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【新型肺炎】日月潭、観光客5割以上激減

  • 29 April, 2020
  • 曾輿婷
【新型肺炎】日月潭、観光客5割以上激減
台湾の人気観光スポット、南投県の日月潭では、休日の来客数が1日800人から200人に激減した。

台湾中部、南投県にある人気観光スポット、清境農場の高架歩道「清境高空観景歩道」。休日なのに、人がまばら。

標高1700~2000メートルという、標高の最も高いところに位置するこの歩道は、前に休日1日だけで3000人以上の観光客が殺到していましたが、今では400人から500人に激減しました。

周りの飲食店や屋台でも客足が減り、わずか1組から2組の観光客が利用しています。

屋台業者は「観光客が1割になったから、何も売れなくなった。このままどうすればいいのか」と話し、さらに1日台湾元60元(およそ日本円214円)しか売れていなかった屋台もあるそうです。

新型コロナウイルスの影響で、台湾中部、南投県の観光スポット、清境農場では、観光客が激減しています。南投県政府の調査によりますと、4月に入ってから、南投県の観光客数はおよそ5万人。去年同期の11万人と比べて、5割減少しています。

南投県のもう1ヶ所の人気観光スポット、日月潭でも、休日にも関わらず、街中に観光客の姿がほぼ見当たらず、地元の店の店員だけが歩いていて、客を引き寄せようとしています。

ホテルの職員は、「人より鳥のほうが多い」とため息をつきました。

地元の店によりますと、新型コロナウイルスの影響で、日月潭では休日の来客数が1日800人から今では200人から300人に減り、このままでは営業は難しいです。新型コロナウイルス感染症が一日も早く終息することを願うばかりです。

(編集:曽輿婷/王淑卿)

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