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この作品「【FGO】ぐ♀の中で、出逢ったときから変わらないピの存在について【ピオぐだ♀/現パロ】」は「FGO」「Fate/GrandOrder」等のタグがつけられた作品です。
【FGO】ぐ♀の中で、出逢ったときから変わらないピの存在について【ピオぐだ♀/現パロ】/サイカの小説

【FGO】ぐ♀の中で、出逢ったときから変わらないピの存在について【ピオぐだ♀/現パロ】

820文字2分

ピオぐだ♀。現パロです。(意識しては書いたので)
短い。
理想すぎると思われるかもしれませんが、こういうカップルさんがいらっしゃるのです、、素敵。

2022年4月18日 11:45
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 付き合いだして2年。サプライズが好きな立香や、それを悪くないと思う僕の塩梅が良いのか──マンネリもさほどなく、時間が濃厚に、濃密に。日々、立香と出会って交際を始めてから彩られてゆくことを、僕自身全部で、心身ともに感じていた。恋や愛とは、童話の中に出てくる、魔法のような幸せをもたらす。
「1年前も訊いた。何で、不満がないんだ? 大分傍に居るだろう、あってもおかしくない」
 前から思っていたことを、初めて訊ねたのは、2年目の記念日だった。いつだって自慢の恋人と、身内に紹介しする立香。それは、こちらの台詞だと常々、言いたいくらいだ。
 立香は照れくさそうに、はにかんで答えた。「アスクレピオスは」
「変わらないから。ありのままに、好きになった貴方通りに、私の中で、まるで変わらなくて。出逢った時から、本当に、画に描いたように。誠実だから。そのままでいて。何も変わらないでいい。不満とかはね、探しても見つからないんだよ。」
 満面に喜悦を浮かべた愛おしい笑顔で、そう答えられる。が、ハッとした表情になり、「ああ、でも」ニヤ~と不敵に笑んで。
「ここ最近、夢に出てきてくれないのは、ちょっと不満!」
「……。それ、僕のせいじゃないだろう」
 こういう可愛らしいところが、目を凝らさなくても彼女には至る所にあるから、やめられないんだ。と、僕は目を伏せ、やがて視線を上げて立香を一途という言葉のままに、見つめる。
「感謝する、いや。ありがとう、か。これからも、良い影響を与え合う間柄でありたいな」
「そうだね。いつまでも、って心地を楽しんじゃう勢いでさ」
 手を差し出され、僕はそれを手のひらで掴み、感触をしっかりと確かめ、守り・愛することを心に誓いつつ。握手をする。
「夢にも、出てきてね?」
「あー……努力は、する……」
 まったく、この女性には、つくづくかなわない。(秒単位で、いとしさが募るようだというのは、こういうことかもしれないな。)

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