始めから踏み倒すことを前提とした債券が販売できると考えている元空幕長。 | 夏炉冬扇の長袖者の尉のブログ

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 田母神俊雄氏がいよいよおかしくなってきた感じがします、遂にこんなバカなことを口走るようになりました。



 野党が福祉や教育の予算の増額を求めると、必ず財源はどうする、財源を示さずに予算の増額を求めるのは無責任だと、日本の有権者は一斉に言いますが、元空幕長が防衛費の倍増などというとんでもない話しをして、その財源は国債で良くて、それも返済不要だと言っても、それで通ってしまうのが今の日本という国の現実です。

 戦前の軍人が、戦費など日銀に札を刷らせれば良いと言っていたのと似ています、その軍人の言い分が通った結果として日本の経済がどうなったかは誰でも知っています。

                    
 さらに問題なのは堂々とその国債は返済不要と言っていることです。発行の時点で踏み倒し宣言をしている債券を誰が買うのか、日銀に買わせれば良いと言う者もいるはずですが、満期になったら利息を付けの償還を政府が約束しているから国債を資産として帳簿に乗せることができるわけであり、その国債は返済不要と言えばその資産価値はゼロ円になって、日銀のみならず国債を保有している金融機関は債務超過となって経営破綻します。
 
 政府が必ず満期になったら利息を付けて償還すると言い続けていなければ、国債は無価値になって資産として持っている日銀や金融機関は経営破綻するわけです、その国債は返済不要と言うのは、発行の時点でデフォルト宣言をしているので、成立する話でないことを田母神氏は分かっていません。

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