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2020年10月08日

永平寺の修行僧(雲水)の1日の流れ|食事は?修行体験しよう

更新日:2020年10月08日

永平寺は福井県にある曹洞宗の大本山で、多くの雲水、修行僧が厳しい修行に励んでいることで有名です。そんな永平寺の修行僧の一日の修行の流れや座禅、食事、お勤めなどの内容と規律や作法を紹介します。あわせて、一般の人ができる体験修行の内容などについても紹介します。

永平寺の修行僧(雲水)の1日の流れ|食事は?修行体験しよう
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永平寺ってどんなところ?

永平寺は福井駅からバスで30分ほどのところにある曹洞宗の大本山です。室町時代の1244年に道元禅師によって創建された日本曹洞宗の第一道場で、200〜300人の雲水(修行僧)が日々厳しい修行をしています。

道元禅師が開祖の曹洞宗は全国に1万5千の寺があり、その大本山の永平寺の境内には樹齢700年以上の老杉に囲まれた静寂なたたずまいのなかに殿堂楼閣が建ち並び、年間約140万人の観光客が訪れています。

参拝時間・参観料

永平寺の参拝時間や参観料は次のように定められています。

参拝時間は、季節で異なります。
5月~10月:8:00~17:30
11月~4月:8:30~17:00
なお、事前に希望すれば朝5時からの朝課(朝のおつとめ:読経)に参加することができます。

参観料は、大人が500円、小中学生や障害者の方が200円です。座禅や写経などの体験は事前の申し込みが無くても参加でき、500円か1,000円の志納金が必要です。

雲水(修行僧)の1日の流れ

永平寺は修行が目的の道場ですから、多くの雲水(修行僧)たちが朝の起床から夜の開枕(就寝)まで、厳しい規律と作法に則った修行に努めています。

朝は4時頃から消灯の夜9時まで、朝昼晩3回の勤行(読経)や延べ5時間近くの座禅、主に掃除を行なう作務などの修業が続き、休息の時間はほとんどありません。

ただ、休みの日はあって4と9の付く日、つまり10日に2日、参禅などが放免されますが、外出などは一切できません。

1:起床

永平寺の朝はまだ暗いうちから始まります。修行僧たちの起床時間は夏季は3時半、冬季は4時半です。振鈴(しんれい)を合図に起床して、寝具を手際よくまとめた後、洗面所へ向かいます。

洗面所で使える水は桶一杯だけです。その水で歯を磨き、頭から顔、耳の裏までを洗います。歯を磨き、顔などを洗いながら、南無阿弥陀仏などの偈文(げもん)と呼ばれる観音経を唱えるという規律があります。お経浸けの修業の一日の始まりです。

2:暁天坐禅

起床してから20分ほどで暁天(きょうてん)座禅を始めます。文字どおり明け方の坐禅です。座禅をする時間は、線香1本が燃え尽きる時間とされる一炷(いっちゅう)の間で、およそ40分間です。

暁天坐禅の間、永平寺の静寂な境内で大梵鐘(大きなつり鐘)が1分50秒間隔で18回鳴り響きます。その間、修行僧たちは悟りを得るためにでもなく、ただただひたすらに坐禅にいそしみます。

3:朝課

暁天坐禅が終わると、朝の勤行(おつとめ)である朝課です。朝5時、修行僧たちは袈裟を身にまとい朝課が行なわれる法堂へ向います。導師が侍者たちを引き連れ上殿して本尊様の前へと進み、お香を供え三度の礼拝をして読経が始まります。

読経は仏の教えを一心に口に出して唱える修行で、礼拝は身心を仏に投げ出してすべてをお任せする修行です。新参の修行僧も、お勤めを重ねることで僧侶としての行儀作法などが身に付いてきます。

4:小食

7時から小食、朝の食事です。もちろん精進料理なのですが、料理屋の精進料理のようなご馳走ではありません。朝食はお粥とごま塩に漬けものという質素な食事です。

永平寺の修行僧の食事を分析したデータでは、カロリーやタンパク質は不足しているものの、コレステロールがほとんど無く、理想的な食事であるとされています。入門したての修行僧は空腹に悩まされますが、3カ月も経つと体が慣れてお腹も減らなくなるとのことです。

5:作務

作務というのは具体的にには永平寺の堂内や境内の掃除などで、お寺の中を見た目にも環境的にも徹底的に清めます。禅門では古来から「一に掃除、二に看経」と言われ、掃除は心身内外の塵を払い清める修行とされて、読経よりも重視されてきた一面があります。

朝の作務は8時半から10時まで、普段は静かな振る舞いを要求されている修行僧たちは、この時ばかりは凄まじい勢いで、渾身の力で階段や回廊の雑巾掛けを行ないます。

6:日中諷経

日中諷経は「にっちゅうふぎん」と読み、昼の勤行、お勤めのことです。朝の作務のあと、10時からの座禅に続いて11時から12時まで仏殿で行なわれます。

仏殿は、永平寺の七堂伽藍の中心で総欅造りの宋朝様式の建物です。壇の中央には永平寺本尊の釈迦牟尼仏が祭られ、右に未来弥勒仏、左に過去阿弥陀仏の三世如来が祀られています。床は石畳で、昔の修行僧は石畳に正座して読経していましたが、今は畳が台に乗っています。

7:中食

中食(ちゅうじき:昼食)は12時からです。基本は麦飯に味噌汁、漬物、おかず一品という質素な内容です。禅堂で座禅を組み、応量器と言われる食器を広げ、浄人と呼ばれる人から給仕を受け食事を始めます。

中食には生飯(さば)という作法があります。食べる前に麦飯を7粒ほど取り、それを全員分集めて外に設置された生飯台に置き鳥獣や無縁仏に供養します。全部自分で食べないで、他の生物に施すという教えからの作法です。

8:作務

午後の作務は中食の後、1時から2時の間に行ないます。階段や回廊の雑巾掛けだけでなく、永平寺の境内のなか、あらゆる所の環境整備、環境美化を行なうのが使命であって修行の場につながります。

堂内の掃除の他、川を掃除する川作務、山の木の枝払いなどをする山作務、木の芽採りをする木の芽拝登作務や障子張替え作務、ガラス磨き作務、布団運び作務、草履作り作務など、季節によっても作務の作業内容はさまざまです。

9:晩課諷経

晩課諷経(ばんかふぎん)は、午後の作務と座禅の後に16時から行なわれる夕方の勤行で、日中諷経と同じく仏殿で行なわれます。修行僧の他、永平寺の僧侶数百人が一斉にお経を唱える様は圧巻です。

晩課諷経で唱える経典は日ごとに決められていて、 一と六の日には妙法蓮華経小安楽行品、二と七の日には妙法蓮華経観世音菩薩普門品、三と八の日には念誦などと決められています。

10:薬石

薬石(しょうじき)は夕食のことですが、昔は一食だけで温めた石を抱き飢えに耐えたという故事に由来し、本来は何も食べないという意味があります。 晩課諷経の後、17時から始まり、麦飯と味噌汁、漬物におかずが二品というのが基本です。

永平寺では4と9の日が参禅などが放免される休みの日ですが、この日には食器も応量器にとらわれず、カレーやパスタなどの料理がだされることもあります。もちろん肉や魚は入っていません。

11:夜坐

夜坐は19時から始まる夜の座禅です。線香1本が燃え尽きる一炷(いっちゅう)の時間約40分を2回、2時間弱の長い座禅の時間です。

道元禅師の「普勧坐禅儀」による正式な座り方は、結跏趺坐(右の足を以って左の腿の上に安じ、左の足を右の腿の上へ安ず)、半跏趺坐(ただ左の足を以って右の腿を押すなり)という作法です。

坐禅の時は目はつむらず半眼で1メートル先を見、悟りを得るためにでもなくただただ坐禅をします。

12:開枕

開枕は夜9時、消灯、就寝を意味します。昔の修行僧たちなどの枕が折りたたみ式だったことが由来の言葉です。永平寺では行住坐臥、日常生活のすべてが修行とされていて、寝る時もいろいろな作法が細かく定められ大事な修行の一つとされています。

眠り方や体の横たえ方などが定められ、永平寺の修行僧は朝起きてから夜寝て、また起きるまでの間、常に厳しい規律や作法のもとで過ごしていることになります。

修業期間

永平寺での修行期間は年齢や出身学校などによって異なります。そもそも僧侶になるだけであれば、修行する必要は特にありません。僧侶からお寺の住職になる時に、学歴と修行歴を合わせた経歴が必要です。

一般的なお寺の住職は「2等教師」の資格が必要で、一般大卒で約1年、高卒で約2年、宗門大学卒の場合は約半年の修行が資格を得る目安になっています。永平寺では、厳しい修行なので逃げ出してしまう人もなかにはいます。

永平寺の食事

永平寺の食事には、修行僧たちが普段食べる食事以外に次のような料理があります。

・展待食:来客や高僧などをもてなすための客膳料理 
・特別食:正月や節句などの季節行事、特別な法要などでの料理
・通常食:雲水たちが毎日食べている料理
・供養食:施主が僧たちに食事を供養する時の料理
・携帯食:托鉢や山作務などに持っていく弁当などの料理

修行僧たちの通常食を食べる時の永平寺での作法や注意点を見てみましょう。

作法

永平寺の食事の作法は、道元が著した「赴粥飯法」に詳細に定められていて、ここではとても書き表せません。主な作法には次のようなものがあります。

・食事も修行で、座禅を組んで食事に臨む。
・食事前には、己を省み一切に感謝する「五観の偈」を唱える。
・「三口食の偈」を唱えて、まずご飯を三口食べてから食事を始める。
・食べ終わったら「折水の偈」を唱え、応量器を順番にきれいに洗う。

これは作法のうちのほんの一部です。

注意点

永平寺での食事の注意点は、作法にも含まれることですが家庭の食事にも通じることがあります。

・背筋を伸ばし、器は顔の前に持っていただく。
・器や箸を置く時、香物を食べる時は音を立てない。会話厳禁。
・口で物を噛んでいる時は箸を置く。
・全ての器の食べ物を均等に食べ、こぼさない、食べ残さない。
・食べ終わるのが周囲の人と同じになるようにする。

食べ物の大切さ、食べ物を作る人たちへの思いを大切にすることが基本です。

永平寺の料理の心をより深く知りましょう

永平寺の料理には、「食」に対する敬意と感謝の念が奥深く込められています。永平寺の開祖、道元禅師は「典座教訓」や「赴粥飯法」のなかに、「食」を修行の域にまで高めるための処方を書きあらわしました。

永平寺での詳細な取材に基づいたこの書籍から、永平寺の食文化に伝わる知恵と心をより深く知ることができます。また、新作精進料理百点が紹介されていて、家庭でも気軽に楽しめるようになっています。

永平寺の修行体験

永平寺は修行を目的とした道場で、修行僧に限らず一般の人にも修行の場が解放されています。泊りがけの参籠(さんろう)というコースや、参禅という修行僧の毎日の生活に近い体験ができるコースなどがあります。

もちろん一般の参観者でも希望すれば座禅や写経などの体験をすることができます。永平寺で道元が興した禅宗の世界を体験してみましょう。

1:座禅体験

座禅体験は毎日、予約の必要もなく午前10時から5回、開催されています。費用は志納金として500円です。説明時間を含めて所要時間は50分程度で、実際に座禅を組む時間は20分ぐらいです。

合掌や叉手(しゃしゅ)、問訊(もんじ)などの作法の教えを受け、1畳ほどのスペースで背筋を伸ばして座禅を組みます。ビシッと叩かれる警策(きょうさく)も体験でき、禅の入門コースと言えるでしょう。

2:写経体験

写経体験は、毎日10時半、13時、15時の3回、30分前受付で予約なしでも志納金1,000円で参加できます。写経の経典は般若心経と七仏通戒偈、延命十句観音経の3種類です。

写経は、心をこめて丁寧に書写すればよく、文字の上手下手はあまり問題ではありません。姿勢を正し、心静かに無心に経典を写す、それだけで写経の功徳がいただけます。1,000円の費用で永平寺に納経すると、祈願、供養をして奉納してくれます。

3:参籠

参籠(さんろう)は、一泊二日で永平寺で一夜を過ごし、修行道場の雰囲気を体験することができます。費用は中学生以上で8,000円で、夕方に入門して翌日朝食の後、解散するコースです。

入浴、薬石、座禅・法話、開枕、起床、座禅、朝課、拝観、小食のプログラムが組まれ、食事も2回あるのですが修行僧の質素な食事ではなく来客用の食事で、修行の規律としてはやや甘い、お客様扱いのソフトな入門コースと言えるでしょう。

4:参禅

参禅は三泊四日で費用は20,000円、日課や食事の内容も修行僧の人たちとほぼ同じで、厳しい修行の内容を体験できるコースです。厳しい内容なので、逃げ出して脱落してしまう人や途中棄権する人もいるとのことです。

1日に5時間にも及ぶ座禅があって、ひたすら座るのが参禅の体験修行で食事の時ももちろん座禅です。体験修行とはいえ、この参禅の場合は永平寺の厳しい規律と作法も徹底されて仕込まれます。

永平寺の修行を体験してみよう

永平寺での修行は、朝起きてから夜寝るまで、いや寝ている間さえも厳しい規律や作法での修行です。自分を見つめ直して見たい時とか、悩みや苦しい局面の時など、永平寺で修行を体験することで新たな活路を見いだせることがあるでしょう。

永平寺は福井からバスで30分、近くには他の観光地も多いのですが、時間をとっての永平寺での修行体験は貴重なコースと言えるでしょう。
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初回公開日:2018年12月28日

記載されている内容は2018年12月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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