ACTION FOR OMURA
#適切な医療を求めます
#大村入管
#入管問題
長崎県大村市にある大村入管で、
1人の男性が適切な医療措置を受けられず苦しんでいます。
彼は入管収容者でも医療を受けられる権利を求め、
国を相手に立ちあがりました。
私たちはこの訴訟を広めることで、すべての入管施設内で
彼らの人権が守られることを目指しています。
この訴訟が全国の被収容者の希望の星となることを願って。
#大村入管を知る
全国に2つある入国管理センターの1つが、長崎県大村市にあります。
大村湾が見渡せる場所に作られたこの施設は、通称:大村入管と呼ばれ、
難民申請者やオーバーステイの外国人が収容されています。
しかし、その大村湾も被収容者からは見ることができません。
長崎の人々も、入管の実態を知ることはできません。
穏やかな大村の町に佇む不透明な施設で、一体何が起きているのでしょうか。
被収容者について
大村入管には、国内で最も長い間収容されている方がいます。彼の収容期間は2021年10月で10年目になりました。
一口に収容と言っても、そこに至る経緯は様々です。入管には、入管難民法やその関連法に抵触した人が収容されます。なかには、日本の刑法に抵触した過去がある人もいますが、彼らは刑務所でその刑期をしっかりと終えた上で、オーバーステイを理由に収容されるのです。
知識がなかった、または経済的・政治的理由により追い込まれたために入管難民法に触れてしまった、という人も多くいます。
「犯罪」と一括りに呼んでしまうには大きすぎる、複雑的な問題が根本にあるのです。
年目
10
(支援者調べ)
超長期収容者
多い?少ない?被収容者数
大村入管は最大700人が収容可能な国内最大の入管施設です。これまでの平均収容者数は80人程度ですが、最高収容者数は150~160人にも上りました。この背景には、日本が2018年ごろから東京オリンピック開催に向けてテロ対策特別措置法を制定し、日本にいる外国人の取り締まりを強化し、仮放免の運用が厳格化されたことが挙げられます。
しかしながら2021年11月30日現在での被収容者数は10名にまで減りました。これは新型コロナウイルスの感染拡大によって、大人数を1室に収容する状態を避けるため、また大村入管の施設職員に感染者が出たことから、入管側が仮放免許可を出しやすくなったことが理由にあげられます。収容人数が少ないからといって収容者の意思が尊重されているわけではなく、社会の状態に振り回されているだけなのです。
人
10
(支援者調べ)
(2021年11月30日現在)
現在の被収容者数
#入管医療訴訟を知る
2021年大村入管に収容されているネパール人男性が適切な医療措置・手術を求め、国を相手に医療訴訟を起こしました。
彼が手術を受け、自分で歩ける身体を取り戻すこと、そしてこの裁判が入管の実態を明らかにし、入管施設の被収容者が適切な医療を受ける先例となることを目指します。
#これまでの裁判
>第1回期日:2021年4月26日
>第2回期日:2021年7月19日
>第3回期日:2021年11月15日(月)
>第4回期日:2022年2月7日(月)15:30〜
場 所 :長崎地方裁判所
#傍聴席を埋めよう
私たちはこの裁判の傍聴席を満席にすることを目指しています。被収容者の権利が守られることを望む人が多くいると入管側に
アピールすることで、入管側の被収容者への対応が改善される可能性があるからです。そして傍聴をすることは私たちの意思表示でもあります。
入管問題を知りたい方、彼の適切な医療を望む方はぜひこの裁判の傍聴に行ってみませんか。
*裁判に関するお問い合わせはこちら。
#わたしたちについて
aboutus
わたしたちは、長崎県の大村入管で起こっている人権問題の認知啓発を中心に活動をしている学生有志です。
2019年、1人の男性が大村入管で餓死するという事件が起こりました。しかし、長崎に住んでいてもこの事件を知っている人は限られており、入管で一体何が起きているのか、その実態は誰も知りません。
救える距離にいながら、何も手が出せない。こんな悲しい出来事をもう二度と起こさないために、1人1人の想いを繋げ、声をあげていきます。