ときライナーに統一 新潟県内高速バス6社、新ブランド
新潟県内のバス事業者6社は4月1日から、県内の高速バス9路線を統一ブランドで運行する。1つのウェブサイトでバスの位置や遅れなどの情報を確認できるようにしたり、全社で車内フリーWiFiを整えたりする。利便性や認知度を高め利用拡大につなげる。
長岡線、上越線、柏崎線、糸魚川線、十日町線、東三条線、五泉村松線、巻潟東IC駐車場線、燕線の9路線を「ときライナー」のブランドで運行する。全便とも予約不要で全席が自由席。料金は後払いで、現金やICカード(りゅーと、Suica、PASMOなど)が使える。
県内高速バスネットワークで新潟を1つにつなぐというコンセプトから、新潟のシンボルの「朱鷺」をモチーフにした統一ロゴを作った。新潟県庁で29日、ロゴなどをラッピングしたバスを披露した。花角英世知事は式典で「トキ色でかわいらしいバスだ。県民の皆様に歓迎される存在になってほしい」と述べた。
6社は頸城自動車、新潟交通、越後交通、新潟交通観光バス、蒲原鉄道、アイ・ケーアライアンス。新潟県と6社などは2021年2月に官民連携の協議会を設置し、百貨店と連携した貨客混載などの取り組みを進めてきた。