豊前東芝エレクトロニクス(株)【東芝グループ】

当社は、東芝における国内の主要な半導体製造拠点として1973年に誕生しました。半導体と一口に言ってもさまざまな種類があるのですが、ここ豊前では光半導体（オプト）を中心に、直方市にある製造第二部では小信号・パワー半導体をそれぞれ手がけています。また、同じ製品群を東南アジア・タイで（東芝セミコンダクタ・タイ社）量産する際の立ち上げや技術指導、あるいはラインの移管なども当社がハブ工場となり対応しています。我々がつくるディスクリート半導体でみなさんの生活に馴染み深いものを挙げれば、LED（発光ダイオード）、スマートフォンなどの小型製品、ハイブリッド自動車などの大型製品でしょうか。時代の変化とともに小型・省電力化が進む製品の傍には決まって進化を遂げた半導体が存在しています。当社の魅力は長年の操業で培った技術力です。例えば、カプラ（高速化や電気絶縁用などの素子）については、東芝グループのなかでも世界売上シェア8年連続で随一(※)の製品群を誇ります。また、製品の開発、製造、出荷、品質保証に至るすべてをワンストップでまかなえることも強みでしょう。あらゆる部門の工程に専門的な技術が求められる業務ではありますが、社内は若手技術者も多く活躍しています。たとえ未経験でも、人材育成を何よりも大切にする当社には、工程のオペレーションから、装置を触る、製品を扱う業務など、さまざまな技術研修（実習）環境を整えているので安心して仕事ができると思います。また、OJTのみならず、外部研修やセミナーで新しい技術を勉強できたり、各種装置メーカーに赴き情報交換をしたりと、“外”と接する機会も多くあります。時代とともに、技術も作り方も材料も進化します。当社で働くということは、技術者としての知見が深まるとも言い換えられるでしょう。さらに、若手社員の資格取得や技術向上への取り組みについても、国家検定から東芝グループのテクニカルコンテストなどを積極的に実施しているのも日々のモチベーションアップにつながっています。今後いっそうニーズが高まるIOT分野の製品にも当社の最先端技術が不可欠です。ぜひ私たちとともに、社会に誇る仕事を手がけてみませんか。
※米大手ITアドバイザリ会社ガートナー社のレポートにおいて、8年連続売上ベースでシェアNo.1のフォトカプラメーカーと認定されました。
(橋爪 靖史 生産技術部長)