¥187,000 税込 送料別 状態:B+ |
Grassland GL-90が入荷いたしました!!
【この店舗の買取/下取情報】委託販売・下取りご相談ください!!店舗詳細はこちら
商品の説明
Grassland GL-90が入荷いたしました!!
1976年、JUMBOギター解散後、田原良平氏率いる田原楽器は鷲見英一氏を含む少人数のスタッフで都内某有名楽器店のショップブランド「Grassland(グラスランド)」(フラットマンドリン、アーチトップギターなど)の開発、製造を始めます。しばらくしてから関西の老舗楽器店の製作材料の提供を受けOEMで「Fields(フィールズ)」ブランドのマンドリンの製造も開始。当時の雑誌に掲載された広告によりますとGrasslandはAタイプマンドリン【GL-35,GL-50(ロングネック、スネイクヘッド)】とFタイプマンドリン【F5タイプ:GL-75,GL-85,GL-130, 後にGL-100,GL-180,GL-LL、F4丸穴タイプ:GL-90(GL-35以外は全てオール単板)】がラインナップされBluegrass Musicファンを中心に人気になりました。これらの楽器が後にアメリカ、サンフランシスコの某楽器店の目にとまり1983年Kentucky Mandolinが創設され、その上位機種の製造を田原楽器が引き受ける事になります。(下位のスタンダードモデルは春日楽器が担当。1986年田原楽器解散後は上位モデルも春日楽器が引き継ぎますが、これも1996年頃までで、それ以降の製造は主に中国に移ります。)このように、当時の田原楽器はGrassland, Fields, Kentuckyの3つのブランドを並行して製作しておりました。 この楽器は1980年頃に製作されたGrassland GL-90です。F5モデルの当初のラインナップ(1978年)はGL-75(8万円),GL-85(9万円),GL-130(14万円)の3種類でしたが、オールドタイム、アイリシュ、フォークなどでも使えるラウンドホールのGibson F4タイプマンドリンの要望があり、1979年に追加されたモデルです。Grassland研究開発の段階では楽器店の所蔵する「Gibson F5 Loyd Loar」「Gibson F4」「Gibson F12」などの貴重な楽器が提供されました。また当時、マンドリンプレーヤーとしても活動していたスタッフからの強力なアドバイスなどもあり、漸次、細かな改良が加えられました。このGL-90は後期モデルで、ラウンドホール特有のその暖かくサスティーンのやや長いサウンドと絶妙なカラーリングが特に秀逸です。後にFields, Kentucky(KM-1000V)の両ブランドにもこのラウンドホールF4タイプがラインナップに追加されています。
ラウンドホールの右上にやや目立つポツ傷があります。ブリッジ左右からエンドにかけて表面だけの塗装の割れがありますが、木部には達していません。当工房で念のため割れ止めを施しましたので今後も安心してご使用いただけます。このほか、気になる傷もなく、大変美しい楽器です。新品のGotoh ペグに交換済みですのでチューニングも大変安定していてスムーズです。あの石川鷹彦名人もBlack塗装のGL-90を所蔵し使用されていました。
製作本数がとても少なく、大変希少な楽器です。とても暖かい優しい音色なので、いろいろな音楽分野での活躍が期待できるお勧めの一本です。
トップ:スプルース、バック:メイプル(共に単板削り出し)、バックにはややバーズアイ模様入り。 サイド:ソリッドメイプル、ネック:メイプル、指板:ローズウッド ブリッジ:エボニー ペグ:Gotoh(現行の新品に交換済み)
フラワーポットインレイ
この商品の関連情報
【この店舗の買取/下取情報】委託販売・下取りご相談ください!!店舗詳細はこちら
沖田ギター工房 渋谷店 & OGS WORKS
この店舗のオススメ商品
同じカテゴリーの商品