■nowa_sの記事を読むとなぜリベラル気取りの人々が「広告」にばかり口出ししようとするのかがよくわかる

Arturo_Ui 最初の５行で「こういうことかな」「気がする」「だいたい…だろう」「らしい」を連発している文章が、他人に真面目に読んでもらえるとか本気で思ってます？

はてなブックマーク使ってるような人がまじめに文章を読む可能性があるという展開は期待どころか想像すらしたことがないのですが、もしかしてあなた、自分がまじめに文章を読んでいるとみなされてるに違いないとか本気で思ってます？

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/b.hatena.ne.jp/Arturo_Ui/

あっなるほど、あなた作家ワナビーさんだったんですね……（察し）　

リベラル気取りの人はなぜ広告ばかりに口やかましいのかわからなかったが、nowa_sの記事をよんでだいたいこういうことかなと思ったので書いておく。異論反論は認める。

https://trajectory.hateblo.jp/entry/2022/05/03/141521

https://trajectory.hateblo.jp/entry/2022/05/04/235640

ブログを読んだが「自分は良識的な人間で女性の味方だとアピールしたいから規制そのものは主張はしないが、問題があるとされた表現は自分は問題だと思わなくてもとりあえず殴っていく」というよくある主張を読まされただけのような気がする。

女性にはこのタイプは少ないが、フェミ騎士と呼ばれる人はだいたいこういう原理で動いているし、ツイフェミと呼ばれる過激派以外はだいたいこの程度のテンションだろう。

こういうテンションの人が落としどころにしているのが「広告」らしい。

1|自分たちが殴りまくった結果企業が取り下げても「広告」なら、企業の自主規制であって自分たちの批判や攻撃のせいではないと言い張れる。商品の販売停止になると自分たちがクレーマーであったことを直視しないといけなくなるが広告なら自分たちは罪悪感を感じなくて済むから思う存分殴れる

そういえば、少年漫画誌で女の子の乳首が描けなくなったのは、90-91年に起きた宮崎勤連続幼女殺害事件がきっかけだそうな。漫画の女の子の乳首を隠すことに何の意味があるのか分からないけど。

これらの自主規制または配慮は、企業としての社会的責任を果たそうとしてのことだと思うよ。

まあ後、あまり場が荒れると人が逃げて、商売に差し支えるし。

マンガの発売停止まで行くと実害がイメージできるのか「自主的に取り下げることはないだろうな」と判断できるらしいが広告だと取り下げても実害がイメージできないらしい。　

「広告する権利を禁止・抑圧する」のは表現の自由や営業の自由も侵害しないという理論らしい。立憲民主党のブレーンの人が同じこと言ってた。

2|「場が荒れると商売に差し控える」ということは理解しているけど、「広告」なら決定権は広告主と広告媒体にしかないからどれだけ批判しても自分たちには一切の責任はない。取り下げないなら取り下げるまで殴り続けるけどやめるかどうかを決めるのはあくまで広告主と広告媒体。

私は「自分がおかしいと考えるなら、問題だと自由に言ってよい(言わないのも自由)。それを聞いてどうするかは相手が相手の責任において自由に判断することだ」というスタンスです。

批判に広告主が納得すれば(いかなくても商売上の判断か何かで)広告を取り下げることもある。納得がいかなければ「このような理由で適切だ(少なくとも、不適切ではない)と考える」と反論するか、無視してそのままなだけだ。

広告の受け手が口々に「不適切だ」「不適切とまでは言えない」「今すぐ下ろせ」「もっとやれ」と好き勝手な声を上げたところで、決定権は広告主と広告媒体にしかない。責任と商売を勘案して、決めるのは彼らだ。

nowa_sは「自分は冷静に妥当な批判をする」人間だと思っているからこれで問題がないと考えているらしいが、実際はここはよくやくざ理論と呼ばれるところではある。

本人も「まあ後、あまり場が荒れると人が逃げて、商売に差し支えるし。」は認めているが、それでも批判側に無制限の自由を認めており、すべての責任は広告主と広告媒体にあるといいたいらしい。

最近は燃えないためにジェンダー専門家を雇えというロビイングしている組織が大炎上していたので多くの人がこの利権に自覚的になってきている状況でまだこれを主張する。

さすがにこの主張ができるのは「広告」部分だけだろう。

3|巣穴で好きな本を読んでいる幸福なモグラを地上に引っ張り出して、関係ない「第三者」の目に晒したのは批判者ではなくて広告なのだから広告主と媒体がたたかれるのは当然だ。作品をこっそり楽しんでる人を攻撃しているのは私たちではない

「フェミニスト」は精々が地上で見てるモグラの一匹。もちろんフェミ以外にも、いろんな人が見てる。オタク文化に興味のある人、ない人、オタク文化が嫌いな人。「萌え絵」が好きな人、好きではない人。そしたら望まぬ反応も出てくるよ、フェミ以外からだって。私が日経「たわわ」広告だけじゃなく、公共萌え絵広告案件に感じるのはだいたいそれ。

これは妥当な主張だ。

ただしあのモグラ図への反論やハトクロの件についてて適当というだけであって、今回のたわわ騒動には適当ではない。

明らかに読者ではない人たちが大騒ぎしていたし、それを引っ張り出したのはフェミニストであることはnowa_sですら否定はしないだろう。

いずれにせよ、この点でも「広告」に対して怒っているというスタンスは徹底しており、作品内容については批判してないという点は守られている。

4|批判者は「表現物」を批判しているのではなく「広告としてふさわしくない」点を指摘している

対抗者が「オタク嫌いのフェミがオタクのための表現物を焼いた！」というバカげた認識しか持てず、誰に対して自らの意見を主張すべきかさえ分からないなら、今後も同じような事態が繰り返されると思います。

こちらも妥当な主張だ。ただし実際にこの態度が貫かれているのであればであるが。

現実はそうではない。現実ではだいたい批判者はたいてい最初はnowa_sと同じことを言う。

しかし大半の人間は「なぜふさわしくないのか」の根拠を求められるとすぐに表現物そのものへの批判を始める。結局ふさわしくないの根拠が作品内容に依拠している。フェミニストの言葉を借りると「すっとぼけている」。

nowa_sは自分はそういうことはしてないと主張するかもしれないが、上記の引用は実際に存在する作品批判への反論を、自分たちの批判への反論と意図的に混同しているので、結局nowa_s自身も「すっとぼけている」といえる。

総評|それなりに筋は通っているように思うが、現状のふるまいを見ていると「それってヤクザとやってることいっしょですよね」と言わざるを得ない

nowa_sは自分自身の痴漢被害を上げて、「表象」が自分のトラウマを刺激するということを長々と語っていた。自分のトラウマが自分の過剰反応や毒の強いはてなブックマークコメントを正当化すると堂々と主張していた。

それならばオタクが過剰反応する件についても、同じように広告批判にとどまらず作品そのものを殴りに来る人たちに日々さらされていることについても理解を示すべきと思われるがそれはできないらしい。

こういう態度をとられると「汚れ仕事としてのオタクたたきを他人にアウトソースして自分だけは良識派ぶっている」「すっとぼけている」と批判したくなる。良識的とは言い難い。

だが、このあたりまでカバーしろというのは酷なので求めない。

nowa_s本人が自分の言葉の通り「私は広告批判以上のことはしない」というスタンスに徹するならそれなりに妥当な主張をしていると考える。

後は、この主張に見合うような行動をとってほしい。現状は一度殴り始めると、相手が思い通りになるまであげた拳を振り下ろせない人たちが多すぎる。

「単に広告を批判しているだけだ」という建前と現実があまりに乖離しすぎている。　この点について自分だけは良識な人間だとアピールしたり、すっとぼけたりするのをやめてやりすぎな人たちをいさめるくらいのことはをするならnowa_sの主張にもっと説得力があっただろう。

実際は明らかに広告批判を通り過ぎて「オッタウヨク」みたいな言葉遣いをする人間やオタクへのヘイト発言をする人間がはてなブックマークで野放しになっておりnowa_sもよくスターをつけている印象だ。

ぜんぜん取り繕えてないし、すっとぼけといわれるのはしょうがないだろう。しゃべればしゃべるだけボロが出る状態になっている。

ブログを始めたのであれば、せめてこれからのはてなブックマークや増田における自分の立ち居振る舞いにもうちょっと気を配ってはいかがだろうか。

Permalink | 記事への反応(9) | 09:47

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