MEIHO10
MEIHO10とは、明法の将来構想10年先を見据えた計画のことです。
昨年度計画を立てるに当たり、私たちは明法の伝統や明法が目指してきた教育について議論を重ねました。
そして、明法の伝統と目指してきた教育を、これからも大切にしながら、数値目標を基にした10年先の達成目標を立てました。
次に、その目標を達成するために6つの大項目を立てました。
10年という長期の計画であるため、短期・中期・長期という段階を踏まえ、今回は短期的な目的を達成するための具体的な取組(中項目)を始めています。
明法が目指してきた教育
1 理想の生徒像
自主自立、自主自律、文武両道、質実剛健、自由闊達、お互いを認めあう、活気のある、笑顔・感動・感謝に満ちた、自分の運命を切り開く意欲のある、リーダー的役割、知徳体バランス、教養と知性と良識、経験と努力、友垣(ともがき)を大切にする姿勢、世界平和に貢献する意欲と行動力
2 地域での本校の位置
多摩地域に根差した、地域から信頼される、東京の西でNO.1
3 学校の特色
小規模校、少人数教育、本物に触れる教育、充実した体験活動、生徒と教師の距離が近く信頼関係が厚い、GSPやGEをはじめとしたグローバル教育、多方面に進学(難関大も含む)
4 学校評価
学校満足度100%、内外から「良い」と言われる
5 学力・進路
学力GMARCH、キャリアビジョン
6 カリキュラム
新学習指導要領及び新大学入試への対応(21世紀型教育推進を含む)
7 教員
教員がお互いにサポートできる職場環境、教員研修・研究
(附則)
8 保護者
生徒の自主自立・自律を志向し、それを目指す生徒を「見守る」ことができ、自主自立・自律を求めると、学校教育には一定のリスクがあることを理解してくれる保護者が多数いる学校
達成目標
- 高校入学時点での偏差値60以上
- 卒業時には、全員GMARCH以上の学力保証
- 卒業生の半数以上が偏差値65以上の難関大学合格
大項目
1. 生徒の学ぶ力の育成(学力向上を含む)
取組項目
- 1-1「本物の体験」を重視したカリキュラムマネジメント
- 1-2「学力の3要素」を育成する授業と評価システム(=新大学入試対応)
- 1-3高2までは国公立受験に対応した教育課程
- 1-4ICTを活用した授業や自学自習システム(寸暇を惜しむことの大切さ)
- 1-5「偏差値10アップ」「全員MARCH合格レベル」に向けた各教科の取り組み
- 1-6学ぶことへの誠実な態度の醸成、満足できないことを見逃さない評価の目
2. キャリア教育(進路指導のあり方)
取組項目
- 2-1社会の第1線を知る・見る・体験するキャリア講座(主に中学)
- 2-2最先端の研究者による特別授業(中・高)
- 2-3国公立大学や難関大学の研究室訪問&キャンパスツアー(主に高校)
- 2-4予備校の先生による講演(中・高・保護者)
- 2-5e-Portfolioの活用(高校)
- 2-6校内学力テストや外部模試、大学入試結果の分析レポート集の作成
- 2-7「偏差値10アップ」「全員GMARCH合格レベル」に向けた新進路指導計画
- 2-8生徒自身に短期(1年)・中期(高校卒業)・長期(将来)の目標を設定させる指導
- 2-9中学版「進路のしおり」作成、高校版の改訂
3. 生徒の(心身ともに)健康増進や体力向上
取組項目
- 3-1学校行事を通して、生徒の(心身ともに)健康増進や体力向上を図る
- 3-2授業を通して、生徒の(心身ともに)健康増進や体力向上を図る
- 3-3課外活動を通して、生徒の(心身ともに)健康増進や体力向上を図る
4. 生徒自治力の向上(部活動、委員会活動など)
取組項目
- 4-1生徒たちに課題を与え、粘り強く取り組ませる
- 4-2生徒たちに考えさせる(思考させる)
- 4-3教員が手助けしない(生徒が自力で困難を乗り切るような環境の提供)
待つ姿勢で指導にあたる - 4-4失敗しても立ち直れる環境作り…十分な準備時間を与える
- 4-5課外活動(委員会活動、部活動など)での自律性の育成…教員主導ではない活動作り
- 4-6リーダー宿泊研修(中学3コース制との関連)
5. 教員研修(授業力向上、指導力その他)
取組項目
- 5-1ミッション(建学の精神)とビジョン(学校方針)の再確認と共有
- 5-2授業研修(模擬授業や授業見学、21世紀型教育研究会など)
- 5-3大学入試問題研究の充実
- 5-4新任研修の充実
- 5-5外部研修の充実
6. 組織運営力の強化(PDCAサイクル、学校評価など)
取組項目
- 6-1カリキュラムマネジメントの確立
- 6-2「将来構想」の共有
- 6-3「基本行動指針」の策定
- 6-4各分掌方針・目標の定型化
- 6-5各教科・年間指導計画の改訂
- 6-6「学校評価の実施 → 検証(C) → 改善(A)」サイクルの充実化
*全体を通して「キーワード数値化(見える化)」
学校教育方針
入学者受入の方針― アドミッションポリシー ―
受験生の皆さんへ
明法中学・高等学校は、建学の精神(「世界の平和に貢献できる人間の育成」)に基づき、主体性・多様性・社会貢献の精神を育む教育を行っている学校です。本校では、次のような生徒の皆さんの入学を心よりお待ちしています。
- 自分や自分が属する集団の未来を、自らの行動で切り拓いていくための強い意志と努力の精神を持った生徒
- 他者の考えや意見を尊重し、仲間と協力して課題解決にあたることのできる生徒
- 幅広い分野に興味・関心を持ち、将来のキャリア目標(社会貢献)を探求しつつ、日々の学習に意欲的に取り組むことのできる生徒
- 心身の健康に注意を払い、自律的な生活を送る意欲のある生徒
教育課程編成・実施の方針― カリキュラムポリシー ―
本校は建学の精神(「世界の平和に貢献できる人間の育成」)に基づく教育目標(主体性・多様性・社会貢献の精神を育む教育)を実現するために、次のような教育課程編成・実施の方針を定め、全校的に徹底を図っていきます。
少人数教育
生徒相互及び生徒と教師との「人間的なつながり(信頼関係)」を深め、授業においては「対話的かつ深い学び(主体的思考力と積極的探求心の醸成)」を追求する。また少人数制の利点を活かし、教育活動全般を通して「自律心」を育む教育を行う。
本物に触れる教育(教養・情操教育)
充実したオーケストラ指導やフィールドワーク、研究・修学旅行や海外研修などの体験学習を通して、感性を磨き「豊かな人間性」を育むと同時に、教科書と黒板だけでは学べない本物の教養を身に付けるための教育を行う。
学力の3要素を育む教育(21世紀型教育)
新学習指導要領や新大学入試に対応した学力の3要素(知識・技能、思考力・判断力・表現力、主体性・多様性・協働性)を、本校独自の21世紀型教育(4つのC、ICT活用、答えが1つでない課題)を通して育成する。
科学的思考力を育む教育
文系・理系の枠を超え、将来あらゆる分野に生かせる「科学的な知識と思考力」を養うための教育を、PBL(課題解決型学習)を基軸に展開する。
グローバル教育
国際社会の第一線で活躍できる人材の育成を目指して、「高度な英語力」と「異文化コミュニケーション力」と「チャレンジ精神」を養うための機会を提供する。
自治能力を培う教育
生徒会活動や学校行事、部同好会活動を通して「自治意識」と「自治能力」を醸成する中で、社会の一員としての自覚と責任感(協調性)を育む。
社会貢献の心を育む教育
課外活動における地域や海外でのボランティア活動をはじめ、教育課程全般を通して「利他の精神」を育む教育を行う。
国公立・難関私立大学への現役合格を目指す教育
幅広い教科・科目の履修を必修とし、目標に至るまでの過程(模試や外部検定試験)で確実に成果を出せるようなカリキュラムを編成する。また、生徒の進路志望を実現するための質の高い授業を行う。
卒業認定の方針― ディプロマポリシー ―
心身の健康と豊かな人間性を基盤に、基礎的な学力及び21世紀型スキルを身に付け、主体性・多様性・社会貢献の精神をもって、「世界の平和に貢献」できる生徒を社会に送り出します。
明法学院
コンプライアンス宣言
令和元(2019)年12月制定
学校法人 明法学院
理事長 川岸 良之
学校法人明法学院は、昭和39(1964)年の創立以来、建学の精神である、
『この世に生を受けたことに感謝し、知性を磨き、よい習慣を身につけ、
社会のため、国家のため、人類のために役立ち、世界平和に貢献できる人間を育成すること』を使命として今日に至っています。
明法学院の教職員は、この建学の精神の下、社会の一員として遵守すべき規範を定め、
地域社会から信頼される学校であり続けることを、ここに宣言いたします。
明法学院の教職員は、
- 地域社会から信頼を受ける学校に勤務していることを十分に自覚し、諸法令・規則などを遵守し、行動します。
- 個人の人権を尊重し、プライバシー侵害やハラスメント等を犯さないようにします。
- 業務上で知り得た情報や資料は厳重に管理し、個人の判断でみだりに第三者に開示することはいたしません。
- 常に自己研鑽に努め、個々の生徒の資質や能力を見出し、その資質や能力を伸ばすように努力します。
- その他の不正な行為や、公序良俗に反する行為も絶対に行いません。
具体的な取り組みとして、「ハラスメントの防止等に関する規程」や「個人情報保護規程」などを策定し、「コンプライアンス委員会」や「ハラスメント防止・対策委員会」などを設置して、コンプライアンス違反行為の事前防止、早期発見及び是正、啓蒙活動の推進を図る活動に取り組んで行きます。
以上