桜が咲くのって、普通、3月下旬からだったよね
いいえ、大泉学園では、2月下旬から桜が咲いていますよ!
本当?じゃ、その場所を教えてよ!
そうしたら、井頭こぶし憩いの森と牧野庭園に行ってみて!
大泉学園には、桜が至る所にあるのでたくさんあるので、この記事では、「意外性」と「映える」桜のスポットに絞って教えます!
大泉学園住みであれば、わざわざ遠出をしなくても桜を堪能できます。これらの場所は、例えば、新宿御苑や上野公園など人が大勢集まるような桜の名所ではないので、3密も回避することができます。
井頭こぶし憩いの森
2月に開花?2度楽しめる桜
2月に梅でなく、桜なんて信じられませんよね。でもあるのです。
井頭こぶし憩いの森には複数の種類の木々があるのですが、ある一つの木だけやたらと開花が早く、2月に開花します。上記の写真は2020年2月下旬に撮影したのですが、至る所に点々と桜が咲いていました。
その当時、あのマスク不足の時期にマスクを求め、自転車であらゆる店を周っていました。
その際、たまたま井頭こぶし憩いの森の前を通ったのですが、2月なのに咲く桜の珍しさに驚いて、携帯電話で撮影しました。
2月に咲く桜としては河津桜が有名ですが、この桜の花びらの色が濃いピンク色じゃないところから、河津桜ではないですね。
大泉学園で泉は湧くが、温泉が湧くとは聞いたことないため、地面が温められて咲いたとは考えられず、単なる老木でいつも咲く時期を間違えてしまう桜ですね。
その2年後の2022年2月、再度、その桜の様子をみたところ、桜の花の数は少なかったですが、咲いていました。
当初、それで終わらせたつもりでしたが、1か月後の2022年4月11日、たまたま、その桜の前を通ったら、桜が咲いているではありませんか!
下図に、2022年2月と4月の桜の様子を載せます。どちらも同じ桜の木です。
2月に桜が咲いている所をみて、それ以降、1か月以上、全くこの木の様子を見なかったので、どのように変化したのか、観察しなかった自分に後悔です。
4月の時点の桜の花は、やはり2月に咲いてしまった分もあるためか、全体的に桜の花の数が少ないような気がします。スカスカな桜のようです。
3月の様子を見ていないのでわかりませんが、ちょっぴりずつ花を咲かせていたのかと思います。
4月時点のこの桜の全体の様子は下のアクセスの所に掲載します。
オマケで、この桜の近くにしだれ桜も咲いていました。当初、2月に桜を楽しめる場所だと思ってましたが、3月の様子は分かりませんが、2月下旬から4月上旬にかけて桜を楽しめることが分かりました。
いずれにせよ、来年の3月に井頭こぶし憩いの森のこの桜の様子を観察することが、ぼぶたろうの課題になりました。
アクセス
■井頭こぶし憩いの森
住所: 東京都練馬区東大泉7丁目26
大泉学園駅から徒歩14分
トイレ:なし
駐車場:なし(近くにコインパーキングがあります)
2月に咲いてしまう桜の木は、道路に面した下図の赤枠部分にあります。写真は4月なので木々に葉がついているのでわかりやすいですが、2月の時点では、木々に葉は無く、枝しかない木々が沢山あるだけなので、わかりづらいです。
写真中央にある、木の柱でできた「井頭こぶし憩いの森」の銘板を目印にしてください。
リズモ大泉学園
大泉学園駅近!屋上庭園
リズモ大泉学園は大泉学園駅北口を出たら右側にある商業施設が入った高層のマンションです。
その4階が4階には屋上庭園がありそこにも桜があります。
高いところにある桜になります。一般の桜の満開が終わったころ、こちらの桜は咲き始めます。
ぼぶたろうが住んでいる場所は集合住宅なので庭がありません。
なので、この屋上庭園を自分の庭代わりに使っています。
真夏以外の日向ぼっこに適した場所でもあります。(真夏に行ったことはありません。)
桜の木は屋上庭園の奥にあります。ちなみに、天候が良ければ富士山を見ることができます。
上の写真は、こちらの記事を参考に「お立ち台」付近から桜を取りました。
ガスが掛かって富士山がはっきり見えなかったのですが、一応赤い線の下に”超薄っすら”の富士山の頂上付近と桜を撮影できました。上の写真を拡大していただくと、なんとか見えます。
薄っすら白い雲のようなものが写っていますが、こちら、富士山の頂上にある雪になります。
冬の時期と違い、春の時期になると快晴の日でも、ガスが発生し中々富士山が見えないです。
なお、屋上には桜以外の花々もあるため、蜂が飛んでいます。刺されないように注意してください。
また、雨天の場合、安全上の理由で屋上庭園は閉鎖されますので立ち入ることができません。
牧野記念庭園
植物博士の終焉の地
2023年度前期 NHKの連続テレビ小説 「らんまん」の主人公となる牧野富太郎博士の終焉の地となったのが大泉学園です。昭和32年に逝去されるまで、約30年間大泉学園に住んでいました。
現在、その地は「牧野記念庭園」となり一般に公開されています。
沢山の植物に命名をした日本の植物学の父と言われていました。
この庭園には、牧野富太郎博士が自ら探した国内外の300種類以上の草木が生育しています。
ちなみに、令和4年5月に、牧野富太郎博士が名付けたヒメアジサイが、高知県立牧野植物園から株分けされて、里帰りさせる記念植樹が行われる予定です。
植樹後は、梅雨のシーズンにヒメアジサイを鑑賞できる楽しみが一つ増えます。
ただ、大泉学園駅から近いということもあり、カラスが時々やってきます。
個人的にですが、ぼぶたろうはカラスが嫌いです。過去に普通に街をあるいていたら、カラスの繁殖期だったためか、ぼぶたろうの後頭部を口ばしで突かれたことがあったからです。
それ以降、カラスが嫌いになりました。そのカラスが良く牧野記念庭園にやってくるのです。さっさとあっちへ行けと心の中で言っています。
庭園内には、牧野富太郎博士が研究や執筆のために使用した書棚や机や什器が当時のまま保存された書写展示室があります。
なお、書写展示室の中は奇麗に整頓されていましたが、実際は、足の踏み場がないほど、書籍がちらかっていたとのことです。それほど、牧野富太郎博士は研究に没頭していたのでしょうね。
また、植物の採取や研究で使用した道具や日用品、執筆の原稿、植物の標本が展示されている展示室もあります。
3月上旬に咲き始めるオオカンザクラ
この庭園の正門にオオカンザクラという桜があるのですが、この桜、3月上旬に花を咲かせるのです。
上の写真は2022年3月14日に撮影しました。
井頭こぶし憩いの森の桜に次いで2番目に花を咲かせます。
名前からもあるように、とても寒い時期に咲く桜だからオオカンザクラなんですね。
桜はいつ咲くのかと世の中で話題になっている時に、すでにこのオオカンザクラは満開を迎えます。
そして、桜のシーズンが終わるころにはとっくに葉っぱだらけになります。
この庭園にはありませんが、同じ時期に咲く河津桜と違い、ちょっと花びらが薄いモモ色です。
このオオカンザクラは、庭園の入り口に植えられているため、休園日や開園の時間外でも写真のとおり、時間に関係なく庭園の外から撮影できます。
時間を問わず観察ができるので、毎年3月になったら、このオオカンザクラをしようと思いました。
日本に唯一の大木:センダイヤサクラ
この庭園には、センダイヤサクラという珍しい桜があります。
高知市の仙台屋の前で発見され命名されたそうです。親木は枯れて無くなってしまったため、ねりまの銘木に指定されました。
センダイヤサクラの成木は日本では数少なく、ここの木が日本では一番の大木とされています。
そのため、この種を守るためにも、この木を大切にしてほしいと思いました。
こちらの桜シーズンと同期するように花をつけます。若干そのシーズンより気持ち早めに開花します。
花の色はやや薄いピンクっぽい色です。
そして、早めに花が散ります。隣に咲いているソメイヨシノがまだ若干花をつけている状態の際は、すっかりセンダイヤサクラの花はありませんでした。
この牧野記念庭園に行かなかったら、「センダイヤサクラ」という名前は一生聞かなかったと思います。
牧野富太郎博士に感謝です。
カンヒザクラ、ソメイヨシノも加えた桜のリレー
この庭園には、オオカンザクラやセンダイヤサクラの他に、鉄板のカンヒザクラやソメイヨシノもあります。
この牧野記念庭園では以下の順で桜が咲きます。まるで桜のリレーのようです。リレーの順番と花びらの特徴は以下の通りです。リレーの順番 桜の種類 桜の花の特徴 1 オオカンザクラ 河津桜より薄目のピンク色をしています 2 カンヒザクラ 赤色に近い濃いピンクの色をしています、花自体が小さめです 3 センダイヤサクラ 薄いピンク色ですが、ソメイヨシノより濃い色です 4 ソメイヨシノ 薄いピンク色です 5 ヤマザクラ ほぼ白色です。この庭園のヤマザクラは高い所に咲くので間近では見えません 6 ヤエザクラ 白に近い薄いピンク色です。花びら自体が大きいです。
この複数の種類の桜のおかげで、3月上旬から4月中旬にかけて桜を堪能することができます。
もちろん、その間、桜以外のモクレンやアンズやカタクリの花を始めた多種多様の花を楽しむことができます。
牧野記念庭園自体は狭いのですが、桜に限らず、いろいろな植物が凝縮された庭園です。
アクセス
牧野記念庭園
住所:練馬区東大泉6丁目34-4
交通手段:西武池袋線大泉学園駅から徒歩5分
開館時間:午前9時~午後5時
休園日:毎週火曜日(火曜日が祝休日にあたる場合は、その直後の祝休日でない日)
年末年始(12/29~1/3)
入園料:無料
トイレ:あり
なお、庭園内には、企画展示室や常設展示室があるのですが、入室の際は、万一場合が発生した際の追跡のため、予め個人情報を書く必要があります。
上記の地図は真ん中の方が分かりやすいかもしれませんが、バス通りで交通量が多いので、一番左のルートがわかりづらいかもしれませんが、交通量がやや少なめなのでお勧めです。
ゆめりあフェンテ
アートとコラボする桜
上の写真、一見みると普通の桜に見えますよね。
この桜、2020年春マスク不足騒動の際、桜の奥にあるマツモトキヨシで、開店前の行列に並んでいた際、大泉学園通りの一部の桜で、奇麗だなと感じて、終わっていました。
だがしかし、単なる桜ではなかったのです!
マスク購入後、この桜に近づくと、枯れ木のようなものが隣にあります・・・写真では桜の手前にあるものです。これがアートだったのです。
このアート、大泉学園駅前のゆめりあフェンテの敷地内にあり、4つあるアートの内の一つだったのです。
[未知の贈り物 Unknown Gifts]をコンセプトとしており、アート自体は「RE-BIRTH 空からのメッセージ」の作品名で、作者は団塚栄喜さんです。
大分県立大野高等学校から寄贈された桜の枯れ木を、象ったブロンズ像です。
この中には、木炭が入っていて、上下逆さにしているとのこと。確かに、上の方が太くて、下の方が細くなっていて分岐されています。
ブロンズと木炭は、水を浄化する効果を持ち、隣の桜を育てる役割を担っています。
水にまつわるという点で、まさに大泉にちなんだアートです。
写真左下が、アートの近影になります。横の線状になった網目上の中に木炭がはいっています。
このアートの細部をみるとブロンズと木炭なので、無機物ではありますが、生命力と力強さを表現していると素人なりに感じました。
ぼぶたろう、写真の構図を取るのが下手なので、桜とアートを別々に撮りました。
皆さまは、お持ちのカメラでアートとコラボした桜をきれいに撮ってくださいね。
アクセス
アートとコラボする桜は大泉学園駅から徒歩3分の所にあります。
定番その1:白子川流域
いままでは、穴場でしたが、ここからは、大泉学園の桜の定番の名所3か所になります。
トップバッターは大泉学園をくねる様に流れる白子川沿いです。
途中で途切れたりしますが、大泉学園エリアでは、白子川に沿う形で桜の木が植えられています。
恐らくですが、川の流れを真っすぐにするような土木工事はされていないので、川沿いにある桜も一部は道路にするため、伐採されたものの、伐採されず残った桜は戦前の大昔からあるものですね。
川沿いはバーベキュー等をやるスペースなどが全くないので、新しい生活様式においては、丁度良い場所になります。川沿いの殆どが、遊歩道となっています。
一部では自転車も立ち入ることもできない所もあります。そのため、川沿いを散歩しながら桜を堪能することができます。
白子川沿いの桜は沢山あるのですが、今回紹介する桜は、白子川の東映橋から撮影した桜です。
基本、白子川はくねくね曲がったように流れているのですが、この東映橋付近だけ、真っすぐ川がながれています。
それに平行するように沢山の桜が川沿いに植えられています。
ぼぶたろうが訪れたころ、丁度、ドラマの撮影をしていました。
その証拠に、写真の中央部分に、大型マイクを持っているスタッフさんが写っています。
東映撮影所が近いこともあるかもしれませんが、桜のロケーションには丁度良い場所です。
ちょっと、実際の撮影の様子も見学しました。
女優さんが東映橋近くの道路を渡って、桜を見上げるシーンで15秒で撮影が終了しました。
NGなしで一発でOKでした。
何気なく見ているドラマなのですが、撮影には、予め、ぼぶたろうみたいな、一般人が映らない様に、人の流れをコントロールするなど、すごく用意周到していていました。
ぼぶたろう、芸能人にはあまり詳しくないので、女優さんの顔を見てもどなたか存じない方でした。
それも最初その女優さんが、ぼぶたろうをみて、ニコニコしていたから、美人なスタッフさんかな?と思ってました。
美しい方だったのに、知識が無くて、本当にごめんなさい!!
アクセス
撮影のプロも選ぶ桜がきれいに撮れる東映橋は、大泉学園駅から徒歩15分の所にあります。
この東映橋の近くに、運が良ければ、カワセミが見える場所があります。
また、近くには、もみじ台公園・大泉名水会があります。ついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
定番その2:妙福寺
妙福寺は、大泉学園に馴染んだ日蓮宗のお寺です。このお寺のしだれ桜が大泉学園の桜の定番です。
木々に囲まれた昔からあるお寺の雰囲気があります。電柱や電線がないことから、昔からあるような桜の風景が堪能できます。
早朝にしだれ桜を撮影するため訪れたら、お坊さん3名が、朝勤をされてました。仏教のことはわかりませんが、太陽に向かってお経を唱えていました。
また、その隣には保育園があります。保育園といっても建物的には幼稚園のような広さがあります。
もし、ぼぶたろうが、この保育園に通っていたらこんなひねくれた性格にはならなかったと思います。
別日に、日没時にも撮影しに行ったのですが、お日様が本堂の裏側に日の入りするので、空のグラデーションとしだれ桜の映えを撮ることができました。(写真右側)
ちなみに、ぼぶたろうの家系は日蓮宗ではないのですが、私自身このお寺によく行っています。
ここのしだれ桜は本堂にお辞儀をするような形で植えられています。
本堂の近くには、日蓮聖人の像があります。それがこちら。
こ、怖いです! 「しっかりしろ!」と言われているような気がします。
この像、長崎平和祈念像を作成された北村西望氏の作品です。
そのため、筋肉質な日蓮聖人になっています。
ぼぶたろうが違う宗派なのに、このお寺に通うのはこの日蓮聖人さんにあって、愚痴や思いを心の中で話すためです。
弱気になった際は、必ず日蓮聖人像の所にいきます。
アクセス
西中山 妙福寺
住所:東京都練馬区南大泉5丁目6-56
交通手段:西武池袋線大泉学園駅から徒歩10分
定番その3:大泉学園通り
大泉学園通りの桜は約3キロメートルにわたって桜のトンネルが続きます。
こちらも白子川同様に幹の太さから昔からこの通りに植えられていた桜となります。
(それに引き換えるように、狭い道路にもかかわらず幹線道路のため、季節を問わず渋滞していますが。)
写真は2021年4月に撮影したのですが、桜の花びらが散り始め中で、歩道自体が桜の花びらで埋め尽くされて、まるで桜の絨毯のようになっていました。
私自身、桜とバスが写る風景が大泉学園らしいと思います。
練馬区を紹介する記事やパンフレットには必ず掲載されるぐらい有名です。
ちなみに、写真に写っているバスは西武バスですが、昔ながらのカラーリングで笹の葉をモチーフとした「笹カラー」の色になっています。
この笹カラー、バス会社の方針で、少しずつですが、減っています。というのも、昔から利用されていた笹カラーを止めて、新しいコーポレートカラーにしたいらしく、順次そのカラーに変えています。
まだまだ、笹カラーのバスが大所帯なので、しばらくは大丈夫ですが、将来的には桜とバスの風景は、違うものになる予定です。
将来、過去の大泉学園通りの桜の写真を見たとき、平成時代以前か、令和時代なのか、バスの形式や色が判断材料になるのでしょうね。
大泉学園通りマップ
前で紹介した、ゆめりあフェンテの「アートとコラボする桜」付近から桜のトンネルが始まりそこから3キロメートルに渡って、桜のトンネルが続きます。
まとめ
今回は、大泉学園の桜、
・意外性のある桜のスポット4つ
・定番の桜のスポット3つ
について、実際にみた体験談をお知らせさせていただきました。穴場・名所の場所 見頃 映えのポイント 井頭こぶし憩いの森 2月下旬から4月上旬 大泉学園で早咲きの桜 リズモ大泉学園 4月上旬 運次第で富士山とコラボ可、遅咲きの桜 牧野記念庭園 3月上旬から4月中旬 1か月間桜が堪能できる、リレーする桜 ゆめりあフェンテ 3月下旬 アートとコラボする桜 白子川流域 3月下旬 撮影ロケ地にもなる桜 妙福寺 3月下旬 昔ながらの風景のしだれ桜 大泉学園通り 3月下旬 練馬区を代表する桜
大泉学園住みであれば、2月下旬からわざわざ遠出をしなくても桜を堪能できます。
紹介した場所はいずれも、レジャーシートを敷いて桜を見るような場所ではないので、3密を回避することができます。
新しい生活様式の花見は大泉学園の「3サッ」で、サッと見て、サッと撮って、サッと帰りましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
・大泉学園で2月から開花する桜の穴場を知りたい方
・大泉学園で桜が映える定番の場所を知りたい方
・3密を回避して桜の花見を楽しみたい方