歴代出演者が語る大江戸捜査網

瑳川哲朗 写真
瑳川哲朗/田沼意次 (老中・相楽藩主)
※1970-1984 隠密同心井坂十蔵役/1984(6ヶ月間) 日向主水正役

再び「大江戸捜査網」に戻ってこられた感想

勿論嬉しかったです。数多くの作品が時代と共に消えていく中で、「大江戸捜査網」は前シリーズから30年以上、再放送が全国各地で絶え間なく続いていた訳ですから、復活という感じではなく、継続の永遠の命という感じです。今回は井坂十蔵ではなく、別の役で出演させて頂いている訳ですが、長い時間が経って、又参加することが出来た喜びで一杯です。       

「大江戸捜査網」の魅力とは

従来の時代劇は一人のスーパーヒーローが居て、全てを解決していくというものが多かったのですが、「大江戸捜査網」は初めて集団で、チームワークで悪や不正を断罪するという面白さがあったと思います。「大江戸捜査網」は、当初京都ではなく東京の日活撮影所で日活の総力を挙げて作られました。時代劇に余り経験のないところが、日活映画の伝統と相まって、テンポの速い現代性のある新しい時代劇という魅力が、皆様に支持された理由だと思います。その後の三船プロでもそうでしたが、作る側の情熱、心意気が長寿番組たらしめたのではないでしょうか。何よりも、「大江戸捜査網」の良さ、魅力は、40年以上長い間見て下さっている皆様の「心の中」にあるのです。

過去の「大江戸捜査網」撮影中のエピソード

長寿番組というのは、暑い時も寒い時も一年中、撮影しています。辛かったのは暑い時期。かつら、衣装を一日中つけているのですから、汗が止まりません。生来、暑さが苦手な私は、アタマに熱がこもり、キレ易く短気になり、スタッフの皆さんに大変ご迷惑をおかけしました・・・。どうにも耐えられず休憩になると、すぐに衣装を脱いで風呂場に直行。首から下にシャワーで水をかけ続けて体を冷やし、何とか体調を維持する毎日でした。ありながら、平和の江戸の街で青空の下、民(たみ)が幸せな日々を送れるようにと、純粋な心を持って立ち向かう、強く潔く、そして心優しい戦士だと思います。   

今回の「大江戸捜査網」を特にどのような方々に見て欲しいですか?

時代劇が減っていることは、時代の変化でやむを得ないことと思いますが、これだけ再放送が継続してきた「大江戸捜査網」ですから、先ず見て頂きたいのは、ずっと支持して下さった皆様!それと、日本人の良さ=時代劇の良さを、若い人たちにも是非見て頂きたいと思います。

「大江戸捜査網」を一言で

「痛快」