富野由悠季の世界

富野由悠季の世界

EXHIBITION

第3部
空と大地の間で逞しく

1命をかけて生きてます ― 活劇とエンターテインメント

『機動戦士ガンダム』や『伝説巨神イデオン』に見られるシリアスで重厚な人間ドラマは、富野アニメの真骨頂ではあるが、一方で、エンターテインメントとしてのアニメの特性を最大限に活かし、その可能性を拡張しようとする富野の意志を感じることができる作品も見逃せない。地球上でありながらそうでないような場所、あるいは全くの異世界に舞台が設定され、そこで生きるキャラクターたちは、男も女も、大人も子どもも、バイタリティに満ちている。そして、『ガンダム』や『イデオン』とは違って、キャラクターがあまり死なない傾向もある。ロボットアニメでありながら、その実、身体と生命の賛歌が、その根底にはある。

無敵鋼人ダイターン3 /
戦闘メカ ザブングル /
OVERMAN キングゲイナー

展示作品例

2歴史もの、名作もの、時代もの ―
人間ドラマはジャンルを超えて

意外と知られていない富野作品を紹介。ロボットはまったく登場しないが、だからこそ富野の作劇の冴えを見ることができる。

ラ・セーヌの星 /
しあわせの王子 /
闇夜の時代劇・正体を見る

展示作品例