音楽を言葉によって表そうとする際の「歯がゆさ」──しかし、音楽の記述はそれなくしては音楽活動が成り立たないほど、真剣な検討に値するものである。そこで音楽の記述をその状況とともにとらえ直していくことにあえて愚直にこだわってみたい。カラオケやスタジオでの会話、調律、拍手、……こうした「音楽の余りもの」を記録・収集し、直接分析。「ふるまいのアナリーゼ」がいま、はじまる。
鍵盤ハーモニカの旅へ
アルス・ピヤニカ――鍵盤ハーモニカの楽堂 南川朱生(ピアノニマス)
神話に登場する鳥と、神話時代の鳥観
人と鳥の文化誌 細川博昭
第1回
哲学探究3 永井均
もうひとつのポリフォニー——合唱リハーサルのなかの遠隔コメント
音楽を描く言葉と身体──ふるまいのアナリーゼ 吉川侑輝
仏教とは、ゲームを降りること
人生というクソゲーを変えるための仏教 ネルケ無方
母からの性的まなざし
〈性〉なる家族 信田さよ子
田中小実昌
死にたがり読書録 吉田隼人
すぐれていることと表裏一体の難しさ
ギフティッドの居場所をつくる――その理解と受容から 角谷詩織
狂牛病パニック――戦慄するヨーロッパ
〈メイド・イン・ジャパン〉の食文化史 畑中三応子
半地下の鍵盤ハーモニカ
アルス・ピヤニカ――鍵盤ハーモニカの楽堂 南川朱生(ピアノニマス)