※注意※『あやかしランブル!』物語全編のネタバレを含みます!!座談会メンバー紹介
応援のおかげで今がある!この1年を振り返って秋吉:早いもので二部開幕から1年が経ちました! これまでを振り返ってみてどうでしょう?
田沼:感無量ですね! 一部ではあやらぶの世界を広げるべくロボットを出したり西部劇をやったりしましたが、二部ではあやらぶの世界をより深く掘り下げていってます。ユーザーさんがあやらぶを楽しんで、もっと知りたいと思ってくださったからこそできる内容なので、本当にありがたいです!
加茂屋:世界の成り立ちや昔の神様たちの話は、ユーザーさんに興味を持ってもらえないと出せない部分でしたからね。
かに:再登場でキャラ性を掘り下げられる式神が増え、成長感をとても大切にされているなあと私も感じています。一方で新しいキャラクターや見たことのない世界も多く登場するので、ビジュアル面でも色々と挑戦しています!
秋吉:大崩界戦だったり水天だったり、巨大な敵も登場するようになって、イラストの幅も広がりましたよね。
かに:シナリオチームと協力することで、よりゲーム的に活用できる、楽しんでもらえる作りにできたかなと思っています。ハロウィンのアンナたちはスチルやMVを作る前提で立ち絵を描きましたし、4月の魔法少女たちも3人横並びにしたとき絵になるよう工夫しました。


秋吉:新たな挑戦で言うと、12章なんかは宇宙の話だと聞いて驚きませんでした?
かに:SFという発注が来て「あれ? 和風ゲームでは……?」と思いました(笑)
加茂屋:ツクヨミが宇宙船に乗って月に連れ去られそうになるのを止める物語ですって話をしたとき、秋吉さんも困惑していましたよね。
田沼:ロケットに乗って皆で月に行くっていう案もありました。
秋吉:地球で戦うか宇宙で戦うかどっちがいいかなあとか……(笑)
加茂屋:あの会議のときは本当に何のゲームだっけって感じでしたね(笑)
かに:12章の夜の食国もそうですが、二部に入って背景も攻めたビジュアルが多くなった印象です。
田沼:今まで見せてきたあやらぶの世界観より、さらに踏み込んだ背景が増えましたね。夜の食国や黄泉比良坂は日本神話や古事記でよく出てくる場所ですが、あやらぶで描かれているようなビジュアルを思い浮かべる人はあまりいないんじゃないかと。
秋吉:攻めてはいるけど、まとまりがある背景ですよね。その他にも、制作時に気をつけてることってあります?
加茂屋:ユーザーさんの視覚を意識することでしょうか。例えば空に浮かんでいる宇宙船の背景は、キャラを並べて表示することを想定していない、普通に考えるとADVパートでやってはいけないような背景なんですよね。その上で、キャラを並べて使える背景も差分で用意してもらっています。カメラの切り替わりを意識して差分を活用し、臨場感が生まれるようにしているんです。


かに:シナリオごとに制作できる背景の枚数には限りがあるんですが、ストーリーに対する期待感が高まったことで枚数を増やせるようになり、こういった特殊な背景も実現可能になりました。
秋吉:やっぱりユーザーさんの声があってこそなんですよね。皆さんの応援に感謝です。
二部といえばあの男式神だけじゃないあやらぶの魅力田沼:晴明がユーザーさんに受け入れられたのもホッとしましたよね。美少女ゲームにイケメンキャラってかなりの冒険でしたから。
