4)栽培管理のポイント(増殖)
入門ドロセラの栽培管理のポイントは、大きく分けて3つ。夏越し・冬越し・増殖です。
(c)増殖
ドロセラは株自体の寿命が短命な種類が多く、増殖により更新しないと2~3年で消えてしまうことがあります。
増殖方法は、実生(みしょう:種まきのこと)・葉挿し・根伏せ・株分けとありますが、紹介する入門ドロセラは自然に沢山の種を実らせ、栽培場で雑草化することさえありますので面倒はありません。
また株別れ率も高く、地上部は枯れても根が残り春芽吹くドロセラは勝手に根伏せしているような物です。
詳しくは別項の「増殖概論」に記す予定であります。
一つだけ注意点を挙げれば、入門ドロセラは梅雨時に咲きますが、花が雨に打たれ雄しべが濡れる花粉が死んでしまい、受粉しなくなる恐れがありますので、梅雨時は雨よけをする方がベターです。