温帯休眠系ドロセラグループの
ステップアップ
温帯休眠系ドロセラグループのステップアップ
原則、管理人が栽培したことがあるドロセラ、または関心が深いドロセラを中心に解説しています。
違うルートがありましたら情報としてお教えください。
入門種が栽培できないのであればドロセラ栽培の基本を理解していないと言えますので他の温帯休眠系ドロセラを栽培することすら出来ません。
「初めて目にする人の為のモウセンゴケ類 栽培入門」のページにに立ち戻り、熟読をお勧めします。

(a)入門編 

D. filiformis(イトバモウセンゴケ)

夏の暑さに強く、種子による繁殖力も抜群。温度管理に一切気を使う必要がありません。
むしろその旺盛な繁殖力により、栽培場の雑草と化す恐れがあるくらいですが、特徴的なドロセラなので他の鉢に侵食しても簡単に区別が着きますので安心してください。

(b)初級編 

D. anglica (ナガバノモウセンゴケ)
D. ×obovada (サジバモウセンゴケ)

上記の2種を初級種と記載することに異論も多々あるでしょうが、入手難度は別として栽培そのものはさほど難度が高くありません。
もちろん産地による難度の差はあります。
詳しく各々のページを参照して下さい。
更に追記するとこのクラスから「葉挿し」という増殖技法をマスターする必要があります。

(c)中級編 

D. rotundifolia (モウセンゴケ)

モウセンゴケは北半球全域に分布する食虫植物で有りながら栽培すると栽培家の力量・栽培環境に因って凄く難物であったり、驚くほど簡単だったりする謎のドロセラであります。
自分の栽培環境に慣れると急速に栽培が楽になりますが、画一的な栽培方法では中々そこに辿り着きません。
試行錯誤をする引き出しを沢山持ってから栽培した方が良いと思います。

(d)上級(マニア)編 

D. linearis

普通に栽培できるよ・・・という方も多いでしょうが、我が家がある静岡県袋井市では夏越しに成功したことがありません。
当地の気候ではクーラー等で温度管理をしない限り栽培できないと言うのが、現時点での結論となっています。
つまり上級種とは・・・たかがモウセンゴケの為にクーラーを用意出来るのか・・・が問われるドロセラなのです。

(Z)番外編 

D. intermedia (ナガエノモウセンゴケ)

かつて温帯休眠系ドロセラとして一押しの入門種でしたが、平成28年(2016)10月から『特定外来生物』に指定されてしまい、一般には栽培不可となってしまいました。
管理人はこの指定に全く納得がいかないのですが法は法。 詳しくは「 外来生物法 」のページをご覧ください。
救仁郷さんのあやしげな世界
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