「美味しかった」
「また来るよ」と

言ってもらうのが
一番嬉しいです
仕事はすきずきだから、飲食の場合は接客が好きかどうか。常連のお客様が来てくださって「美味しかった」「また来るよ」と言ってもらうのを見ているのが一番嬉しいですね。誰かに満足してもらったという気持ちは、お金では買えない大きな喜びだと思います。

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神田 正 Tadashi Kanda
代表取締役
取締役会長
今の主な役割は「店舗開発」と「経営の決定」ですが、何かを決める時に一番大事なのは、世の中の流れ、風を見極めることです。同じ力でも流れに乗っていった方が早く進んでいけるんですよね。逆風だとかなり力を入れても前に進めなくなってしまいますから、流れに乗っていくのが大事です。

感謝の気持ちを
持ち続けることが大切

うちの会社はあまり上下関係がないんです。私は社員を使っていると思ったことは一度もありません。使っていると思っている人、常に助けてもらっていると思っている人は違うんです。それは、社員と経営者の関係だけでなく、友人関係でもそうです。社員は相棒ですよ相棒。彼らがいるから、私もこうやって働かせてもらえる。逆に助けてもらっているという気持ちが強いです。人間は感謝の気持ちがないと、人間形成ができないんです。今一生懸命働けるのは、まず健康で、両親が産んでくれて、家族に恵まれて、社員に恵まれているから。自分の力だけではありません。感謝の気持ちを持ち続けることが何よりも大切なんです。

日高屋があってよかった
入社して幸せだと言われたい

今の夢は2つあって、1つ目は地域の人に喜んでもらうこと。近所の方々に日高屋ができてよかったと言ってもらいたいんですよね。それは価格であったり、味であったり、立地や雇用、納税の面でもそうです。うちの街にも来てよと言われたいです。2つ目は、社員の喜び。この会社に入って幸せだと言われることが夢です。縁があって入ってくれた社員が人生をこの会社と共に過ごし、定年を迎える時、この会社に入れてよかった、幸せだったと思ってもらいたいんですよね。

情熱に勝る能力はない
挑戦することが大切

人間大事なのは情熱ですよ。やる気があれば真剣に考えるから、能力も後からついてくる。情熱と能力どちらが強いかといえば、情熱の方がはるかに強いです。情熱に勝る能力はないとも言いますし、情熱というのはある意味で能力かもしれないですね。情熱があればほとんどのことができるし、人間の能力にそれほど大差はないと思います。あとは、やる気があると人が寄ってきてくれるんですよ。

接客はすごく面白い仕事で夢があるから、当社に縁があって入社してもらったら、会社をどんどん大きくしてもらって大幹部になるのも人生だし、ある程度覚えたら独立するのもいいじゃないですか。面白い商売ですよ。それでいつか日高屋と対抗するくらいの勢力をつくったっていいし。私はいつも店長たちにそう言ってますよ。だって私はそうやってきたんですから。若い人にはどんどん挑戦してもらいたいですね。
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