戦時下の悪い円安 「問題はあなたたちにある」
経済部長 高橋哲史
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山本由里さんの投稿
援軍は現れなかった。
20日、ワシントンで開かれた主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議。鈴木俊一財務相が「最近のやや急激な円安」に懸念を表明しても、議論はそれ以上続かなかった。
むりもない。ロシアのウクライナ侵攻で、世界経済は事実上の戦時下にある。エネルギーや食料の価格が高騰し、米国や欧州はインフレとの闘いに苦しむ。日本だけの懸案である「円安」にかまっている余裕はない。
「ドルは私たちの通...
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(更新)- 山本由里日本経済新聞社 マネー・エディター別の視点
現状の円安が根深い構造問題の帰結であることがよく分かります。確かに「悪い円安」には対処が必要ですが、最近急速に裾野が広がってきた若き個人投資家たちの目には違った風景が映っているのも確か。例えば「円建てダウ平均」。米国株の上昇×円安で成績は好調。米国株が調整基調の足元でも一年前比でおよそ2割高、10年前比なら4倍強です。 世界を舞台にお金に働いてもらい、日本円に換算して日本で暮らせば円安を恐れてばかりいる必要はありません。 え?世界に投資なんて一握りの金持ち? いいえ時代は変わりました。困窮世帯に配る現金も必要ですが、少ない蓄えから世界投資をする若者の背を押す施策も重要です。
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