3べこーたろ

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3べこーたろ

@3beKochang
エスノメソドロジー/会話分析の視点から研究をしています。関心のあるトピックは、就労と「社会参加」とを関連付ける社会規範(最近は「ひきこもり」支援)、心理学的知識の社会的使用(キャリアについてのカウンセリングの実践)などです。元気ならいつか政治や芸術も研究したいです。ドーナツ至上主義。#トランス差別に反対します
東京都⇔千葉県Joined March 2010
3べこーたろ🏳️🌈🏳️⚧️’s Tweets
(昨今のトランス女性ヘイトには、一部の論客化したヘイター男性が「女性の安全」の定義に口をはさむ際に顕著になる(まさに家父長的なふるまいとしての)パターナリズムや、以前にも触れた 暗に前提になっているヘテロセクシズムなど、色々な問題が含まれているもいるとも感じますが、ひとまず。)
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[承前]「女性の安全を守る」という名目で(想像に基づいたトランス女性像をいじくりまわして)行われるトランス女性差別はそれ自体でとても悪辣であるのみならず、男性が性暴力加害の問題に対して取る態度としても極めて欺瞞的ではないかと思います。[ひとまず敷衍を終わります。]
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[承前]そうして男性の論者が、トランス女性の存在(と既存のトランスヘイト)を利用しながら性暴力加害者像を誇張して、自分自身が日常的に行為したり自他の行為を評価する際に、男性性規範の問題含みな側面に抵抗したり(を変えていったり)することの重要性から目を背けているのだとしたら、[続]
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[承前]性暴力も含めた暴力や攻撃性を許容したり奨励さえしうるような男性性規範の有害な側面だと思います。
(※「男性の加害性」のような反省の枠組みが、「『男性身体』を持つ限り暴力的であらざるを得ない」というような論理でトランス女性へのヘイトに結びついていることにも注意)[続]
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[承前]とりわけ男性が当事者として考えるべき「男性の加害(可能)性」というのは、しばしばトランスヘイトの中でも語られる(被害者の暴力への抵抗不可能性を含意する)「男性の(傾向としての)体格の大きさ・力の強さ」などでもなく、[続]
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[承前]性暴力の実態(「極端な人」だけが起こすのでは全くない)を考えると、「男性の加害可能性」を考える際には、性暴力加害を「一部の極端な(ヘテロセクシュアルの)男性」の問題に切り詰めかねない誇張をするのは極めて不適切だと思います。[続]
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[承前]そうした加害者像を(シスジェンダー)男性の論者が採用するときに、トランス女性の存在を利用して「女性への性暴力のためなら手段を選ばない(~のようなことだってする)男性」という極端な性暴力加害者像を強調・誇張することになっていないかということが、私は気になっています。[続]
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[承前]昨今のトランス女性への差別・排除を正当化する多くの主張のなかに、「トランス女性を騙って特定の空間に侵入して性暴力を働く男性」という性暴力加害者像があるように思います(※その時点で「性自認」が、いつでも・どこでも任意にできる「自称」程度に矮小化されていることに注意)。[続]
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[承前]主張をみだりに検討の俎上に載せること自体もよくないと思います。なので、主張をトレースせざるを得ないなら(トランス女性差別をする/に加担する 際の)欺瞞性については敷衍しないほうがいいかとも思っていたのですが、さほど主張自体には踏み込まずに済みそうなので付記します。[続]
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昨今のトランス女性への差別的・排除的な主張(の極めて多く)は、ただでさえ攻撃や権利の制限を受けやすい属性の人々について、生活実態を軽視・無視した想像に基づいて誇張したイメージを作った上で、「そうした人たちの自由を認めるべきか」を語っている時点で差別的としか言いようがなく、[続]
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訂正)「後述するように」ではなくて「前述したように」ですね。性暴力加害の問題をトランス女性(の周辺)の問題に局所化しかねない議論に傾いている時点で、本当に「真摯な反省」になっていないのではないか、ということなので。これ以降は主張自体の悪さの話で、主張の欺瞞性がメインではないです。
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3べこーたろ

@3beKochang
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昨今のトランス女性差別的な主張の多くは、男性の存在そのものが性暴力加害のリスク要因であるという前提と結びついているように見えます。この前提が、一見するとシスジェンダー男性の、性暴力の問題への「真摯な反省」に見える(後述するように、実際は決してそうではない)というところが、(続)
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貼りなおしが終わりました。長々と失礼いたしましたが、とても大事なことだと思っているので、とりいそぎ。
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[承前]差別的主張の前提になっている誤解は、最低限、以下のような(web上の無料の)まとめに丁寧にあたるだけでもその多くが解けると、私は思っています。
transinclusivefeminism.wordpress.com
2021.11.13 三部 光太郎(さんべ こうたろう) [おわり]
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[承前]私はこの問題の専門家ではないため、以上はあくまで(とりあえず今まで)シスジェンダー男性として生きてきた一人の個人による、トランス女性差別問題へのスタンス表明にすぎません。正確な知識については専門家や当事者の方々による議論が多数ありますので、それをご活用ください。[続]
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[承前]そうしたトランス女性差別の落とし穴にはまらないことは、シスジェンダー女性の性暴力被害の経験はもちろんのこと、既存のSOGI規範において周縁化されがちな性暴力被害の経験をもケアする責任を負っていくための、重要な条件だと私は思います。[続]
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[承前]先述した落とし穴がある「男性(の存在)というリスク」のような何かに向き合えという意味ではないでしょう。以上のように、トランス女性への差別やそれへの加担においては、シスジェンダー(おそらく特にヘテロセクシュアルの)男性に(も)大きな落とし穴があるように、私は思います。[続]
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[承前]女性に対する暴力が問題化したときによく起こる「Not all men(すべての男性がそうではないだろ)」話法への批判も、そうした被害経験の矮小化や無効化への批判(まず被害経験をケアして加害行為を非難すべき時に、そんな当然のことを言って論点をずらすな)であって、[続]
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[承前]さしあたり、シスジェンダー男性(一般)が「まずもって、最もすべきでない」のは、上述した2次加害のような仕方で、女性によくふりかかる(and/or女性特有の)経験をしない/することができないからと言って、性暴力被害の経験を矮小化したり無効化してしまうことだと、私は思います。[続]
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[承前]トランス女性の存在を性暴力加害のリスク要因にする差別的な主張の広まりは、そうした被害者に落ち度を求める、現状におけるシスジェンダー女性の性暴力被害に対して最もよくあるタイプの2次加害の可能性を、維持・強化する危険性を伴うと思います。[続]
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[承前]性暴力被害の経験を矮小化・無効化するタイプの、残念ながらものすごく頻繁に見られる、典型的な2次加害(「~な状況で男の前で…するほうが悪い」というような)の前提にもなっているからです。[続]
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[すみません]どうもスレッド表示がうまくいかないので、一連のツイートの貼り直しをもうちょっと行います。技術的な事情で、いまいちどTL上に多数のツイートが広がってしまいますことをご了承くださいませ。
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3べこーたろ

@3beKochang
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さっきの話、前半でスレッド表示するとうまく1続きのスレッドで表示されないから貼り直します(ブログでも作って書けということかもしれないけど)。
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さっきの話、前半でスレッド表示するとうまく1続きのスレッドで表示されないから貼り直します(ブログでも作って書けということかもしれないけど)。
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[承前]他方で、トランス女性差別によってシスジェンダー女性の性暴力被害は矮小化されないかというと、私はとてもそうは思えません。なぜなら、特定の人びとの存在をリスク要因にすることは、リスクへの接近を理由に性暴力の被害者を責め、[続]
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[承前]同時に、そうした議論において暗黙にヘテロセクシズム(異性愛が当然であること)が当然の前提となることが非常に多いことは、「男性から(シスジェンダー)女性への性暴力」以外の(既存のSOGI規範の下で周縁化されがちな)様々な被害経験の矮小化にも繋がり得るという問題もあります。[続]
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[承前]シスジェンダー男性をトランス女性差別的な主張やそれへの同調に引き付けているのではないかと疑っています。まず一般的に、特定の属性を持つ人々を加害(行為)のリスク要因にすることそのものが差別的です(性別についてに限定せずとも差別の歴史を想起すれば明らかです)。[続]
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昨今のトランス女性差別的な主張の多くは、男性の存在そのものが性暴力加害のリスク要因であるという前提と結びついているように見えます。この前提が、一見するとシスジェンダー男性の、性暴力の問題への「真摯な反省」に見える(後述するように、実際は決してそうではない)というところが、(続)
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[承前]まず何が問題かというと、トランス女性(の存在)そのものがリスク要因であったりリスクを増大させる要因でのように主張する(その主張に加担する)ことは、性暴力における加害行為の問題をトランス女性(の周辺)の問題に押し込めることになりかねません。(続)
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【補.トランス(女性)差別の問題へのスタンスについて】私が今までシスジェンダー男性として生きてきたことから非常に大きな問題に思うのは、terfと呼ばれる議論に掉さす形で、少なくないシスジェンダー男性の論者が「女性の安全を守る」という名目でトランス女性差別的な主張をしていることです。(続)
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【承前】少なくとも今までシスジェンダー男性として生きてきた私が「terf(だけ)が問題だ」と言っているようになるのは、フェミニズムの中に問題を押し込めるようで(それもとても)不正なことだと思うので、スタンス(専門家ではないので素人の認識に基づくもの)について後で補足したいと思います。
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terfと呼ばれるフェミニズムのなかのトランス女性排除の世界的な動きがトランス差別に拍車をかけ(てい)ることは確かで、日本でも性暴力への対抗が主張される中で(RTした韓国におけるトレンドからの輸入もふくめて)今後そういう動きがさらに拡大する危険があるとは思うのだけど、(続く)
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