筆となりて |
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「ねぇ全然面白く無いんだけど」 俺の隣の席に座る、空色で短髪の少女、ヨーグルテーラが非難を上げた。 ここは何もかもが真っ白な大広間。中央に三十人分の椅子が用意された長テーブルが設置されており、俺はノクサという少女の席を拝借している。 向かいには長く白い髪と白い虹彩の少女、ネトフェンがカップで紅茶を飲みながら俺の様子を眺めている以外には人はおらず、俺を含めて三人が物語について語っていた。 「なんでさ。幻想世界でお姫様が自分の騎士と駆け落ちする話って中々面白いじゃないか。ヨーグルトちゃんが設定から抜け出したいと言えばいつだって城から出してあげられるし、結構世界観も広めにしてるんだぜ」 「ウェムオーンやユネニミアと比べて世界が小さいじゃん。夜下って最終的には星を跨ぐんでしょ? 出会いもなんかしょぼいし」 ヨーグルテーラはしかめっ面になり、人差し指を俺の鼻に押し付ける。 「それと名前を付けた張本人が私をふざけて呼ぶの、どうかと思うなぁ」 「あいででで」 どうやら彼女は俺のシナリオに納得がいかないようで、設定の変更を要求している。 そこでネトフェンが一息。そして口を開く。 「わたる君、私はいつでもいいとは言ったけれど、こうまで遅くなると誠意が無いと思います」 「おいおい待てよ妹。それを言うとエナなんて一切書いてないんだぞ。下書きで書かれてるだけマシさ」 「この部屋でただ待ってるのは流石に飽きましたし、エナなんて世界観が簡素だから、書こうと思えば書けますよね。比べて終と始の重要な立ち位置の私を掘り下げなくて良いんですか」 「お前後輩なんだから先輩のミーザやエツェルやウェムオーンより後に書かれるに決まってんだろ」 「三大メインヒロインを持ち出されましても」 それはそうか。その三人は一番最初の人間だもんな。 と、ここで開きっぱなしの大扉から人影。 黒髪に紫の瞳、フキサメだ。 迷いなく俺の後ろに立ち、もたれるように抱きついてくる。 「ねーねー」 「なんだよ」 「私が何故、時だか占七だか嗣虎だかと交わらないといけませんのー」 「なんのことやら」 「黒夜ですのよ。ヤンデレはいいのですけれど、やっぱりここはわたる君が主人公の方がいいですわ」 もはや違和感なく使いこなせるようになったお嬢様口調で無理難題をふっかけられる。 「あのな、俺は作者なの。いいじゃねぇか、時は良いやつだぞ」 「でも本体が欲しい……かなぁ。デュネマドスさんはかっこいいですし、頼りになるけれど、私だけはわたる君と結ばれたい訳」 後頭部に胸をやたら当ててくる。 「ちょっとフキサメ、わたる君の一番星を目指してるのはみんないっしょなんだからね!」 鬱陶しいものを見せ続けられた影響か、さっきよりも増して不機嫌そうなヨーグルテーラの様子が伺える。 対してフキサメも不機嫌なようで、 「たかが二つ上の先輩だからってわたる君を離すものですか!」 「二つ下のくせに生意気な!」 「えーいやめやめ! 喧嘩はナッシング!」 そこで現るミーザ。大扉の真ん中で大声を出しながら静止する。 仲違いの二人は目を丸くして、視線はミーザを向いている。 だがフキサメ、俺を離さない。 「フキサメちゃん、ヨーグルトちゃん。ネトフェンちゃんを見てみなよ。あんな白い目で見られて、恥ずかしいですんです!」 「元から白いんですがそれは」 そこで一息入れるネトフェン。 落ち着いてんなぁ。 「ミーザさんは呑気ですわよねぇ。無想無冠のミーザでしたかしら、メインヒロインの座をユネニミアに奪われて、早々に出番が無くなるのですもの」 「ユネちゃん末っ子だから良いんです!」 確かにミーザは一番目でユネニミアが二十番目ではあるけれど、作者としてはなんだが、寛容過ぎるのもシナリオブレイカーだよなぁ。 「ところでミーザさんは何をしに来たんです?」 ヨーグルテーラの質問に、ミーザは箸のジェスチャーを返す。 「お夕飯です。さぁさ食卓を囲みますのです!」 後輩組十名が料理を並べていく中、俺の所にノクサがやってくる。 「あ、あの……」 「なんだよ」 「ごめんなさい。あの、ごめんなさいやっぱり妄想如きが作者さんにあれこれ言うのはおかしいですよね、邪魔にならないように隅でじっとしてますから気にしないでくださいごめんなさい」 そう言って本当に部屋の隅でうずくまってしまった。 後輩組の最年長であるフキサメが仕事をサボって俺の手を掴む。 「わたる君はこっちだよー」 「どうした」 「ここに座られると、私は向かいの席になりますものね。なので私の席に座ってくださいな」 「えー」 御前揃い、挨拶のないまま、食事は始まった。 さっきと同じように俺の後ろから抱きつくフキサメは、フォークを持って器用に皿の上のものを自身の口へ運んでいる。 向かいには先輩組の最年長ミーザがばくばくと食べている。 片側横十三席、縦二席あるなかで、端に位置する俺の席は縦の席のデュネマドスが隣にいる。 そのデュネマドスの隣がデクロレーズだ。そしてデュネマドスとデクロレーズの向かいの席にゼニミアンが座っており、その周囲には手映咲、アミニ、琴瑪が持て囃している。一人、緋苗乃は孤立して食事をしていた。 「気になりますか」 唐突にデュネマドスが俺に話しかける。 「そうだな。最年長のミーザと、あちらの最年長の緋苗乃。まるで正反対だ。みんなから慕われ、あのエツェルですら気軽に話しかけているというのに、緋苗乃は寂しそうだ」 すると彼は皿のアスパラガスを指で弾き、ミーザの額に直撃させた。 「もー!」 「ははは」 むくれるミーザに笑うデュネマドス。その関係には上下がどうとかありはしない。 「あちらのゼニミアンは王なのです。国が高みを掴むため、従者が踏み台となっている。その高みがどれほどの苦痛を伴おうともね」 彼は俺の手元の脚本を手に取った。 「……面白くありませんね。あなたはもっとレベルの高い方だ。何故このようなつまらないものを書くのですか?」 「俺は時間に縛られている。現実の労働時間、友人関係、親の愚痴、それら全てが世界の構築を崩すんだ。だからこんなつまらない、短い話しか書けない」 「残念です」 それを閉じ、俺に手渡そうとした。 ──しかし、フキサメがそれをひったくる。 「なにが面白くないだ、なにがつまらないだ、時間も関係もこんなもの!」 彼女は脚本をビリビリ破り、丸め、パーカーのポケットに突っ込んだ。 「おいおいおい」 「あのですねわたる君。私以外は知りませんが、私は他の作者のキャラクターとは違うのです。生きている、食べて寝て起きて、悲しんだり喜ぶ。考えて、お話だって作れますの。その分割しすぎた小さな魂で悩まずとも、フキサメの魂がいくらでも肩をお貸しします。わたる君を支えて初めて、私とわたる君は人間になれるのですのよ。私は空想でも幻想でもなく、わたる君の世界の中で舞う人間ですわ」 耳元で力説する彼女の声は芯が通っている。一切震えず、確信を持って言っているのだ。 それを聞いた俺は……確かにそうだと思う。 俺の考えていなかった信念をフキサメは口に出来る。つまり他人で、俺の認識を越えて、確実に存在する少女だ。 「う、うっく……」 嗚咽が聞こえる。俺の隣に座る後輩組のイナースが頬を赤くしながら、灰色の瞳を濡らしている。 「感動しました~!!」 「泣くほどか!?」 「その向上思考こそ生物が進化というシステムを生み出した根源! フキサメしゃんは私の憧れの先輩ですぅうえええええん!」 「もう、よせやい」 鼻が高いのだろう、機嫌を良くして俺の上体と共に揺れる。 ……来て良かったな、俺。 「え、待って」 ヨーグルテーラの額から汗が伝い、涙が混じる。 「その脚本、私の……」 |
はらわた 2022年04月21日(木)22時19分 公開 ■この作品の著作権ははらわたさんにあります。無断転載は禁止です。 |
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2022年04月27日(水)18時16分 | はらわた | +50点 | ||||
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最高でしたよ。批判目的の人はどうか知りませんけど、僕はきちんと過去作までぜんぶ読んで理解できなかったのでもう認めるしかありません。やっぱりはらわたさんは今世紀類を見ないほどの秀才なのだと。凡才は天才を理解出来ないってよく言いますしね。 |
2022年04月27日(水)18時10分 | はらわた | -30点 | ||||
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お前面白ぇな。そんなどうでもいいことは置いといて、人間性について語ろうや。 |
2022年04月27日(水)18時00分 | はらわた | +50点 | ||||
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最高です! |
2022年04月26日(火)20時31分 | はらわた | 作者レス | ||||
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なんだお前!? もう一人のボク!? |
2022年04月26日(火)20時28分 | 煮えくり返る腸 | +30点 | ||||
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こんばんは~煮えくり返る腸です~。 「ねぇ全然面白く無いんだけど」 ってある最初の一文がぜんぶじぶん表しているように思いました~。 |
2022年04月26日(火)13時35分 | Lev | |||||
何故そこまで神原さんが攻撃されなきゃならないのだろう。 登場人物が多くて途中で読むのを止めた。これはかなり重大な感想なのではないだろうか。 このサイトに小説を公開するということは他者から感想が書き込まれるのを見こんでのこと。ほめてくれる人を受け入れる、苦言を呈する人は受けつけない。そこまでは自由だが、自分に合わない感想を感想もどきと中傷したり、本作と何ら関係のない神原さんの作品や感想の書きかたをここで持ち出して人柄までからめて攻撃し否定したりするのは、明らかなマナー違反であり利用規約違反。 最低限のルールもマナーも守れない、風紀も乱す、他者を尊重すらしない、そんな人間にここを利用する資格はない。 迷惑だからこのサイトから出ていけ。 管理人様には通報しておく。アクセス解析もしていただこう。 |
2022年04月26日(火)12時44分 | シンシア・フルモーション | +50点 | ||||
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水道設備にしか分からないような例えしてて笑っちゃった。結構的を射ていると思うよ。 でもみんな分からないんじゃないかなぁ。水道設備は専門職だし、そういう仕事をしてる人が小説を書く暇なんてないだろうしね。 双方の言っていることってつまり、神原さんが自分の意見を一つの感想だと勘違いしてて、はらわたさんが根本的に感想になっていないって言ってるのかな。 はらわたさんは今作、木で例えるなら土の部分を書いたんだね。土って大事だよ、そもそもの自分の得意分野が恋愛寄りの性質で、それを土だとすると、お題が種子。文章が幹で全体が木だね。 架橋ポリは葉っぱかな。無くてはならないんだけども、代わりはいくらでも作れるもんね。架橋ポリは天井配管や床下配管に使ってて、壊れても点検口開口してオンダとかピカッポのソケットを継ぎ足すだけだし、給水配管に該当するんだよ。漏水修理で外部の地中に埋まってるPPよりも内部の架橋ポリの修理の方が楽だからね。つまりはらわたさんは誰にも分からないように滅茶苦茶神原さんをディスってるんだねぇ。 思いっきり笑っちゃうよ~。 【筆となりて】すごく面白かったよ。この構成ってVOICEROIDの茶番劇によく使われるんだけど、すごくキャラクターが引き立ってる。やれば分かるけど、こういうのって中々出来るものじゃないんだよね。ストーリーの流れや解説で文字数を稼ぐこの分野では、キャラクターだけでここまで繋ぐのは天才じゃないかな。 しかもはらわたさんは常時この状態なんだよね。真似できないなぁ……。 確かに神原さんがしている感想って、他の所でもそうだけど上達できるものじゃないんだよ。証拠に【どでんとデン子ちゃん】には状況描写だけで個性が無いし、神原さんの感想は個性の否定になってて素の人格が滲み出てるんだよね。 神原さんの感想通りに小説を書いても全く面白くないんじゃないかな。むしろはらわたさんを見習った方が良いと思うよ。 そんなこんなで神原さんが赤っ恥かくんだろうなぁと思って拍手連打しております。 はらわたさんのファンとしてこれからも応援しています。やっちゃってください! あ、返信は不要です。 |
2022年04月26日(火)00時56分 | 神原 | |||||
うーんと、うん。 感想もどきとはっきり言っている以上。読む必要も感想を書く必要もまったくないよね。うん。 気に入らなければ感想ではないんでしょう。面白かったと言う一言が感想であるなら、つまらなかったも感想であり、最後まで読めなかった程酷いってのもまた感想なんだな。残念な事に。 まあ、はらわたさんの考える感想を書いてくれる人に読んんでもらうといいよ。 色々考えてどう返信しようかと思っていたけど、こう返しておくよ。かりにも物書きもどきの一人なら文章で語ってほしかったな。返信で饒舌に語るのではなくて。 |
2022年04月25日(月)13時40分 | はらわた | 作者レス | ||||
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自分が一体何を書いたのか把握していないんですか。 それは感想とは言えないんですよ。 私はVU管、あなたはちっさい架橋ポリエチレン管。勾配も幅も高さも関係ない、水圧に圧されて目当てのもんが出ればそれでいい人だ。 建物が建つのに外ではどれほど排水管を結ぶのに苦労しようが、ほとんど完成間際の建物で架橋ポリエチレン管を結んで、今回はやりにくいな、やりやすいなくらいしか思っていない。 手本となる商業作品の上っ面真似てるだけじゃいつまで経っても自分の小説は書けませんよ。 だから私がこんな本管さらけだしているのに、何が何だか分からない。 だから神原様にとっての架橋ポリエチレン管に本管を結んで、いつも読んでるような小説をこれから投稿しようっていうんです。 オリジナリティの欠片もないテンプレートで模倣だらけで参考になりそうな評価の高い素材を使ってね。 そうすればようやく理解が出来るでしょ。金木犀様のところのBB様のあれだ、相手の土俵に立つってやつだ。 もちろん感想はウェルカムですけどね。感想と呼べるのなら。 |
2022年04月25日(月)10時43分 | 神原 | |||||
良いと思うよ。 書いてほしくないと言うのなら書かないだけだし。私も今感想に何を書くべきか悩んでいるし。 それで平和になるのなら、以降感想かかないだけだから。自分の作品に私の感想はいらない。おけです。 |
2022年04月25日(月)07時21分 | はらわた | 作者レス | ||||
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読まない人を読者とは言いませんよね。また他人とも言い難い。どう見たって喧嘩を吹っかけられている。 物書きが喧嘩をする時がどういうものかなんて、指標が無くても分かりきったことですよね。作者は作品で反論を封じるんですよ。 その利用規約に私が当てはまってそうだから書いたんですか? とんだ場違いな。 |
2022年04月25日(月)02時52分 | Lev | |||||
>>明らかに勘違いしている方がいるようなので追記です。この小説はごく少数の方にのみ内容が分かるように書いています。五人も六人も分かるわけがないんです。にも関わらず無関係な神原様が読み終えもせずに、総意のように断定することは絶対に間違っています。ですので、神原様が他作者の他作品において書いていらっしゃる感想もどきも創作意欲または創作技術の向上に繋がっていないよう見受けられますし、どうせ分からないなら感想など書かなくて構わないです。この読者ではなく、作者の集まる投稿室で神原様があれこれ書く度に、それは神原様にとって習得したい技術なのでは? というように見えます。はっきり言ってなんの役にも立たなないですね。私に何を求めているのかは分かりますよ。だったらそれを差し上げるので、自身の行為を改めて下さい。 作者が守るべき利用規約の一部を以下に。 ◆◇◆◇◆ 作者・利用規約 ●はじめに 作者は、読者に批評をお願いしている身です。 読者は貴重な時間を削って、何の見返りもなくボランティアとして批評を書いてくださっています。 人格的な誹謗中傷を受けた場合は例外として、彼らに対しては常に敬意は払うようにしてください。 時には辛辣な言葉を浴びせられ、傷つくこともあるでしょうが、それはクリエーターなら当然あるリスクとして引き受けてください。 ●小説を投稿される方は、同室の他作品に感想を一つ以上書いてください。 投稿される方は、ただ自作品に感想が集まることを期待するのではなく、長編の間に投稿される場合は長編の作品に、短編の間に投稿される場合は、短編の作品に感想を書くようにしてください。 お互いに感想を交換し合うようにしましょう。 ●未完成の小説は投稿禁止です。 例えば、完結していない小説のプロローグ、第一章のみ投稿する行為。 未完の作品は非常に評価しづらいです。 また、未完成の作品を投稿禁止としているのは、批評に対して、完結したらおもしろくなる、という作者の反論を封じるのが目的です。このため、連載短編のような形の小説でも、一話一話がストーリーとして完結しており、作者が批評を受け入れるなら、問題有りません。 ●作者は読者の批評に対して、反論、逆ギレしないでください。 読者が作品に対してどんな感想を持とうと、それは読者の自由です。 ●他人を中傷・攻撃・挑発・批判する書き込みは禁止。 投稿室は喧嘩をするためにあるのではありません。 他の利用者を中傷・攻撃・挑発・批判したりする書き込みは、いかなる理由があれ削除します。 書き込みに際しては、敬語・敬称を用い、ていねいな文章を書くように心がけてください。 利用者同士が気持ち良く利用できるように、お互いを尊重しあいましょう。 当投稿室は小説の上達のために存在しています。 決して争いや誹謗・中傷などを行うためのものではないことを、ご理解ください。 ◆◇◆◇◆ 一応、ご参考までに。 |
2022年04月25日(月)01時44分 | はらわた | 作者レス | ||||
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明らかに勘違いしている方がいるようなので追記です。 この小説はごく少数の方にのみ内容が分かるように書いています。五人も六人も分かるわけがないんです。 にも関わらず無関係な神原様が読み終えもせずに、総意のように断定することは絶対に間違っています。 ですので、神原様が他作者の他作品において書いていらっしゃる感想もどきも創作意欲または創作技術の向上に繋がっていないよう見受けられますし、どうせ分からないなら感想など書かなくて構わないです。 この読者ではなく、作者の集まる投稿室で神原様があれこれ書く度に、それは神原様にとって習得したい技術なのでは? というように見えます。はっきり言ってなんの役にも立たなないですね。 私に何を求めているのかは分かりますよ。だったらそれを差し上げるので、自身の行為を改めて下さい。 |
2022年04月22日(金)20時16分 | はらわた | 作者レス | ||||
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神原様、ご来訪ありがとうございます。 二十八人です。四千文字の枠の中で一人を書けるのに百数十文字しかありません。 なんだろう。長編小説三十巻支える主演人物が二十八人集まるとこうなるんですね。 今回でピリオドにして真新しいものを書くつもりでした。言うなれば、シャーミさんに参考にしてもらおうと作ったものです。書き方似てるんでね。 つまりこのお話がどんなものだったのかここで説明すると、私がどのように小説を書いているのかを完全に表した説明書です。 私は衣装と台本を作って、キャラクターの指摘を受けながら舞台を整えています。用意した主演ヒロインに適性を持つキャラクターへお願いをし、気に入らない設定を変更して、喧嘩をしながらやってもらっているんです。 この展開をどうしようか私が悩んでもキャラクターが要望を寄越すのでさくさく書けますし、筆が止まることはありません。 つまり、ノンフィクションの小説です。実際に起きたことを書き写してるだけなんですから。 私はいつでも自分のことよりキャラクターを優先にしています。なので私は変わりませんし、神原様が見方を変える時はいつだって見せ方を変えているだけです。 裏舞台なんてこんなものでしょ。 |
2022年04月22日(金)19時51分 | 神原 | |||||
こんにちは。 このお話は途中でギブアップしました。固有名詞が多すぎてなにがなんだか頭に入ってきません。正直に言って掌編として成り立っていません。多分これが短編でも人数多すぎてダメだと思います。長編で生かせるのか? それも甚だ疑問かもしれません。 なので、評価外を置いていきます。ああ、いつものはらわたさんに戻ってしまったな、と残念な気持ちです。 |
2022年04月22日(金)19時34分 | はらわた | 作者レス | ||||
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シャーミさん、来ないと思っていました。 え、逆にこんな作品にどんな感想を落とせばいいのだろうかと思うんですよね。 私はただ、彼ら彼女らが生きられるように書いただけであって、そこに指摘する所が一つもないはずなんですよ。 要は、この作品以外で比較できる作品が存在しないんですよ。再三言っているように、私は模倣をしなければ何かを参考にして書いてるわけではないんです。この『筆となりて』は、例え私が前と変わって何かを参考にするようにしたとしても、これだけは唯一無二の世界なんです。 なので霧を掴むような気持ちで作品を読み返して、読みやすさや構築を自分で判断して自分で投稿しました。シャーミさんがそう言ってくれるのは救われますが、他の人からはどう見えるのかで完全に判断が偏ります。 ヨーグルトちゃんは果たして、無事にヒロインとしてデビューできるのでしょうか。 ありがとうございました。 |
2022年04月22日(金)19時21分 | はらわた | 作者レス | ||||
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怪盗ブラックキャット様、ご感想ありがとうございます。 私は基本的に主要人物の名前は他作品に使われているものと被らないようにしています。 今回はその最たる例でしょう。なにせ、被らないように逐一ネット検索しながら名前を作っていったのですから。 短編の間の作品は読者の理解を求めずに書き上げたものです。あ、そういことかぁ……なんて理解されると逆に異常者ですね。 オチに関して、最初と最後のシーンを比較されると助かります。 ありがとうございました。 |
2022年04月22日(金)12時51分 | シャーミ sbszQbmK06 | +20点 | ||||
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拝読しました。 溢れ出るoff感とメタ感がすごい好みです。全部読んだ人にしか理解しきれないような内輪な作品ですが、話者が比較的わかり易いためにそれほどストレスなく読めました。 僕はオチも良かったと思います。ヨーグルテーラの出番が…ね。多分そういうことでしょう。 執筆お疲れ様です。 |
2022年04月22日(金)08時16分 | 怪盗ブラックキャット | +30点 | ||||
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はらわたさん、こんにちは 登場人物の名前がオリジナリティあると思いました。 短編の間でも、作品を投稿していたのを見たのですが、そちらも面白かったです。 ただ、この作品はオチが少し分かりにくかったです。 文章は読みやすかったです。 |
合計 | 8人 | 170点 |
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