先日、私用で北海道は小樽に行って参りました。職場へのお土産は小分けできる定番のお菓子として、北海道限定「
じゃがポックル」を購入して帰りました。賢明なる妖怪ファンの皆さんなら「
じゃがポックル」と聞くとそれは、"じゃがいも"と北海道を代表する妖怪の一つ"
コロポックル"とを掛けたネーミングだと気づくでしょう。
"萌える! 妖怪辞典"のコロポックルです。小さいけど実は大人なので注意です。
その他、北海道を代表する妖怪といえば、
妖怪四十七士にも選ばれている「
ミンツチ」が挙げられるでしょう。
つまり、河童さんです。
さらに、マイナーどころでは
コシンプ、
オハチスエ、他にも
妖鬼化(ムジャラ)では
オッケルイペ・
熊神・
ノイポロイクシ・
パウチ・
ホヤウカムイなどが北海道地方の妖怪として紹介されております。そもそも北海道の妖怪ってなかなか思い浮かばないし、"
ミンツチ"のようにカタカナの名前を見聞きしてもピンと来ないのは、それらはアイヌ民族の妖怪であり、名前もアイヌの言葉で構成されており、馴染みに欠けているからでしょう。…という事で理解を深めるため、幾つか図画を紹介しましょう。先ずは「
天下統一クロニクル」から、
コシンプの一種で
イワコシンプ。
憑かれた男は数年内に死にますが、幸運を授かる事もあります(但し、イケメンに限る)。
次は水木大先生による淫欲の神"
パウチ(Pawci)"
『アイヌ語では、ウコパウチコロ(ukopawcikor)と言えば"性行為を行う"という動詞であるが、 これは直訳するとuko「互いに」+pawci「パウチを」+kor「持つ」の意味である。』との事ですが、じゃぁ「
パウチ」って何かが気になります。
又、同じ北海道の"性的妖怪"の仲間には「
トイポクンオヤシ」というのがおりまして、恐らく日本妖怪の中でもっともエロイ妖怪の一つであると考えられております。「
トイポクンオヤシ」には男性版と女性版がいて、その特徴というのが、異性の人間に「地面の中から
アレだけを出して見せつける」というもの。そして「やりたいならやろう。」と声をかけてHの動作を真似してやるだけで満足してサヨナラしちゃう妖怪です。下の図画は"
萌える! 淫魔事典"からの女性版「
トイポクンオヤシ」です。
アレを見せられ、"エアーH"した後、残された男は一体どうすればいいのでしょうか。
最後に人魚関連では「
アイヌソッキ」や「
アヅイコシンプク」といって、アザラシが化けた女の妖怪がいるようです。ちなみに、
アヅイコシンプク」は"
大人を恐がらせる 大妖怪伝説"には「
アザラシ女」という"
北海の精"として掲載されております。
この男が何故、腕を切り落とそうと思ったのか? その理由が気になります。

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