが入らないため、きちんと設置できるか自分自身で確認する必要があります。