山田電器工業(株)

創業168年―。江戸時代末期に錺（かざり）金具業を始め、1930年代から電気製品をつくっている当社。OEMメーカーとして、大手メーカーの家電製品や日用品を開発ならびに製造しています。皆さんの周りにある掃除機、電気ファンヒーター、美顔器は当社製かもしれません。そんな山田電器工業で働く魅力について、先輩社員2名が語ります。

【兼坂 優／技術部課長／2007年入社】
私が当社に魅力を感じている点は“完成品に関われる”こと。一部の工程だけでなく、“これをつくった”とリアルに感じられる環境があります。これまでの仕事で印象深いものが2つあります。一つ目は初めてチームリーダーを任された案件。それまで先輩の下でやっていた設計はもちろん、試作・金型製造・量産化の一連業務を担当し、クライアントと製品チェックも行いました。商品は大手電機メーカーの掃除機。広告や店頭で商品を目にするたび誇らしい気持ちになりました。もう一つはCADスキルが未熟な頃の苦い記憶。“もっとスキルを磨こう”と強く思うきっかけになった案件です。初めて外観の設計を担当した時、出来上がった商品が思い描いていたものと違い、とてもショックを受けました。いま振り返ると…経験の浅い技術者にも仕事を任せてくれる環境が、自身の成長を促してくれたと感じています。
入社5年で係長、10年目に課長へ昇格。いま部下を指導するポジションにいます。自身の経験を活かし、今後も後輩達をサポートしていきたいと思っています。

【両角 一輝／技術部係長／2013年入社】
OJTで入社1年目から掃除機の部品設計に関わることができました。自分の設計が商品というカタチになった時は本当に嬉しかったです。そしていま6年目を迎えて、スキルアップの手応えも得ています。クライアントから「こんな掃除機をつくりたい」というご要望を聞いて、こちらから具体案と設計をプレゼンする。そんなものづくりを担当して、技術者の醍醐味を強く感じています。また、私たちがこれまで積み上げてきた技術開発力で新たな分野を開拓する多くのプロジェクトが進行しています。これからもさらに多くの製品開発に挑戦し、機能・デザインの優れた商品をつくることはもちろん、ヒット商品をたくさん世に送り出したいと思っています。