このところ、スポーツ界では何かとパワハラ問題が取り沙汰されております。"陰陽師と式神"というような特別なケースを除いて、妖怪と人間では、上下関係がそもそも存在しませんので、パワハラは案件は稀有だと思いますが、人間の女性への妖怪からのセクハラは昔から色々とあるようです。「頬撫で」(2010/7/2の記事参照)なんかはその代表格と言えますが、今回はその他の例を幾つか集めてみました。先ずは江戸時代の絵本(黄表紙)に登場したセクハラ妖怪「化け塗桶」。塗桶とは真綿を引き伸ばすために用いる道具ですが、夜鍋で仕事する女性達の顔を舐めたり、お尻を撫でたりしております。
最近では、ゲゲゲの鬼太郎第6シリーズアニメにも登場した「トイレの花子さん」や廊下の「テケテケ」さんなどの都市伝説妖怪も、婦女子に対して、かなりハードなセクハラ案件を起こしているようです。
触ったり、舐めたりするだけがセクハラではありません。珍しいパターンでは人に"痒みを与える"妖怪「かいかい」というのが、いたりします。
あと、変態さんと紙一重かもしれませんが、"股間を見せる"のもセクハラの一つでしょう。鬼太郎はアニメ第4シリーズで猫娘に股間をさらした事がありますが(4/2の記事参照)、なぜか普段はスッポンポンの目玉親父でも茶碗風呂では股間を気にして、却ってこれがセクハラっぽくなるのが何とも不思議です。
鬼太郎ファミリーでは、一反木綿が2012/5/1の記事や、2017/6/21の記事にもあるように、"女性に巻き付く"というセクハラまがいの性質を持っていますが、別のパターンとしては、ゲゲゲの鬼太郎アニメ第5シリーズで一反木綿が、ネコ娘の衣装バッグの中でパンツに囲まれて眠る・・・という暴挙に出てました。これも立派なセクハラと言えるでしょう。

最後に「鬼衣」という妖怪による密着パターンです。しかも、股間から離れないとなると、これはかなりの上級セクハラです。もし被害者の女性が助けを求めたら、きっと第6シリーズのクールな鬼太郎も、ワクワクドキドキものでしょう。