挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
ブックマーク登録する場合はログインしてください。
悪役令嬢、ブラコンにジョブチェンジします 作者:浜千鳥
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
263/263

絶対に負けられない戦い

エカテリーナとアレクセイ、ミハイルとエリザヴェータは、途中まで一緒に歩き、目的地への道が分かれるところで別れた。

同道している間は、ずっと礼儀正しく会話を交わし、友好的に過ごす……かに思われたのだが。


なんと、二人の公爵令嬢の間に、真剣な争いが勃発していた。


「わたくしのお兄様は、世界で一番素敵なお兄様です!」

「こればかりは!貴女様のお兄様がいかに素敵でありましょうとも、こればかりはお譲りできませんわ。世界で一番素敵なお兄様は、わたくしのお兄様です!」


「エカテリーナ……」


さすがのアレクセイが言葉に窮し、微妙に嬉しそうな苦笑を浮かべるしかなくなっている。


ごめんなさいお兄様、年上なのに中身アラサーなのに、十歳の子とガチバトルしててごめんなさい。

でも!これだけは!

譲れないんです、ブラコンとして!


絶対に負けられない戦いがここにはあるー!


「お兄様は、アストラの歴史研究の傍ら、お父様のお仕事をお手伝いしておられますわ!」

「それはご立派な。ですがわたくしのお兄様は、すでに公爵として領地を立派に統治しておられますわ。それでいて勉学もずっと首席でいらっしゃいます!」


ヒートアップする二人の令嬢。

両者とも相手の兄をディスることは一切なく、ひたすら自分の兄の美点を挙げ続けるという、清々しい戦いであるところがまた……。


「二人とも……その……」


ミハイルが仲裁しようとするが、声が震えている。

さすがのロイヤルプリンスも、腹筋の危機に陥っていた。




公爵令嬢たちの絶対に負けられない戦いは、とうとうミハイルが朗らかに笑い出したことで引き分け(ドロー )となった。

というかエカテリーナが我に返った。エリザヴェータも。


「あのように声を上げてしまい、申し訳のう存じますわ。お恥ずかしい……」

「わたくしのほうこそ、歳上のお姉様に対して、たいそう失礼でした。どうかお許しを……」


顔を赤らめて、もじもじと謝り合う令嬢たち。

なおエカテリーナはちょっと、『お姉様』に反応していた。


お兄様の妹でいられる人生は最高だけど、こんな可愛い妹のお姉ちゃんとか憧れる。前世では一人っ子で、妹がいる友達が羨ましかったし。でもやっぱりお兄様の妹でいられる人生が最高だけど。


ともあれ、脳内で背景に夕日を思い浮かべながらエカテリーナがエリザヴェータにこれからは名前で呼んでほしいと頼み、エリザヴェータが嬉しそうにわたくしのこともぜひと応じたところで、ちょうど別れの時となった。


「二人が仲良くなってくれて嬉しいよ。エカテリーナ、君の劇は本当に素晴らしかった……今日は疲れただろうから早めに休んで。よかったら明日にでも、君も僕の料理を食べに来てね」


ミハイルの言葉に笑顔で同意し、エリザヴェータとにっこり会釈を交わして、エカテリーナは二人と別れ、アレクセイと共に寮へ向かった。




「お兄様……申し訳ございません」


兄と二人になって――いや近くにミナとイヴァンが付き従っているのだが――エカテリーナはまず、アレクセイに謝罪した。


人前で十歳の女の子と恥ずかしい言い争いをしてしまったのももちろんだが、ユールマグナと緊張関係にある今、エカテリーナがエリザヴェータにとるべき態度はもっと……違うものであるべきだったのだろう、とは思うのだ。

少し前、まだ敵対していた頃のセレズノア侯爵令嬢リーディヤが、エカテリーナに対してとった言動。うまいこと相手をディスる、あれが、高位の貴族令嬢があるべき姿なのではないだろうか。


……でも、十歳の女の子をディスるって……無理。

嫌すぎる。寝る前に思い出して、あああああーってなる。絶対。


ふ、とアレクセイは微笑んだ。


「自分が世界一の兄とは到底思えないが……お前が世界一の妹であることは確かな事実だよ」

「お兄様ったら」


今日もお兄様のシスコンフィルターは世界一です。

そしてお兄様が世界一のお兄様であることは、確かな事実です!


「お前とエリザヴェータ嬢の会話は、私が耳にしてきた女性たちの会話の中では、もっとも無垢で愛すべきものだった。真の貴婦人とは、気高く清らかな心を持つが故に、為すことすべてが貴いものだ。お前は、まさにそれだ」


あの恥ずかしい言い合いがそんな表現に……シスコンフィルター・きわみがまだ発動中なのかもしれない。

そしてお兄様、私が耳にしてきた会話、ってあたりに、女性がらみでいろいろあったんだろうなーって感じがします。タラシだった父親の余波かしら。


「お前のそのふるまいは、むしろ周囲が模範とすべきものだ。家と家との関係がどうあろうと、十歳の少女に不快な思いをさせるべきではない。そして……我が家とマグナの関係は、ご婦人方が多少の舌戦をしたところで、大勢に影響を与える状況ではない。ならば、貴婦人らしく優雅に慈愛を示しているほうが、家名の誉れというものだ。お前が歳若いエリザヴェータ嬢を気遣い、彼女と楽しげに語り合う様子は、公爵令嬢のあるべき姿だったと私は思う」


……わりとガチで言い合ってしまいましたので、決して模範ではなく恥ずかしい真似だったと思います……。

でも確かに、貴族の勢力争いって女性が頑張るべき場面もあるんだろうけど、うちとマグナの関係はそんな段階ではないですね。


「そして我が家とマグナは、同じユールの一族。本来、互いに争って力を弱めるより、協力して皇国の力となるべき存在だ。お前とエリザヴェータ嬢がミハイル殿下と楽しげに過ごす様子は、両家が本来あるべき姿を示してくれたんだよ。お祖父様も、ゲオルギーが家督を継いでからしばしばマグナが対立してくることを、嘆かわしいと言っていらしたものだ。得意分野が異なるのだから、武力が必要な時代には自然とマグナが取り立てられるはず。時流を読まず私欲に走るようでは、いざという時にも任せられるかどうか、と」

「まあ……」


協力して皇国の力となるべき……本来そうあるべきなのは、全くその通りですね。さすが国政を担ったセルゲイお祖父様、視点が高い。

と、アレクセイが呟くように言った。


「昔ウラジーミルと友達だった頃、互いの家を行き来していた。エリザヴェータ嬢にも会ったことがある……まだ赤子のような年頃だったが。あの幼かった子が、大きくなったものだ。あの頃から、ウラジーミルは、妹を可愛がっていた」

「……」


ふと漏れたような言葉に、エカテリーナは答えずにおく。


――それにしても。

ウラジーミル君には、良くない噂があるらしい。女性関係も含まれるような。

でもそれと、妹を可愛がる兄としての姿は、なんだかしっくりこない。それに、若くして研究者としての面を持ち、さらに公爵家の仕事もしているなら……そんな時間って、あるのかしら……。

最初の印象が悪かったから信じ込んでいたけれど、なんだかわからなくなってきた。




寮に送り届けてもらい、アレクセイに礼を言って別れたのちも、エカテリーナはその疑問をぐるぐると考えていた。

それで、悪役令嬢の衣装を着替えるついでにとミナに勧められるままに、ちょっとだけのつもりでベッドに入って休んだ。

そのままエカテリーナは夕食の時間まで眠り込んでしまい、学園祭の初日が何も楽しめないままに終わってしまったことに気付いて、目覚めてから打ちひしがれたのであった。

  • ブックマークに追加
ブックマーク登録する場合はログインしてください。
いいねをするにはログインしてください。
ポイントを入れて作者を応援しましょう!
評価をするにはログインしてください。

感想を書く場合はログインしてください。
イチオシレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

歴史に残る悪女になるぞ

悪役令嬢にずっとなりたいと思っていたが、まさか本当になってしまうとは……。 現実に直面すればするほど強くなる悪女になる夢を持った少女のお話。 主人公の悪女の基//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全417部分)
  • 17923 user
  • 最終掲載日:2022/03/22 11:25
転生先で捨てられたので、もふもふ達とお料理します   ~お飾り王妃はマイペースに最強です~

【書籍版重版!! ありがとうございます!! 双葉社Mノベルスにて凪かすみ様のイラストで発売中】 【双葉社のサイト・がうがうモンスターにて、コミカライズも連載中で//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全177部分)
  • 17691 user
  • 最終掲載日:2021/12/20 23:00
地味で目立たない私は、今日で終わりにします。

 エレイン・ラナ・ノリス公爵令嬢は、防衛大臣を務める父を持ち、隣国アルフォードの姫を母に持つ、この国の貴族令嬢の中でも頂点に立つ令嬢である。  しかし、そんな両//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全217部分)
  • 16170 user
  • 最終掲載日:2021/02/23 06:00
転生王女は今日も旗を叩き折る。

 前世の記憶を持ったまま生まれ変わった先は、乙女ゲームの世界の王女様。 え、ヒロインのライバル役?冗談じゃない。あんな残念過ぎる人達に恋するつもりは、毛頭無い!//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 完結済(全270部分)
  • 21673 user
  • 最終掲載日:2022/02/07 00:00
悪役令嬢は溺愛ルートに入りました!?

【R4/3/7 ノベル3巻発売。マンガUP!にてコミカライズ連載中。ありがとうございます&どうぞよろしくお願いします】 「ひゃああああ!」奇声と共に、私は突然思//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全162部分)
  • 16306 user
  • 最終掲載日:2022/05/04 22:00
今度は絶対に邪魔しませんっ!

異母妹への嫉妬に狂い罪を犯した令嬢ヴィオレットは、牢の中でその罪を心から悔いていた。しかし気が付くと、自らが狂った日──妹と出会ったその日へと時が巻き戻っていた//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全197部分)
  • 23161 user
  • 最終掲載日:2022/04/17 12:00
【5章・終わり】ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する

「リーシェ! 僕は貴様との婚約を破棄する!!!」 「はい、分かりました」 「えっ」 公爵令嬢リーシェは、夜会の場をさっさと後にした。 リーシェにとってこの婚//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全221部分)
  • 26020 user
  • 最終掲載日:2022/05/05 06:00
魔導具師ダリヤはうつむかない

「すまない、ダリヤ。婚約を破棄させてほしい」 結婚前日、目の前の婚約者はそう言った。 前世は会社の激務を我慢し、うつむいたままの過労死。 今世はおとなしくうつむ//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全387部分)
  • 23018 user
  • 最終掲載日:2022/05/07 20:36
とんでもスキルで異世界放浪メシ

❖❖❖オーバーラップノベルス様より書籍11巻まで発売中! 本編コミックは8巻まで、外伝コミック「スイの大冒険」は6巻まで発売中です!❖❖❖ 異世界召喚に巻き込ま//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全615部分)
  • 15600 user
  • 最終掲載日:2022/05/10 00:10
誰かこの状況を説明してください

貧乏貴族のヴィオラに突然名門貴族のフィサリス公爵家から縁談が舞い込んだ。平凡令嬢と美形公爵。何もかもが釣り合わないと首をかしげていたのだが、そこには公爵様自身の//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全210部分)
  • 16355 user
  • 最終掲載日:2021/09/10 22:22
転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す

【R4/5/12(木)コミックス6巻発売予定。R3/12/15 ノベル6巻発売。ありがとうございます&どうぞよろしくお願いします】 騎士家の娘として騎士を目指し//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全198部分)
  • 19308 user
  • 最終掲載日:2022/05/07 22:00
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全304部分)
  • 15845 user
  • 最終掲載日:2020/07/04 00:00
逆行した悪役令嬢は、なぜか魔力を失ったので深窓の令嬢になります

魔力の高さから王太子の婚約者となるも、聖女の出現によりその座を奪われることを恐れたラシェル。 聖女に対し悪逆非道な行いをしたとして、婚約破棄され修道院行きとなる//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全157部分)
  • 17794 user
  • 最終掲載日:2022/05/06 12:00
悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。〜ラスボスチートと王女の権威で救える人は救いたい〜

8歳で前世の記憶を思い出して、乙女ゲームの世界だと気づくプライド第一王女。でも転生したプライドは、攻略対象者の悲劇の元凶で心に消えない傷をがっつり作る極悪非道最//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全1375部分)
  • 21208 user
  • 最終掲載日:2022/05/10 21:00
ドロップ!! ~香りの令嬢物語~

【本編完結済】 生死の境をさまよった3歳の時、コーデリアは自分が前世でプレイしたゲームに出てくる高飛車な令嬢に転生している事に気付いてしまう。王子に恋する令嬢に//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全125部分)
  • 14467 user
  • 最終掲載日:2021/06/25 00:00
婚約者に裏切られたので、子爵令嬢から王妃付き侍女にジョブチェンジしてみた

それは待ちに待った15歳のデビュタントの日の事。 他の女性に跪き、愛を乞う自分の婚約者を目撃してしまった子爵令嬢、マーシャリィ・グレイシス。 まさかの浮気現場に//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全90部分)
  • 14524 user
  • 最終掲載日:2022/05/08 00:00
薬屋のひとりごと

薬草を取りに出かけたら、後宮の女官狩りに遭いました。 花街で薬師をやっていた猫猫は、そんなわけで雅なる場所で下女などやっている。現状に不満を抱きつつも、奉公が//

  • 推理〔文芸〕
  • 連載(全312部分)
  • 17637 user
  • 最終掲載日:2021/11/24 03:25
悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました

婚約破棄のショックで前世の記憶を思い出したアイリーン。 ここって前世の乙女ゲームの世界ですわよね? ならわたくしは、ヒロインと魔王の戦いに巻き込まれてナレ死予//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 完結済(全341部分)
  • 17812 user
  • 最終掲載日:2020/10/04 07:00
復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる

大学へ向かう途中、突然地面が光り中学の同級生と共に異世界へ召喚されてしまった瑠璃。 国に繁栄をもたらす巫女姫を召喚したつもりが、巻き込まれたそうな。 幸い衣食住//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全174部分)
  • 15276 user
  • 最終掲載日:2022/04/09 19:25
転生したら悪役令嬢だったので引きニートになります

 一迅社アイリスNEOより書籍1~2巻が発売中です。イラストレーターは八美☆わん先生です。コミックスは3月31日発売しました!  コミカライズはゼロサムオンライ//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全258部分)
  • 17205 user
  • 最終掲載日:2022/05/07 23:36
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…

頭を石にぶつけた拍子に前世の記憶を取り戻した。私、カタリナ・クラエス公爵令嬢八歳。 高熱にうなされ、王子様の婚約者に決まり、ここが前世でやっていた乙女ゲームの世//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 完結済(全51部分)
  • 17083 user
  • 最終掲載日:2020/06/19 12:24
やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中

王太子から冤罪→婚約破棄→処刑のコンボを決められ、死んだ――と思いきや、なぜか六年前に時間が巻き戻り、王太子と婚約する直前の十歳に戻ってしまったジル。 六年後の//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全234部分)
  • 16850 user
  • 最終掲載日:2022/05/10 18:33
公爵令嬢の嗜み

公爵令嬢に転生したものの、記憶を取り戻した時には既にエンディングを迎えてしまっていた…。私は婚約を破棄され、設定通りであれば教会に幽閉コース。私の明るい未来はど//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全265部分)
  • 18844 user
  • 最終掲載日:2017/09/03 21:29
転生先が少女漫画の白豚令嬢だった

◇◆◇ビーズログ文庫様から1〜4巻、ビーズログコミックス様からコミカライズ1~3巻が好評発売中です(オーディオドラマにもなりました)。よろしくお願いします。(※//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全248部分)
  • 17376 user
  • 最終掲載日:2022/02/23 21:12
ティアムーン帝国物語 ~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~

書籍版:1~9巻発売中。 コミックス:1~3巻発売中・WEBにてコミカライズ連載中! コミックス4巻2月に発売予定 舞台版DVD「ティアムーン帝国物語 THE//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全797部分)
  • 14767 user
  • 最終掲載日:2022/05/10 12:00
聖女の魔力は万能です

二十代のOL、小鳥遊 聖は【聖女召喚の儀】により異世界に召喚された。 だがしかし、彼女は【聖女】とは認識されなかった。 召喚された部屋に現れた第一王子は、聖と一//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全167部分)
  • 24297 user
  • 最終掲載日:2022/03/21 06:00
転生しまして、現在は侍女でございます。

※アリアンローズから書籍版 1~7巻、コミックス1〜5巻が現在発売中。 ※オトモブックスで書籍付ドラマCDも発売中です! ユリア・フォン・ファンディッド。 ひ//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全463部分)
  • 16320 user
  • 最終掲載日:2022/05/11 00:00
本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~

 本が好きで、司書資格を取り、大学図書館への就職が決まっていたのに、大学卒業直後に死んでしまった麗乃。転生したのは、識字率が低くて本が少ない世界の兵士の娘。いく//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全677部分)
  • 15392 user
  • 最終掲載日:2017/03/12 12:18