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広島市では、国から発信されるワクチンの効果や副反応の発現状況に関する情報などを提供し、多くの住民が接種に対して不安を感じることなく安心して接種を受けることができるよう取り組んでいます。
接種は強制ではなくあくまでご本人の意思に基づき接種を受けていただくものです。職場や周りの方などに接種を強制したり、接種を受けていない人に差別的な扱いをすることのないようお願いいたします。(ワクチン未接種者への差別は禁止です!) |
現在、ファイザー社製のワクチンの接種予約が取りにくくなっていますが、武田/モデルナ社製ワクチンについては比較的予約が取りやすい状況です。 ファイザー社製、武田/モデルナ社製のどちらのワクチンも、3回目の接種を受けることにより、感染予防効果や重症化予防効果等を高める効果があるとされています。 接種を希望される方は、早期に接種を受けられる武田/モデルナ社製のワクチンによる接種についてご検討ください。
【参考】 |
12歳~17歳の方の3回目接種について | |
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12歳以上の方は2回目の接種から6か月以上後に3回目接種を受けることができます。 ※現時点では12歳~17歳の方はファイザー社製以外のワクチンでは3回目接種を受けることができません。
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5歳~11歳の子どもへのワクチンの接種について |
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広島市では、3月5日から5歳~11歳の子どもへのワクチンの接種を順次開始しています。 保護者の方は、ワクチンを接種するメリットとデメリットを理解した上で、本人と話し合い、接種を受けるかどうか判断してください。(5歳~11歳の子どもへのワクチンの接種について) |
平日18時以降・土曜日午後・日曜日に接種を実施する医療機関について |
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広島市では、学校や仕事などにより平日の昼間に接種ができない方のため、平日18時以降・土曜日午後・日曜日に接種ができる医療機関を公開しています。 平日の昼間に接種ができない方は、これらの医療機関での接種をご検討ください。
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妊娠中に新型コロナウイルスに感染すると、特に妊娠後期は重症化しやすく、早産のリスクも高まるとされています。
このため、本市においては、市域の医師会や産婦人科医会と連携しながら、妊娠中の方及び配偶者等への接種を速やかに進めていくこととしております。
新型コロナウイルス感染症による死亡者や重症者の発生をできる限り減らし、結果としてコロナウイルス感染症の蔓延の防止を図ることを目的として接種を進めています。
現在、1・2回目接種に加えて、2回目の接種から6か月以上経過した方を対象に、3回目接種を実施しています。
接種のスケジュールはこちら
広島市では、ファイザー社製と武田/モデルナ社製のワクチンを使用しています。
※アストラゼネカ社製ワクチンの接種については広島県ホームページ<外部リンク>をご確認ください。
広島市に住民票のある12歳以上の方が対象です。(5歳~11歳の子どもへの接種についてはこちら)
※次のとおりワクチンの種類によって対象者が異なるためご注意ください。
ワクチンの種類 |
接種対象者 |
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1・2回目接種 |
3回目接種 |
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ファイザー社製 |
12歳以上 |
12歳以上 |
武田/モデルナ社製 |
12歳以上 |
18歳以上 |
アストラゼネカ社製 |
原則 40歳以上 |
× |
ワクチンの接種は、原則、住民票のある自治体で受けていただく必要がありますが、単身赴任などやむを得ない事情で、広島市に住民票のない方が広島市内の医療機関で接種を受ける場合は、申請を行い、住所地外接種届出済証の交付を受ける必要があります。申請方法はこちら。
※令和3年8月1日から、広島県内に住民票がある方の場合は、広島市に住民票のない方でも住所地外接種届出済証の申請が不要となりました。詳しくはこちら
新型コロナワクチンの接種間隔は次のとおりです。
ワクチンの種類 | 1・2回目接種 | 3回目接種※ | ||
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ファイザー社製 | 通常,1回目の接種から3週間後に2回目の接種 1回目から3週間を超えた場合、できるだけ早く2回目を接種 |
2回目の接種から6か月経過した日以降 (1・2回目接種時と同量) |
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武田/モデルナ社製 | 通常,1回目の接種から4週間後に2回目の接種 1回目から4週間を超えた場合、できるだけ早く2回目を接種 |
2回目の接種から6か月経過した日以降 (1・2回目接種時の半分の量) |
※国によると2回目の接種後に新型コロナウイルスに感染した場合、感染後から3回目接種までの間隔は暫定的に3か月を1つの目安とされています。ただし、この場合でも2回目の接種から6か月以上経過している必要があります。詳しくは厚生労働省ホームページ<外部リンク>へ
1・2回目接種後、ワクチンの効果は時間の経過とともに低下していきますが、18 歳 以上では、3回目の接種を行うことにより、オミクロン株に対しても発症予防効果や入院予防効果が回復すると報告されています。
16~17歳の場合では、オミクロン株流行期において、ワクチンの2回目接種後(14-149日経過後)は、新型コロ ナ感染症の様な症状のための救急外来の受診を34%減少させ、ワクチンの3回目接種後(7日以上経過後)は、同様の救急外来の受診を81%減少させる効果があったと報告されています。
詳しくは厚生労働省ホームページ<外部リンク>へ
接種後の副反応として、注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛みなどがみられることがあります。
また、重大な副反応としてまれな頻度でショック、アナフィラキシーが発生する場合もあります。このため、アナフィラキシー等に対応するために、新型コロナウイルスワクチン接種後は15~30分程度、接種会場や医療機関に留まっていただき、万が一、アナフィラキシーが起きたときには、その場ですぐに治療などを行います。
また、ファイザー社及び武田/モデルナ社のワクチンでは、頻度としてはごく稀ですが、心筋炎や心膜炎を疑う事例が報告されています。詳しくは厚生労働省ホームページ<外部リンク>へ。
発現割合 | 症状 | |
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ファイザー社製 | 武田/モデルナ社製 | |
50%以上 | 接種部位の痛み、疲労、頭痛 | 接種部位の痛み、疲労、頭痛、筋肉痛 |
10~50% | 筋肉痛、悪寒、関節痛、下痢、発熱、接種部位の腫れ | 関節痛、悪寒、吐き気・嘔吐、リンパ節症、発熱、接種部位の腫れ、発赤・紅斑 |
1~10% | 吐き気、嘔吐 | 接種後7日以降の接種部位の痛みなど |
ファイザー社製及び武田/モデルナ社製のワクチンのいずれの場合も、2回目接種後と比較して、有害事象の発現傾向は概ね同様であると確認されています。
一方で、リンパ節の腫れについては、2回目接種時と比較して、発現割合が高い傾向にあります。
発現割合 | ファイザー社製(2回目→3回目接種後の症状) | 武田/モデルナ社製(2回目→3回目接種後の症状) |
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50%以上 | 疼痛(78.3→83.0%)、疲労(59.4→63.7%) | 疼痛(88.3→83.8%)、疲労(65.4→58.7%)、頭痛(58.8→55.1%) |
10~50% |
頭痛(54.0→48.4%)、筋肉痛(39.3→39.1%)、悪寒(37.8→29.1%)、関節痛(23.8→25.3%) |
筋肉痛(58.1→49.1%)、関節痛(42.9→41.3%)、悪寒(44.3→35.3%)、リンパ節症(14.2→20.4%) |
1~10% | 38度以上の発熱(16.4→8.7%)、腫脹(6.8→8.0%)、発赤(5.6→5.9%)、リンパ節症(0.4→5.2%) | 38度以上の発熱(15.5→6.6%)、腫脹・硬結(12.3→5.4%)、紅斑・発赤(8.7→4.8%) |
米国では、12歳~17歳に対する追加接種後7日以内の副反応は、2回目の接種後と同様の症状が、同じ程度かやや高い頻度で現れると報告されています。
報告割合 | 接種後の症状(2回目→3回目接種後の症状) |
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50%以上 | 疼痛(76.0→80.0%)、疲労(58.7→58.5%)、頭痛(56.0→55.9%) |
10~50% |
筋肉痛(40.9→46.2%)、発熱(38.3→35.5%)、悪寒(27.8→32.6%)、関節痛(16.9→19.7%)、悪心(18.8→18.9%)、腫脹(14.1→18.8%)、発赤(8.4→10.2%) |
1~10% | 腹痛(9.3→8.5%)、そう痒(7.3→7.4%)、下痢(4.5→3.5%)、嘔吐(2.7→2.3%)、発疹(1.5→1.2%) |
新型コロナワクチンの有効性・安全性について(厚生労働省ホームページ)<外部リンク>
「追加(3回目)接種に使用するワクチンについてのお知らせ」(厚生労働省作成リーフレット)
「追加(3回目)接種のお知らせ(12~17歳の方へ」(厚生労働省作成リーフレット) <外部リンク>
新型コロナワクチンの副反応疑い報告について(厚生労働省ホームページ)<外部リンク>
ワクチン接種“守り”から“攻め”への転換 副反応をよく理解してワクチン接種へGO!~新型コロナウイルスに負けないぞ!~(広島県医師会ホームページ)<外部リンク>
医師には、新型コロナワクチンの接種を受けた者が、厚生労働大臣が定める症状を呈していることを知ったときは、厚生労働大臣への報告が義務付けられています。
定期の予防接種等による副反応疑いの報告等について(本市ホームページ)
1・2回目接種では、原則として1回目と2回目で同じ種類のワクチンを接種する必要がありますが、現在接種が進められている上記のワクチンについては次のいずれかの場合に限り、1回目と異なるワクチンを2回目に接種すること(交互接種)が可能となります。
・1回目のワクチンの接種後に重篤な副反応が生じたこと等により、医師が医学的見地から、2回目に同一のワクチンを接種することが困難であると判断した場合
・国内のワクチン流通の減少や接種を受ける方の転居等により、1回目と2回目で同一のワクチンを接種することが困難な場合
・10代・20代の男性で、1回目に武田/モデルナ社製のワクチンを接種しているが、2回目にファイザー社製のワクチンの接種を希望する場合
※交互接種の場合、1回目と2回目の接種の間隔は27日以上の間隔をおくこととされています。
3回目接種では、1・2回目接種のワクチンの種類にかかわらず、ファイザー社製又は武田/モデルナ社製ワクチンを使用し、1・2回目接種とは異なる種類のワクチンの接種(交互接種)ができます。
令和4年2月18日に厚生労働省の研究班が示した中間報告によると、1・2回目接種でファイザー社製ワクチンを受けた後に3回目接種をモデルナ社製ワクチンにより受けた場合、3回目接種をファイザー社製ワクチンにより受けた場合と比べて、抗体価が高まったと報告されています。
一方で、接種後の発熱や倦怠感などの副反応については、3回目接種をファイザー社製ワクチンにより受けた場合と比べて、発現しやすいことが報告されています。
副反応 | ファイザー社製 | モデルナ社製 |
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37.5℃以上の発熱 | 39.8% | 68.0% |
接種部位の疼痛 | 91.6% | 93.8% |
全身倦怠感 | 69.1% | 78.0% |
頭痛 | 55.0% | 69.6% |
病休取得 | ファイザー社製 | モデルナ社製 |
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病休取得率 | 8.83% | 10.30% |
(厚生労働省研究班の資料より作成。副反応、病休取得率は接種後1週間についての調査)
【参考】
新型コロナワクチン追加接種(3回目接種)にかかわる免疫持続性および安全性調査(コホート調査)<外部リンク>
また、英国の研究でも、1・2回目接種でファイザー社製のワクチンを受けた人が、3回目接種でファイザー社製のワクチンを受けた場合と、武田/モデルナ社製のワクチンを受けた場合のいずれにおいても、抗体価が十分上昇することが報告されています。
ワクチンの組み合わせ | 抗体価値 |
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ファイザー→ファイザー→モデルナ | 抗体価は上昇 |
ファイザー→ファイザー→ファイザー |
【参考】
「追加(3回目)接種に使用するワクチンについてのお知らせ」(厚生労働省作成リーフレット) [PDFファイル/409KB]
新型コロナウイルスワクチンの接種費用は無料です。
<注意>
接種に伴う健康被害による医療費等について、国が認定したときは、医療費・障害年金等の救済が受けられる制度です。
制度の詳細は、こちらをご覧ください。
コロナウイルスワクチンについての疑問点は、こちらをご覧ください。
コロナワクチンについてのQ&A(厚生労働省ホームページ)<外部リンク>
新型コロナワクチン コミナティを接種される方とそのご家族へ(ファイザー社作成資材)(独立行政法人医薬品医療機器総合機構ホームページ掲載資料) [PDFファイル/831KB]
新型コロナウイルスワクチンに関するお問合せは
広島県新型コロナウイルスワクチン接種コールセンター
082-513-2847
全日 24時間対応
厚生労働省新型コロナワクチンコールセンター
0120-761770
全日 9時~21時
会話を進めて下さい