GW初日 東京駅は乗客で混雑

GW初日、東京駅で一時混雑 主要駅に都が無料検査所を設置

ゴールデンウイークの初日となった29日、JR東京駅の新幹線ホームはスーツケースなど大きな荷物を持った多くの乗客でごった返した=JR東京駅で2022年4月29日午前9時26分、三浦研吾撮影

 2019年以来3年ぶりに新型コロナウイルス対策の行動制限がないゴールデンウイーク(GW)が29日、スタートした。緊急事態宣言下で大型連休を迎えたここ2年と打って変わり、駅や空港は大きな荷物を抱えた人で混み合い、にぎわいが少し戻ってきた。

 JR東京駅はスーツケースを引く家族連れが目立ち、構内の土産物店もごった返した。東海道新幹線のホームも混雑し、JR東海によると午前10時までの東京発の下り自由席の最高乗車率は午前6時発ののぞみ1号の140%だった。指定席の予約状況(25日時点)も前年に比べると3・8倍を超えるが、コロナ前の18年と比べると77%の水準にとどまっている。上りのピークは5月5日を見込み、指定席の予約はまだ空席があるという。

 夫婦2人で5泊の京都旅行に向かう千葉県野田市の会社員、園田穣さん(56)は「観光タクシーで寺巡りを楽しみたい。感染者の何割かは無症状と聞くので気にしすぎても仕方ないが、手洗いとうがい、マスクの着用という基本対策をしっかりしたい」と弁当を手に乗り込んだ。

 5~8歳の3人の子どもを連れて夫が単身赴任中の広島県に向かうという千葉県の奥本薫さん(35)は昨年末は感染対策をかねて車で行ったが今回は新幹線を利用。大きなバッグを手にしていたが、「息子たちが手伝ってくれるので大丈夫です。思ったより人は多いけど、新幹線だと早く着く」。小学2年の次男(7)は「お父さんに会えるのが楽しみ。早く一緒にゲームがしたい」と話した。

 東京都江東区の会社員、海老原裕子さん(60)は夫(61)と2人で「名古屋に趣味の食べ歩き」。名古屋コーチンやひつまぶし、みそ煮込みうどんなど名古屋名物の店を全て予約済みという。「以前と比べて混んでいるので、予約なしではなかなか店には入れない」と以前との変化を感じていた。

 また東京都は都県域をまたぐ移動が増えるため感染拡大を防ごうと、都内の主要5駅に無料の抗原検査所(事前予約制)を設けている。東京駅の会場を利用した東京都中央区の男性会社員(64)は30日に大阪府の実家に帰省するのを前に検査を受けた。「90歳近い母親がいるので陰性を証明して、安心して帰省するために受けた」と話していた。

 高速道路も早朝から混み合った。日本道路交通情報センターによると、29日午前11時半ごろ、関越道の高坂サービスエリア付近で15キロの渋滞が発生した。29日午後から30日にかけても関東各地で5~25キロ程度の渋滞が予想されている。【柿崎誠】

関連記事(外部サイト)