千五百七十八年 一月下旬
戦況が停滞しているとはいえ、いくさの渦中にて新年を迎えることとなった。
東国征伐に赴いている武将については、新年の挨拶は無用との通達が出されているのだが、前線に赴かない静子には適用されない。
故に今年も静子にとって正月三が日は、慌ただしくも気の休まらないものとなっている。
多くの人々に
「尾張
静子の先触れが安土城正門を守る衛士に告げた。
その途端周囲が一斉に騒がしくなり、静子の乗った
モーセの十戒が如く人々が左右に分かれていく様を見て、静子は表情が引き
元より重鎮として名を馳せていたのだが、更に朝廷より賜った
武家に於ける正三位とは征夷大将軍一歩手前の官位であり、従二位で右大臣となった信長に次ぐ立場となる。
(こういうのが嫌だから尾張に引きこもっているのだけどね……)
大仰に遇されて気疲れしてしまった静子は、他人の視線を遮ってくれる輿での入城が許されたことをありがたく思った。
城内に入ると重臣だけが立ち入ることを許される控えの間にて暫く待機し、特別に人払いが済まされ信長と二人きりで謁見することとなる。
「
「そう畏まるでない。何でも貴様の家では『明けましておめでとう』で済ませるそうではないか、わしもそれで良い」
「それでは改めまして……上様、新年明けましておめでとうございます」
「うむ、実にめでたい。こうして新年を
「そうまでお褒め頂くと、少々こそばゆい気がします」
「なに新年早々に貴様には尽力して貰おうと思うゆえ、これぐらい言ったところで罰は当たるまい」
がらんとした大広間にて二人きりの密会である。他人の耳に入らないのを良いことに、東国征伐の行方を左右する様々な内容が語られた。
予期せず長い挨拶となったが、信長も他の面々への挨拶予定が押しており、詳細については信長がお忍びで尾張を訪れて話すことになる。
年始の一大イベントであった主君たる信長への挨拶が済んだ静子は、安堵から輿を下がらせ最低限の供だけを連れ
信長の計らいで真っ先に挨拶を済ませたことにより、誰にも見つからずにひっそり帰宅できると上機嫌だった静子だが、その思惑は淡くも外れる。
「これは妙な場所でお会いしますな。静子殿、御慶申し入れまする」
元より細い目を糸のようにした光秀と出くわしたのだ。
「これは明智様、こちらこそ本年もよろしくお願いいたします」
御慶とは読んで字の如く、『お
信長の臣下では静子が真っ先に目通りしたため、下城の際に通る順路でこれから挨拶をする必要がある光秀と遭遇するのは不自然なのだ。
とは言え光秀は社交に於いて如才ないため、裏方へと根回しをしていた可能性を考慮すればあり得なくも無いのが難しい。
もし仮に静子を待ち伏せしていたとすると、彼は信長よりも先に静子へ新年の挨拶をしたこととなり、史実での裏切りも相まって動揺してしまった。
それでも静子が輿を降りて徒歩でいたため声を掛けられたのであり、流石の光秀とて輿を呼び止めてまで挨拶は出来ない。
彼女が徒歩を選んだのは気まぐれであり、この遭遇に作為は無かったと判断することにした。
「旧年中は我が所領の流通改善にお力添えを賜り、心より感謝申し上げまする。お陰様で民たちも飢えることなく新年を迎えられております」
光秀の所領は丹波、丹後であり、中でも丹波は食材の宝庫として知られており、また都である京の北西に位置する重要な拠点と見做されている土地であった。
史実では江戸時代でも幕府に重要視された丹波亀山藩があった土地であり、 その管理を任されている光秀は、信長からどれ程の信頼を寄せられているかが窺える。
そして丹波、丹後地域の整備に対して技術支援を命じられたのが静子であった。
「お気遣いは無用です。私としても丹波の名物が各地へと流れるのは望むところですので」
光秀は
しかし、安土城とその城下町が整備されるにつれて驚愕せざるを得なくなった。
豪雨を受けても泥濘化せず、重量物を山と積んだ荷駄が通ってもびくともしない舗装路の存在は彼の常識を覆した。
そして光秀の嘆願を受けた信長は、静子に対して技術支援を命じることとなる。
従来からのマカダム舗装に加えて、最新のアスファルトを用いた舗装も併用することにより格段に流通の利便性が増した。
その舗装路が京から徐々に伸びてくるのを眺める光秀は、静子に対する評価を更に見直さざるを得なくなる。
「東国征伐の後方支援、更には羽柴殿の有馬開発に
そう言うと光秀は静子に対して深々と頭を下げた。未だに女人である静子に対して躊躇なく頭を下げられる武人は少ない。
己に利があると判れば一切の迷いなく自尊心を抑制できる光秀は理性の人だと静子は思った。そして同時に何故ここまで理性が働く人物が、史実に於いて信長を裏切ったのか謎が深まる思いであった。
(まあ私に男性の機微は判らないし、史実でも本当に彼が裏切ったかは謎なんだよね……)
それでも静子は『どうか信長を裏切らないで欲しい』と願わずには居られなかった。
光秀との対話は一時間にも満たなかったが、静子は変わらぬ協力を約束した。
その背景には光秀が現在の領地に加えて、但馬をも支配しようと目論んでいることを知っているからだ。
実力的にも秀吉の台頭を面白く思わない面々の後押し的にも彼の但馬支配は確実と思われるため、静子は最初から但馬開発に一枚噛んでおくことにする。
こうしておけば但馬の詳細な地図や、経済状況を把握することも容易となるし、領地運営に対して一定の影響力を持つことが出来るためだ。
「万が一に備えての保険なんだけど、これが活躍する日が来ないことを祈るよ」
静子が準備している保険は数多く、技術支援や土木工事などの見えない保険の他にも、今は足満主導で実施されている誰の目にも明かな保険もある。
その一つがようやく量産体制が整った無煙火薬であった。元々荒事に興味が無かった静子は、黒色火薬さえ自前で調達できるようになれば天下を取れると甘く見ていた。
しかし足満に言わせればその考えは甘いの一言に尽き、黒色火薬は不完全燃焼による燃えカスが出るため単発銃しか作ることが出来ないのだ。
これはライフリングが施された新式銃で使用されている褐色火薬にしても同じであり、連発銃を実現しようと思えば無煙火薬の開発は必須であった。
単発銃と連発銃の最も大きな違いは、古典的戦争に於ける兵数の理論を説いた『ランチェスターの一次法則』を覆せるものという事だ。
一人の兵が多数の兵を相手取って圧倒できる連発銃の存在は、技術的なブレイクスルーをもたらすのだ。
そしてこの無煙火薬を開発するに当たって、核となる物質は意外なことに綿花であった。
一般にリンターパルプと呼ばれ、綿の実の周囲にまとわりついている
静子と合流した足満は、静子と徳川家との綿花共同栽培に早い時期から着目し、繊維が短いため捨てられていたリントを人を雇ってまで集め続けた。
そうした努力は工業化が進んだことによって硫酸や硝酸を潤沢に使用できる状況を迎えて実を結び、遂に無煙火薬という花を咲かせた。
しかし、この無煙火薬についても欠点が無いわけではない。安定性の高い黒色火薬に比べて、この無煙火薬は不安定な物質であり強い衝撃を受けても爆発してしまう。
極端な話、薄く無煙火薬の粉末を撒いて金属のハンマーで思いっきりぶっ叩くだけで爆発するのだ。
そこで現代で製法を学んでいた足満は、無煙火薬にエタノールとジエチルエーテルを加えて練ることで安定した『B火薬』を製造するに至った。
それでもエタノール及びジエチルエーテルに揮発性があるため、長期間保存しておくと再び不安定となる欠点を抱えている。
これを解決出来る『コルダイト火薬』についても製法は知っているのだが、核となるワセリンを入手する術がないため諦めているのが現状だ。
つまりこれが何を意味するかと言えば、防衛拠点を構築しての籠城が飛躍的に優位になるという事を意味する。
仮にマキシム機関銃レベルの連発銃を配備した城を攻め落とすには、防衛側の十倍に達する兵力を集めたところで難しいという状況になるのだ。
万が一本能寺の変が起こったとしても、充分な弾薬を準備した数百人程度の兵士であっても、万に達する敵兵を数日程度食い止めることが出来るのだ。
「いくさの常識を根底から覆す、『鉄砲伝来』の再来となる連発銃……使わないで済ませて欲しいよ」
静子は足満から既に実用レベルに達したリボルバー拳銃及び、連発式のライフル銃を見せられている。
静子はいくさ上手でも無ければ、本人の戦闘能力も低い。指揮に於いては多少見るものがあるが、初見殺しを封じられた泥仕合となれば底が露呈する。
長く静子に仕えている重臣であればあるほど、彼女の本性を知っているため、いくさ場には立たないで欲しいと懇願される始末だ。
それについて口惜しいと思わなくも無いが、前線に出なくとも戦争で命を落とす犠牲者を減らすことが出来ると内政に力を入れることにしている。
静子の方針は信長と出会って以来一貫して同じだ。
まずは食料を充分に供給することで余裕を生み、老若男女を問わず教育を施しては相応しい活躍の場へと送り出す。
明治政府が掲げた国家スローガンである『富国強兵』を戦国時代で実践し続けているのだ。
長年に亘ってこれを繰り返した結果、いつしか巨大な人材派遣業者のような形態を取るようになった。
農林水産業は言うに及ばず、建築土木業や商工業に至るまで静子の薫陶を受けた者がいない業界など存在しない状態になっている。
織田家の支配下の地域は言うに及ばず、日ノ本の何処であっても静子の影響力が存在するとまで言われるようになった。
これだけを耳にすれば、静子はさぞや巨万の富を独占しているのだろうと邪推するものだ。
しかし、実際に彼女が個人的に動かせる資産はそれほど多いわけではない。
当然織田家内でも信長を除けば一位、二位となることは疑いようもないが、それでも彼女が手掛ける事業規模を思えば随分と少ないことが理解できる。
これに関しては、静子が己の得た利益の半分以上を社会に対して還元するべく再投資しているからに他ならない。
彼女としては己一人が富むのではなく、社会全体が豊かになってくれるのが一番と考えているため、私腹を肥やすという発想が無いのだ。
「贅沢と言っても美味しいご飯が食べられて、朝から温泉に入れる環境で充分だよねえ」
首を傾げて悩んでみても、自分が贅沢三昧をしている姿は想像できない。
一次産業に携わる身として、食べ物を粗末に扱うことなど論外であるし、現状で十分満足できている。
様々な産業に出資しているため、服飾なども最先端の物が容易に手に入る。
一番金を使う趣味が朝廷から命じられている芸事保護だが、これすらも事業化してしまったがため利益が出ている有様だ。
「そうだ! 自分が使えないなら、未来ある若者に投資したら良いんだ」
唐突にポンと手を打った静子は思いついた妙案を実行することにした。
正月中ということもあり、静子は四六と器を自室に呼び出す。
二人揃って呼び出されることなど滅多にあることではないため、四六と器は互いに顔を見合わせつつも静子と相対する。
「二人にはそろそろお金の使い方を学んで貰おうと思うの」
静子の言葉に二人とも首を傾げる。お金の使い方と言われても、彼らは日常的に小遣いをやり繰りして生活している。
別に金を使わずとも生活できるのだが、決まった予算内で欲しい物を都合するため、毎月決まった額を静子から与えられていた。
つまりは二人ともお金の存在及び、その限りある資源をどのように使うかは理解している。
これ以上に学ぶことなどあるのだろうかと思ったのだ。
「お金はね、一定以上集まると力を持つようになるの。そこで二人には少し大きいお金を扱う事を学んで貰います」
「……なるほど。個人の裁量で使用する金額と、領主の立場で使用する金額では文字通り桁が違うのですね」
「私は、お金が欲しいと思ったことがありません……」
前向きに考える四六に対して、尻ごみをする器と対照的な反応が返ってきた。そこで静子はこう諭す。
「難しく考えなくても良いのよ。まずは経験することが大切。失敗も成功も踏み出さないと始まらない」
二人の肩に優しく手を置きながら静子は言葉を続ける。
「成功も失敗も経験しなさい。その経験が貴方たちの糧となりましょう」
「はい」
「与えられた予算を使って、自分がお金を得る方法を模索してみなさい。真にお金の価値とありがたみを理解できるはずです」
二人の返事に静子は満足げに微笑んだ。
正月気分も松の内が過ぎれば平常へと回帰する。
未だ積雪の影響があって停滞しているものの、東国征伐の再開に向けて着々と準備が進められていた。
年が明けたことを契機と見たのか、一月中旬に差し掛かると東国各地の国人から文が静子の許へと続々と届き始める。
そのほぼ全てが信長へ恭順を示すため、仲介をして欲しいと言った内容であった。
「保身の匂いがプンプンするよね」
北条が本拠地である小田原城周辺にまで織田家の手が伸びているのに、反撃らしい反撃を出来ずにいることに対して見切りをつけたのだろう。
実際に静子の推測は正しく、文を送っている者は己の仕える主君が北条であれ織田であれ、己の領土が安堵されれば問題ないのだ。
中には北条家から受けた恩を返さんと忠誠を示す者もいたが、それは少数派にとどまっている。
「里見家は降伏路線に傾いたらしいけど、佐竹の一部は反発しているようだね」
近いうちに里見と佐竹に相対している才蔵軍とぶつかるだろうと静子は予測していた。
当然、前線の空気を肌で感じている才蔵も同じ予想をしている。
里見・佐竹両家の動向を監視しつつ年を越した才蔵は、己の役目がそう遠くない内に終わるだろうと見ていた。
両家の疲弊は著しく、これ以上いくさを継続する士気も物資も無いのが透けて見える。
一向に援軍を出してこない北条に不満を抱き、互いに織田家に対して和睦を打診していないかと疑心暗鬼になっていた。
混乱と疲弊の極みにあって、それでも尚織田家に反抗し続けることで得るものがあるのだろうかと言う迷いが生じている。
「両家ともに何か口実があれば、すぐにでも織田家に下ることだろう。それが北条の敗北か、それとも……」
才蔵の見立てでは両家ともさっさと降伏したいのだが、何も出来ずに降伏するというのが気に障る。
故に一矢報いて矜持を守り、その上で降伏するという筋書にしたいのだと予測していた。
「佐竹については、
「はい。弱腰になっている佐竹氏に対して何度も抗議しているようです。戦わずに負けを認めるなど、武家にあるまじき行いだと」
才蔵の確認に対して、部下が答えた。真壁とは真壁
彼は鬼真壁との異名を持ち、鬼の異名を象徴すべく長さ二メートルにも及ぶ樫木棒を振り回すことで恐れられていた。
突出した武勇を以て佐竹氏が手掛けたいくさの殆どに参加していたが、忠臣という訳でもない。
自身や真壁一族の利となるのであれば、主家たる佐竹氏と対峙することすら辞さない姿勢を持っていた。
「そろそろ真壁に対する抑えが利かなくなっているのだろう。しびれを切らせて単独でこちらに仕掛けてくるやも知れぬ」
「流石の真壁とて、この積雪の中攻め寄せるすべはありますまい。雪解けを指折り数えて待っていることでしょう」
「いや、思い込みは危険だ。敵は常に固定観念の外から急襲してくると考えて備えよ。警戒心は解くべきではない」
「はっ、承知しました」
慢心が見えた部下に対して才蔵が諫める。
「それにしても寒い。この寒さではいざという時に体が動かぬ。常日頃より寒さ対策は十分に行うように」
「現在のところ、特に不満は出ておりません」
「静子様からも寒さ対策を厳にするようにとご指示があった。言いつけを守らずに負けたとあっては顔向けできぬからな」
「承知しております。直接的な寒さだけでなく、防疫についても万全を期しております」
織田軍の中でも静子軍は、防寒対策が一兵卒に至るまで行われている。無論、将官と兵卒では異なるが、基本理念は一緒だ。
足元は防水処理の施された軍靴に、綿の詰め物。鎧の下に着こむ下着や
更には武将ともなればアルコール燃料の白金懐炉までが貸与される。
また雨天に備えてトレンチコートのように甲冑の上からでも着こめる防水布による外套が配備されていた。
「それで良い」
家臣の言葉に才蔵は笑みを浮かべた。
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