商品画像には「16TB SSD」と記載しているにもかかわらず、実際の容量は512GB──そんな外付けSSDが各インターネット通販サイトで販売されているとTwitter上で話題になっている。ユーザーからは「景品表示法に違反するのではないか」と疑問の声が上がっている。
投稿者の画像から、該当の商品を各ECサイトで確認したところ、Yahoo!ショッピングや楽天市場での出品を確認した。楽天市場では「外付けSSD」という商品名で出品されていた。商品は3種類の色から選択できたものの、型番/容量を選択する項目では「500GB=64GB」というモデルしか選べなかった。価格は5480円だった。
商品情報に、メーカーなどの情報は見当たらず、代わりに「材質は金属」と記載。注意事項として、「500Gや1Tなどは型番です」とし、「実際のメモリは500G=64GB、1T=90GB、16TB=512GB」などと記載。続けて「実際のメモリは具体に実際に準じており、誤差がある可能性がある。お客さんに理解してもらう」(原文ママ)と、たどたどしい日本語での説明もあった。
一般に、消費者庁は商品の表示について「あたかも優れているかのように偽って宣伝する行為は優良誤認表示に当たる」として景品表示法により規制されると案内している。この商品について楽天に問い合わせたところ、同社は「『楽天市場』規約違反の疑い(お客さまに誤認を与える可能性のある行為)を確認いたしましたので、消費者保護の観点から、当該店舗を一時閉店とします」とし、内容を精査し対応を検討すると回答した。
ヤフー広報部にも同様の問い合わせをしたところ、同社は「社内にて確認を進めている」と回答。22日午後7時時点では、Yahoo!ショッピング内で該当商品の出品が続いている。
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