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【教室講師ブログ】ウクレレ科加藤先生:レレブロvol.7「ギター とウクレレ。弾く時の右手の違い。」

【ウクレレ教室講師紹介】加藤 和広(かとう かずひろ)

【音楽教室】まずは体験レッスンから!前橋店体験レッスンスケジュール

呪文の話の続きです。今回は右手の話。

こんにちはウクレレ講師の加藤です。

前回の『ギター弾きが即座にウクレレを弾ける魔法の呪文』の回で、「ギターが弾ける方はこの呪文を憶えればウクレレは簡単に弾ける」と言うお話を書きました。

そこで、前回のブログの原稿を書き終えながらちょっと思ったことがありまして・・・

ギターコードの押さえ方がわかればウクレレのコードの押さえ方は確かにわかる。でもこれって左手だけの話だよなーと。ギターを弾く時の右手・右指の使い方とウクレレを弾く時のそれって、全く同じってわけには行かないんだよなーと思ったので前回のブログの最後に、追伸2としてこの話をちょこっとだけ触れて、この話の詳細はまた別の機会に、と書いておりましたので、今回はその話をしてみますね。

ウクレレは指弾きが主流

ちょっと大雑把な書き方になりますので、予めご容赦くださいね^_^;

ウクレレはですね、ギターと違って、素手・素指で弾く人が大多数です。圧倒的大多数と言っても良いかもしれません。アルペジオはもとより、ストローク奏法をする時もピック無しの素手または素指で弾くと言うことです。(因みに、ウクレレではストローク奏法のことをストラミング奏法と言ったりします。)

そこで難しいと言うか、奥が深いのが、この「素手・素指」の使い方なのです。

ギターで用いる指弾きの奏法は全部ウクレレにも応用可能なのですが、とりあえずウクレレ奏法で最も一般的なのは【親指1本弾き】と【人差し指1本弾き】の2つかな。もちろん他の指を使う奏法もあるのですが、私は初心者の方にはこの2つをまずは教えてます。

ということで、これら2つ親指1本弾き人差し指1本弾きについて、以下、詳しくお話してみます。

親指1本弾き

親指1本弾きは、文字通り、親指onlyで弾くことですね。これ、親指onlyで、ストロークもアルペジオも弾く、と言う意味になります。

まずはストロークですが、親指1本弾きの場合、4弦から1弦までを順番にポロロン、ポロロンと弾くダウンストロークがまずは一番簡単な弾き方かな。ゆっくり目の歌の伴奏でよく使います。

親指の腹側のカドあたりで弦をはじきます。アップストロークはこの場合親指の爪側のカドあたりで弦を弾いて1弦側から弾き上げるようになりますので、ちょっと弾きにくいかもしれません。

親指の側面とか腹を使って、弦の表面をシャッシャッと早め・軽めに撫でる感じでダウン&アップさせるストローク奏法もあります。この場合、音は多少小さくなりますが、曲の中で演奏に変化をつけたい場合、この弾き方を取り入れるとカッコ良かったりします。

次にアルペジオ。ギターのアルペジオは親指だけでなく各指を使うことが殆どかと思いますが、ウクレレの場合、ゆっくり目のアルペジオなら親指onlyで弾く人が多いように思います。(勿論ウクレレでも、ギターみたいに他の指まで使うアルペジオも一般的です。)

それとですね、アコギに「ソロギター」というジャンルがありますよね。クラシックギターみたいに主旋律(メロディ)と伴奏(コード)を組み合わせて弾く演奏のことですね。「フィンガースタイルギター」とも言います。この各指をフルに使ってのギター演奏、ステキですよね。魅せられます。

そして、ウクレレにもギターと同様なソロ演奏スタイルで「ソロウクレレ」と言うジャンルがあります。で、実はこのソロウクレレ演奏、右手は、親指1本で弾くスタイルが一般的なのです。他の指は使わないと言う・・・これ、ギター弾きにしてみるとちょっと衝撃的な話なのでは? ソロウクレレでは親指1本だけで分散和音弾いたりメロディ弾いたりするわけですね。これはこれでなかなかカッコ良いものです。ただギターの指弾き演奏では親指1本だけで弾くのではなく、他の指も使う奏法の方が圧倒的に一般的。なので、ギターの指弾きに慣れている方は、ウクレレソロの親指1本弾き奏法はなかなかカルチャーショックな話かと思われます^_^

あ、もちろんウクレレソロをアコギみたいにフィンガースタイルで弾く方もたくさんいます。が、動画投稿サイトを見ると親指1本弾きスタイルの方がやはりかなり多いです。

それと、親指でポロロンとダウンストロークする際は、中指・薬指あたりでウクレレ本体の左肩を、下から支えてあげると親指の位置が安定すると思います。その際、人差し指はフリーにしておくことを私はオススメします。その方が親指に変な力が入らず、優しい音色になると思います^_^

人差し指1本弾き

人差し指1本弾きは、ジャンジャン、ジャカジャカ言う感じのリズムをストロークで弾きたい時の弾き方、と思っておけば良いかな。

この弾き方をする際は、右腕の肘の内側をしっかりウクレレのお尻につけてウクレレを抱えてみてください。

で、指はそうですねえ、緩い感じで指ピストルの形にしておきます。その際、親指と人差し指はくっつけません。

そして右腕をウクレレのヘッド方向に向けて伸ばして、手首から先を自分の方に向ける。と言うか、傾ける。で、その右手の手首を、あたかも扇子で自分をパタパタと扇ぐが如く、動かす。腕から手首をそんな風に動かしながら、人差し指1本でジャカジャカとダウン&アップのストロークをするという寸法。いやこれ、文字にすると大変だな(苦笑)。

なのですが、この、人差し指で「ジャカジャカ」と言っても、指先のどこを弦に当てるかによって、出る音色が変わって来ます。もっと言えば、指を伸ばして弾くか曲げて(畳んで)弾くかによっても変わって来るし、手首をパタパタしないでガチっと固定して弾いちゃうとすごいガチャガチャした音になっちゃうし。この指先の使い方については、私のレッスンの中ではかなり細かくお話しするようにしています。

ストロークと言えば・・・ついでにお話ししておきますね。私の場合、弾き語りなどで一番多用しているストロークは「人差し指・中指・薬指」の3本とも弦に当てる形で弾くストロークだったりします。その方がやはり厚みのある音になります。また、親指も含めて4本指で弾くストロークパターンもやるかな。さらには小指も含めて5本指を使うパターンもやります。

と言う事で、ストロークもホント奥が深いのです。(レッスンでは、もっとたくさん色んなことを伝授しております^_^)

ぜひウクレレ教室へ♪

私の場合、ウクレレからは、なるべく優しく、癒されそうな音色を奏でたいと思っているので、レッスンの中ではこのストロークのやり方については結構詳しく話をしています。良い音の出し方、コツを教えますので、ぜひお教室へ^_^♪ 体験レッスンも随時受付中です。詳しくは島村楽器各店舗へ。

では本日はこのへんで(^^)/

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