10/17(土)ZILDJIANシンバル選び方講座レポート!
皆様こんにちは!ドラム担当の林です!先日行われたZildjianシンバル選び方講座の様子を写真と共にレポート致します!
Zildjianシンバル総枚数60枚以上!
ハイハットからエフェクトシンバルまで個性が全く違うシンバルが集まりました!
これは最早シンバル展覧会です!
これだけのシンバルが1度に試奏できる機会は滅多にございません!
こんなドラマーの夢のようなセッティングも!
ZILDJIANとは?
ドラマーの方ならご存知かと思われますが、シンバルの元祖と言われているシンバルメーカーです。設立当初はトルコでしたが、現在はアメリカにAVEDIS ZILDJIAN(アヴェディス・ジルジャン)本社があり製造などを行なっています。日本では、神保彰さん、菅沼孝三さん、海外では、スティーブ・ガッド、トラヴィス・バーカーなどプロ、アマ問わず多くのミュージシャン達に愛されているメーカーです。
YAMAHA様からZildjianのプロ、藤原さんに来ていただきました!
Zildjianから認められた唯一の日本人の方です!藤原さんに教えて頂いたシンバルの選び方のコツをご紹介致します!
全てのシンバルは同じインゴットから作られる!
この金属の塊何かお分かりでしょうか?実は、これこそがシンバルを作る大元の合金「インゴット」です。このインゴットを伸ばし、様々な加工を施す事により多種多様なシンバルが誕生するのです。
インゴットの説明中です!
Zildjianシリーズのラインナップご紹介!
A Family
・A Zildjian
全てのシンバルの元祖とも言われるA Zildjian。トラディショナルなサウンドをお求めな方に最適です。
・A CUSTOM
A Zildjianをブリリアント加工(ツルツル加工)したシリーズです。A Zildjianに比べ、音楽的なモダンなサウンドが特徴です。
・A HEAVY
今は廃盤になってしまったZシリーズを継承しているシリーズです。パワーのあるサウンドが特徴です。
・fx
エフェクトシンバルのみのシリーズです。様々なジャンルに対応でき、ユニークなサウンドを加える事ができます。
K Family
・K Zildjian
ジャズと言ったらK Familyと言っても過言ではないシリーズです。ドライでダークなサウンドが特徴です。
・K CUSTOM
K Zildjianをよりダークかつドライに加工したモデル。見た目もヴィンテージテイストです。
・K CUSTOM HYBRID
カップ部とエッジ部での加工が違うため、1枚でパワフルさと豊かな響きを体感できるシリーズです。
・K KEROPE
1800年代に活躍したKerope Zildjian氏の名を冠した、1950~1960年代のサウンドをイメージして作られたシリーズです。全てクラッシュライドをコンセプトに作られています。
・K CONSTANTINOPLE
当時のトルコの都市の名を冠したCONSTANTINOPLEシリーズ。当時のKシリーズのサウンドを再現して作られています。
Zht Zbt
シートシンバル特有のメタリックな硬いサウンドと明るいサウンドが特徴的なシリーズです。
A、K Familyは銅80%:錫20%の配合比で作られており、(キャストシンバル)Zhtは銅88%:錫12%、Zbtは銅92%:錫8%で作られています。(シートシンバル)この配合比の違いもサウンドの違いとなって現れます。
加工の違い
シンバルの加工は主に
・サイズ
・ウェイト
・テーパー
・レイジング
・ハンマリング
この5つによって違いを出しています。
サイズ
言わずもがな、「大きさ」ですね。シンバルの大きさが大きくなるほど、音量は上がり、レスポンスはゆっくり、ピッチは下がり、サスティーンが長くなります。小さければその逆になります。
ウェイト
「重さ」です。重さが重いほど、音量が上がり、サスティーンが長く、ピッチが高くなります。
テーパー
表現が難しいですが、厚みや幅などの「角度」です。角度が付くほど倍音が多く、サスティーンが長くなります。
レイジング
シンバルに円形状に「溝」を削り入れる加工です。レイジングがあると、アタック音が強くなります。
ハンマリング
シンバルにハンマーで「打痕」を入れる加工です。ハンマリングが均等だと、明るく、調整の取れた倍音になります。
この5つの組み合わせだけで多種多様なシンバルを産み出しているのです!
かなり長くなってしまいましたが、以上でレポートとさせて頂きます!更に突っ込んだ話がしたい!と言う方は是非前橋店のドラム担当林までご相談下さい!
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