「動画投稿の部員は加害者」 SNSに監督音声か 秀岳館高サッカー部

熊本日日新聞 | 2022年04月25日 22:35

八代市の秀岳館高

 熊本県八代市の秀岳館高男子サッカー部の寮で男性コーチが部員を殴ったり蹴ったりした動画が出回ったことを巡り、動画を投稿したとみられる部員2人を名指しして「加害者だ」と言う男性の声が25日、交流サイト(SNS)上に投稿された。段原一詞監督(49)の声とみられ、学校側は「断定はできないが、たぶん監督の声だろう」と説明した。

 音声は25日午前、ツイッター上に投稿された。部員2人を「加害者」とした上で「完全な被害者はたぶん俺だけだ。俺はおまえな、これ迷惑がかかっている。俺が仲間の弁護士たちに『被害を受けた』って言って(部員2人を)訴えたらどうするか。本当に謝って済む問題じゃない」などとする声が記録されている。

 段原監督は熊日の取材に対し、自らの発言かどうかは明言せず、「記憶にないということじゃない。いろんなことをしゃべっている。どんな所でどんなことをしゃべったのか確認中」「否定とも肯定ともしないということではない。僕のものであるかどうかも分からない」などと述べた。

 学校は25日、各学年の集会で、生徒に不安を抱かせたことを謝罪したという。(山本遼、箕島竜己)

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