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死のにおい

じいちゃんから送ってもらった干し芋を食べ忘れてしまい、ダメにしてしまいました。

数日前、茹でられた卵を台所に流してしまい、それが腐敗したようなにおいが台所からしていました。
台所や排水溝の奥を洗ってもそのにおいが残っていて、不思議に思いながら3日くらい過ごしていました。

ふと、このにおいが卵の硫黄分ではなく、数年前にどこかでかいだネズミの死体のにおいに似ていることに気付きました。
私はネズミがとても苦手です。
木造のボロボロのすみかで、1匹の大きなネズミと共に過ごさないといけなかった日々があり、ようやく捕まえたネズミの欲望と殺意に満ちた姿を見た時からネズミが苦手になりました。

またネズミと共に過ごしていたなんて、考えたくありませんでした。
恐れながら死のにおいのありかを探すと、家族から送ってもらった段ボール箱の裏側で何かを見つけました。

そこにはネズミの死体ではなく、ビニル製のパックに入った、腐敗して溶けた干し芋がありました。

植物の根なのに、腐敗すると動物の死体と同じにおいになるんだなと思いました。
それはまるで、植物にも死という境界があるかのようでした。



動物も植物も、死のにおいは同じ。


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12月の夜明け

今日は久々に冬の夜明けを見て悲しくなりました。

2年前の12月、自分は東京で一人暮らしをし、深夜にコンビニのアルバイトをしていました。
面接では4月から学生になることを伝えるとどこもアルバイトとして雇用してもらえず、母親に相談した結果「現在職業を探している」という旨で面接を受ければどうにかなると言われ、その後に受けたコンビニのアルバイトの面接に受かりました。

そして深夜にアルバイトを始めたのですが、コンビニで働くということは思っていたもの以上に辛いものでした。
仕事の内容は多く忙しかったのですが、なによりも10時から次の日の8時までの10時間に意義を感じられないことに辛みを感じていました。
また当時モデル俳優事務所にスカウトされ、2日に1日、終盤はほぼ毎日朝早くから夜遅くまで舞台のレッスンをしていました。
モデルや舞台には一切興味無いのですが、すうぃめる活動の近道のためと思い、嫌々ながら言われるがままやっていました。
また、レッスンが入って予定が大きく変わることや4月から学校に行くので数ヶ月後に辞めることを伝えると、給料を貰えなくなりました。

どうしてこんなにも辛い生活をしてるのだろうと思いながらコンビニの外を掃除していた時、夜明けを見ました。
今まで見たことが無かった夜から朝になる間の空は、心の中では苦悩や葛藤の悲しい気持ちでいっぱいでした。

今日はアルバイトの新聞配達が休みの日なのですが、大幅に遅刻した同僚の為に出勤しました。
それ自体は別に良いのですが、仕事が1時間分遅れてしまったことに悲しみを感じました。

ただ急いで配達することだけを考えていた時、夜明けを見ました。
その空は2年前に見た空と同じでした。


それと、帰りに鳩が轢かれているのを見ました。
空を自由に飛ぶ鳥が地面を走る車に轢かれている姿を見ると、とても悲しい気持ちになります。
そして、以前の記事に書いたカラスを轢いてしまったことを思い出してまた悲しくなりました。

亡骸

1月31日深夜、コミティアに向けてシールを切っていました。
その時、眼鏡の左端に何か一部が白いものが動いてるのが見えました。
しかしその時はとても急いでいて、振り向きはしましたが、怖くはありませんでした。

そして数分後、お父さんからじいちゃんが亡くなったことを伝えられました。
じいちゃんは苦しみなく亡くなっていったらしいです。
じいちゃんは死んだ時に会いに来てくれたのでした。

後日お通夜に行き、じいちゃんの写真を見ました。
その写真は、じいちゃんが選んだ写真と聞きました。
自分が小さい頃見たじいちゃんの笑顔でした。

次の日、火葬場に行きました。
小さい頃ひいばあちゃんの火葬もそこでしたので、よく覚えてます。
自分にとって、二回目の場所でした。
じいちゃんの顔を見せてもらったら、寝ているみたいでした。
白い棺の中で、安らかな表情で眠っていました。

一度動画サイトで「演習中の戦闘機が観客席に落下して大量に人が死ぬ」という動画を見ました。
事故後何か落ちてると思ったら、それは人間の体でした。
死んだ人間の体は、まるで物のようでした。
しかし亡骸はまるで寝ているようで、それはまた会えるように感じました。
骨になった時、それを物だと認識しました。
そこで、初めて死を受け入れました。

それからお葬式をやりました。
そこで、お父さんが泣いてるとこを初めて見ました。
親が亡くなってしまうことは、今まで育ててもらった思い出の全てを心の中だけのものにしてしまうことだと感じました。
その後ろ姿を見て自分も泣きました。

SweetieMale

※この記事は、MtFの人を傷つけてしまうかもしれません…。
ですが、自分はMtFの方も平等な立場としてみているので、ご了承ください。


自分は、今まで性別について何年間も悩んできました。
それは、昔から可愛い可愛いと言われて育ってきてしまったため、自分が男らしくあることがとても嫌になってしまったからです。
(この記事はすうぃめるの記事なので、自分の過去のことはひとつ前の記事を見て下さい! http://sisyamo9.blog.fc2.com/blog-entry-35.html )
(それと、ボクって一人称にするの、完全に忘れてました。)

自分は去年、あるオンラインゲームにはまってしまいました。
そこで、自分のこれからの運命を変えるような出会いがありました。
その人たちはMtFの人や女装をする人でした。
自分は本当に驚きました。
そこで初めてMtFのことを調べ、自分もMtFだったんだと思いました。
(前の記事にも書きましたが、自分は性同一性障害ではないのかなと家族には話してありましたが今まで忘れてました。)
ホルモンや手術のことも考えていました。
男の子なのに女の子になりたいというところが似ていたからです。

ですが、弟に「自分自身に嘘をついてるように感じる」と言われました。
そうだったのでした。
自分は、言葉の持つちからに操られてしまい、言葉と同化しそうになっていたのです。
本当の自分はMtFではなく、ただ男らしくなりたくなく可愛いと言われたいだけでした。

本当の自分を見つけることができたと同時に、同じ気持ちで苦しんでる人がたくさんいると思いました。
言葉のちからに操られず本当の気持ちを自由にしてあげるためには、言葉が必要なのだと感じました。

また、女装をしてる人に「どうして女装するの?」と聞くと、「可愛くなりたいから」と「性的に女の子になりたいから」の二つに分かれてることに気づきました。
可愛くなりたいから女装する という言葉を聞いて、今の世界では可愛くなるには女装をするしかないという気持ちを強く感じてしまい、とても悲しくなりました。
そして、その気持ちを救ってあげたいという気持ちが強く発生しました。

そこで「性的なこと無しに純粋に可愛くなりたい男の子」のことを、「SweeteiMale(すうぃめる)」と呼ぶことにしました。
この言葉こそ、自分が生きて感じてきた悩みを全てゆだねることのできる救いの言葉なのだと感じました。

まだ生まれたばかりの言葉なので認知度は低いですが、この言葉で同じ悩みを持つ人を救えることを、心より願っています。

ボクは女の子?

この記事は、自分のもやもやしてる内面を纏めるために書いています。また、自分の気持ちを理解してくれる人へ書いています。

最近、自分 を止めて ボクにすることを心がけてます。(ボクの方が純粋そうなので)

先日、ask.fmに「ぽぴおさんのいう「可愛い」とはなんですか?」という質問がきました。
ボクは可愛い男子をテーマに描いてるのに、実際のところボクがイメージしてる「可愛い」というものがはっきりしていませんでした。
「女の子しか表現できない可愛さ」というあいまいなイメージを答えようとしていましたが、なかなか言葉にできず一般的な可愛さを答えました。
女の子ができる可愛いが羨ましくて、それを男の子ができるように可愛い男の子を描いているので、描いてる対象が掴みにくいのだと思います。

ボクは昔、女の子向けが嫌いでした。可愛い物って全然面白くないじゃないですか。
小さい頃は普通の男の子で、たくさん遊びまわってました。ごく普通の男の子でした。
普通の男の子と違うところは、よく可愛いと言われるところでした。

中学生になるときに学生服を買ってもらったのですが、着るのが嫌でした。初めて着る時も、素直に喜べませんでした。大人になってしまうのと、男ということを証明してしまうからだったと思います。
中学生の時もよく可愛いと言われました。
○○ちゃん(あだ名)は特別こっち(女の子グループ)だよ!と言われることもよくありました。
そして、たくさん可愛いと言われたいのでぶりっ子でした。

高校生になり、twitterを始めました。そしてtwitterで好きな人ができました。
その人はとても可愛い物が好きで、自分もその人が好きな物が好きなので可愛い物が好きになりました。(その女の子とは時間とともに距離が離れました)
また、インターネットで「女の子だと思ってた」と言われることがとても好きでした。可愛く思われてる!と感じたからです。

ある日、放浪息子というアニメを見ました。女の子になりたい男の子の話です。
ボクはそのアニメを見て、ボクと主人公の気持ちが全く一緒なことに気づきました。
ボクの心は、女の子なんじゃないのかな?と思うようになりました。
今まで「ボクの本当の心=女の子」という発想が一度もなかったので、思い返してみると思い当たる節がたくさんありました。

男らしい ということが嫌いですし、男の子を好きになることもあります。名前に君を付けられるのも嫌ですし、男として扱われるのも嫌です。俺なんて一度も呼称したことがありません。(ボクや自分は両性的なので使ってます。)

女の子になりたいのではなくてただ可愛くなりたいだけかもしれません。
ですが、ボクが女の子だったら、今よりどれだけ自由に生きられたかと思います。
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