人間の自然認識の歴史 カントの二律背反

カントの二律背反をここでは取り上げます。
カントは空間と時間に終始が在ると同時に無いことを証明します。
そして最小単位があると同時に無いことも証明します。

わたしは先にウィルスはウィルスとして存在するだけであり、人間が分類するから生物か非生物かわからないだけであり、それはウィルス、つまり自然には関係ないのだと言いましたが、時間と空間に終始が在るとするのは人間の認識の都合なのです。
時間の始まりは光速度一定の法則で絶対座標が実在しないことになっていますし、この絶対座標の実在の否定は空間にも時間にも始まりなど無いことを示しているのです。
最小単位もまた光速度一定の法則は自然が一つの物理的な存在であることを示していますから、やはり認識が必要であることから生まれたものなのです。
現在の科学では最小単位とは何かを探求していますが、じつはこういう物理的条件ではこういう物理的存在はこうなるというだけのことなのです。
仮に物理的条件が創生されれば、なのですが、幾らでも物理的存在は小さく出来るわけなのです。

自然には論理がありませんが、人間が自然を理解するために様々な二律背反が生まれるわけです。
二律背反は、ウィルスが生物であるか非生物であるのかと区別しようとするから区別できないのが生まれるという認識の問題と同様なのです。

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