#全国の入管における事例
大村入管では医療訴訟だけではなく、2019年にハンガーストライキを行っていた被収容者の方が餓死する事件も発生しています。また入管施設内での死亡案件は大村入管以外でも全国の入管施設で2007年からの14年間で17件も発生しています。
それに加えて、長期収容を強いられることから精神的な苦痛や、ハンガーストライキの発生、施設内での暴力行為の蔓延など入管施設内で「何が起こっているか」不透明な現実もあります。このような状況では、入管の外で生活する我々が入管施設について「知っていく」ことも難しく、被収容者の方々は心身に不調をきたしても適切な医療を受けているとは考え難いのです。
下記では各入管施設ごとに起こった死亡事案を表にまとめています。
全国の入管施設における死亡事案
2020/10
2021/3
インドネシア人男性(40代)
スリランカ人女性(30代)
不詳
不詳
場所
発生年
当事者
理由
西日本入国管理センター
2008/1
インド人男性(20代)
東日本入国管理センター
2010/2
2010/4
2014/3
2014/4
2017/3
2018/4
ブラジル人男性(20代)
韓国人男性(40代)
イラン人男性(30代)
カメルーン人男性(40代)
ベトナム人男性(40代)
インド人男性(30代)
自殺
自殺
低酸素性脳症
病死
くも膜下出血
自殺
自殺
大村入国管理センター
東京入国管理局
ガーナ人男性(40代)
中国人男性(30代)
フィリピン人女性(50代)
フィリピン人女性(50代)
ミャンマー人男性(50代)
スリランカ人男性(50代)
肺炎
自殺
不詳
急性心筋梗塞
急性心筋梗塞
くも膜下出血
2019/6
ナイジェリア人男性(40代)
餓死
名古屋入国管理局
福岡入国管理局
2018/11
中国人男性(60代)
多臓器不全
2007/2
2009/3
2010/4
2010/12
2013/10
2014/11