2014年03月28日

フィギュア世界選手権 羽生結弦「意地と気合」の逆転V 浅田真央「世界歴代最高の78・66点」たたき出しソチSPの雪辱

【フィギュア】
「意地と気合」の4分半 羽生、五輪に続くV .
産経新聞 2014.3.28 22:53 [フィギュアスケート]

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▲フィギュア世界選手権男子FS 金メダルを胸に観客の声援に応える羽生結弦=28日午後、さいたまスーパーアリーナ(大里直也撮影) .

 SP3位と追い詰められた羽生が、気迫あふれる滑りで初優勝をもぎ取った。演技を終えると氷に両膝を付いたまま動けないほど、全てを出し尽くした4分半。日本男子初の五輪金メダルを獲得し「チャンピオンの肩書にふさわしい選手になる」と誓って迎えた最初の大会。19歳の若武者を突き動かしたのは「意地と気合」だった。

 急成長で日本のエースに進化を遂げたが、高橋を応援する熱狂的なファンから心ない言葉を浴びせられて周囲に「スケートをやめたい」と漏らしたこともあった。東日本大震災では自らも被災して心を痛めた。困難を乗り越え、細身の体からは想像もできないタフさを身につけてきた。

 同じ年に五輪と世界選手権の2冠達成は2002年のヤグディン(ロシア)以来12年ぶり。「絶対にミスをしない。それが王者としての風格。どんな状況でも勝てるスケーターになりたい」。さらなる高みを目指し、銀盤を舞い続ける。

http://sankei.jp.msn.com/sports/news/140328/oth14032822570011-n1.htm

Yuzuru Hanyu 羽生結弦 FS - 2014 World Championships .
http://www.youtube.com/watch?v=gUBnQDXXjZo


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【フィギュア】
「意地と気合」羽生が逆転V “世界最強”のフィナーレ .
産経新聞 2014.3.28 22:12 [フィギュアスケート]

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▲フィギュア世界選手権男子FS 羽生結弦の2回目の4回転ジャンプ(4T)=28日午後、さいたまスーパーアリーナ(大里直也撮影) .

 「意地と気合だった」。戦いを終えた王者は氷上にぐったりとひざまずいた。ゆっくりと立ち上がり、会場の大歓声に笑顔で応える。

 昨年12月のグランプリファイナルも制した五輪金メダリストは同一シーズンの世界選手権も制し、「絶対王者」へと駆け上がった。

 羽生には調子のバロメーターとなるジャンプがある。体の回転軸を確認する3回転ループ。午前の練習で不安定だったこのジャンプを直前の6分間練習できれいに着氷。気持ちが落ち着いた。

 五輪で失敗した冒頭の4回転サルコーを主要大会で初めて成功。SPでは転倒した直後の4回転トーループも鮮やかに跳んだ。

 午前中はトーループで失敗が目立ち、珍しくリンク上でベストのときの映像をタブレット型端末で確認していた。スピンやステップの練習を省いてまでも、好感触をつかむことにこだわったこのジャンプの成功で、SP3位からの逆転優勝へ道筋が見えた。

 フリーの失敗で悔しさが残った五輪の“借り”も返し、全体トップの191.35点をマークして立った頂点だった。

 腰や膝の痛みで、体は満身創痍(そうい)だった。大会前、五輪金メダルの重圧も「すごくある」ともらしていたが、「プレッシャーに負けるのではなく、挑戦できることが楽しい」と笑った19歳。その言葉通り、重圧をはね返し、“世界最強”の肩書きを手にしてシーズンを締めくくった。(田中充)

http://sankei.jp.msn.com/sports/news/140328/oth14032822140010-n1.htm
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【世界フィギュア】
浅田がトリプルアクセル成功! 世界歴代最高たたき出しソチSPの雪辱 .
産経新聞 2014.3.27 19:29 [浅田真央]

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▲得点が出て笑顔の浅田=27日午後、さいたまスーパーアリーナ(大里直也撮影) .

 フィギュアスケートの世界選手権第2日は27日、さいたまスーパーアリーナで行われ、33人が争う女子ショートプログラム(SP)にソチ五輪で屈辱の6位となった浅田真央(中京大)が登場し、世界歴代最高の78・66点をたたき出し好調のスタートを切った。

 第5グループの1番手。全体の22番目での滑走となった浅田はSP曲ショパンの「ノクターン」に乗って冒頭のトリプルアクセル(3回転半)を危なげなく着氷。その後のジャンプを成功させて五輪SPでの屈辱を完全に晴らし、演技を終えると満面の笑顔を見せた。観客席は総立ちとなり、リンクは色とりどりの花束に染まった。

 金メダルのアデリナ・ソトニコワ(ロシア)や前回覇者で同銀のキム・ヨナ(韓国)も出場していないが、日本人初となる世界選手権3度目の優勝に向けて視界が開けた。女子フリーは29日に行われる。

http://sankei.jp.msn.com/sports/news/140327/oth14032719320009-n1.htm


浅田真央 SP歴代世界最高点 女子SP 演技後&インタビュー .
https://www.youtube.com/watch?v=U49kQxHvL64




【動画フル】浅田真央フィギュアスケート世界選手権SP+インタビュー .
https://www.youtube.com/watch?v=K4eUndcNkXU




世界フィギュア2014 ユリア・リプニツカヤ 直前練習など まとめ .
https://www.youtube.com/watch?v=xHRK6laRp4s


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【フィギュア】
真央、「世界最高」の裏に執念 「ソチで悔しかったんだと思いながら滑った」 .
産経新聞 2014.3.28 08:56 (1/2ページ)[浅田真央]

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▲会心のSPで世界歴代最高の78.66点をマークした浅田=さいたまスーパーアリーナ(古厩正樹撮影) .

 78.66点「ソチの悔しさ思い演技」 .

 驚愕の点数に、スタンディングオベーションでたたえていた観客もどよめいた。SPの世界歴代最高得点となる78・66点。理想高き浅田自らが「100点」と評した会心の演技だった。

 氷上の23歳は、実は無心ではなかった。「ソチで悔しかったんだ、悔しかったんだと思いながら滑っていた」。脳裏にあったのは、SPで16位と大崩れした約1カ月前のソチ五輪だった。

 転倒した悪夢を振り払ったのは、冒頭のトリプルアクセル。力強く跳んだ大技は完璧に決まり、出来映え点のGOEで1・86点が加点された。その後も集中力は途切れることなく、3回転ジャンプと3回転-2回転のコンビネーションジャンプも華麗に決めた。

 「ノクターン」のピアノの音色に乗せた柔らかな滑りで、スピンとステップはすべて最高難度のレベル4を獲得。見守った佐藤信夫コーチも「大満足」と目尻を下げた。

 願わくば、この演技をソチ五輪で-。そう思いたくもなるが、浅田は「ソチではプレッシャーに負けた。(自分で)すごく押しつけてしまった」と振り返りつつ、「まあ、人生は何があるかわからないので」と報道陣を笑わせた。

 前回のバンクーバー五輪後にジャンプを一から再構築し、バレエを習い直して表現力も磨いた。やれることを全部やってきたからこそ、今季を「集大成」と位置づけた。注目の進退をこれからどう決めるにしろ、努力を実らせ、ソチの雪辱を果たす演技には違いなかった。(田中充)

http://sankei.jp.msn.com/sports/news/140328/oth14032808580002-n1.htm
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【フィギュア】
浅田、3回転半が好調 29日のフリーへ調整万全 .
2014.3.28 22:59 [フィギュアスケート]

☆☆フィギュア世界選手権女子練習 浅田真央  oth14032823010012-p5.jpg
▲フィギュア世界選手権女子練習 浅田真央=28日、さいたまスーパーアリーナ・練習リンク(撮影・古厩正樹) .

 フィギュアスケートの世界選手権で29日の女子フリーに向けた公式練習が28日に行われ、ショートプログラム(SP)で世界歴代最高得点を出してトップに立ち、日本選手初の3度目の優勝を目指す浅田真央(中京大)は得点源のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が好調で万全の調整だった。昼の練習で切れのある動きを見せ、夜の練習時間を休養に充てた。

 SP4位の鈴木明子(邦和スポーツランド)と10位から巻き返しを狙う村上佳菜子(中京大)は昼夜ともに滑った。鈴木は現役最後の演技に備えて精力的にジャンプを確認し、村上はSPで回転不足と判定された3回転フリップを入念にチェックした。

http://sankei.jp.msn.com/sports/news/140328/oth14032823010012-n1.htm
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フィギュアスケート:真央、SPでヨナ越え歴代最高点 .

☆☆浅田真央 2014032800487_thumb.jpg


朝鮮日報 2014/03/29 11:25
フィギュア:ヨナ引退で真央の天下? .

真央、ヨナの世界歴代最高点破る .

 浅田真央(23)が両手でVサインを見せた。78.66という点数を確認し、驚くと同時に満面の笑顔を浮かべ、勝利を意味するVサインを出したのだ。

 浅田が27日、国際スケート連盟(ISU)フィギュアスケート世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)の女子ショートプログラム(SP)で出した78.66点は世界歴代最高点だった。キム・ヨナ(23)=引退=が2010年のバンクーバー冬季五輪で出した従来の最高点78.50点を0.16点上回った。同年のバンクーバー五輪と世界選手権後、ISUは規定を変更してSPの技術課題を8要素から7要素に減らした。

 スピンシークエンスがなくなり、課題の要素自体が少なくなったことで、以前よりも高い点数を出すのが難しくなった。キム・ヨナのバンクーバー五輪後の最高点は、先月のソチ冬季五輪で出した74.92だ。

ソチ冬季五輪の雪辱果たした浅田真央 .

 浅田はソチ五輪のSPで55.51点に終わり、16位になるという悪夢を見た。三つのジャンプ課題で得た点は合計7.08点に過ぎなかった。トリプルアクセル(3回転半)ジャンプの基礎点(8.50点)にも届いていない。何かにとりつかれたかのようにミスにミスを重ねたためだった。

 SPが振るわなかったせいで、浅田はフリーで自己最高の142.71点(フリー3位)を出しても合計198.22点、最終的な順位は6位に終わった。バンクーバー五輪でキム・ヨナに負けて金メダルを逃し、銀メダルに終わった浅田。ソチで「悲願の金メダル」に再び挑んだが、手ぶらで帰国したのだった。

 今回の世界選手権SPではショパンのノクターンをバックにこれまでで最高の演技を繰り広げた。世界選手権には8回出場しているが、SPで1位になったのも初めてだ。浅田は「点を期待していた。世界最高と聞くとうれしい。ソチの悔しさを晴らしたいと思ってやってきた。(この日の演技は)100点です」と言った。

 日本のメディアは、29日に行われるフリーで浅田がソチ五輪時と同じレベルの演技ができれば、キム・ヨナがバンクーバー五輪で金メダルを取った時に出した歴代合計最高点(228.56点)を上回れると期待している。

トリプルアクセルを諦めなかったから出せた最高点、ヨナの記録更新 .

 浅田はバンクーバー五輪時、トリプルアクセルに3回(SP 1回・フリー2回)成功し、ギネスブック入りした。だが、自己最高(205.50点)を出してもキム・ヨナ(228.56点)に23点差を付けられて2位になった。トリプルアクセルは3回転半のジャンプで、ほかのジャンプは後ろ向きに跳んで後ろ向きに着氷するが、それよりも半周多く回るアクセルジャンプは前向きに跳んで後ろ向きに着氷する。

 アクセルのうち最高難度のトリプルアクセル(基礎点8.50点)は3回転連続ジャンプと配点がほぼ同じだ。トリプルトウループ+トリプルトウループ(基礎点8.20点)よりは高く、キム・ヨナが得意とするトリプルルッツ+トリプルトウループ(基礎点10.10点)に比べても1.6点少ないだけだ。

 トリプルアクセルは女子選手にとって失敗の危険性が高いため、試合ではほとんど見られない。だが、浅田は小学校6年生の時にトリプルアクセルに成功して「フィギュアの神童」と呼ばれ、その名をとどろかせた。これまでの女子選手で国際大会でトリプルアクセルに成功したのは浅田のほか伊藤みどり=日本=、トーニャ・ハーディング=米国=、リュドミラ・ネリディナ=ロシア=、中野友加里=日本=だけだ。

 浅田は26日の試合でトリプルアクセルに成功した。基礎点8.50点に出来栄え点(GOE)が1.86点加点され、10.36点を得た。浅田は「3回転半と現時点で自分にしかできないジャンプを入れて、最高の演技ができた上での得点だった」と語った。浅田はトリプルアクセルに成功した回数よりも失敗した回数の方がはるかに多い。だが、それでも諦めなかった。時には無謀に思えるほど自分の特技を生かそうと踏ん張った。こうした闘魂がSP歴代最高点の原動力となった。

ISU、高難度ジャンプを奨励する傾向へ .

 浅田はソチ五輪のフリーで意義深い挑戦をした。3回転ジャンプを八つ(コンビネーションジャンプを含む)、プログラムに取り入れたのだ。回転数不足と判定されたジャンプが二つ、ロングエッジ(wrong edge=ジャンプした瞬間、スケートの刃の向きが規定と違っているもの)が一つあったが、構成の難度自体は非常に高かった。フリーで行う12の課題の基礎点は66.34点で、金メダルを取ったロシアのアデリナ・ソトニコワ(61.43点)や銀メダルのキム・ヨナ(57.49点)を上回った。

 ソトニコワはフリーで3回転ジャンプを7回試みて、全て成功した。トリプルアクセルを除く五つのトリプルジャンプ(ルッツ、フリップ、ループ、サルコウ、トウループ)を全て取り入れた。もちろん、ルッツで慢性的なロングエッジになるという問題を抱えていたが、ソチでは認められたため、ひいき判定をめぐる論争が巻き起こった。

 キム・ヨナがフリーで跳んだ3回転ジャンプは6種類だった。キム・ヨナはバンクーバー五輪前からトリプルループを不得意にしており、四つのトリプルジャンプを組み合わせてプログラムを組んだ。

 ソトニコワとキム・ヨナの判定をめぐる騒動の中、ISUが高難度の技を奨励する傾向は顕著になっている。男子シングルの場合、 バンクーバー五輪ではエバン・ライサチェク=米国=が4回転ジャンプを跳ばなくても金メダルを手にすることができた。しかし、最近では4回転ジャンプをせずにメダルを期待するのは難しい。

 女子も同じだ。今、3回転連続ジャンプはジュニア選手でもこなしている。芸術性を問われるプログラム構成点は全体的に上昇傾向にある。したがって、女子選手が今後、競争力を付けるには、トリプルアクセルのような技を磨く必要がある。トリプルアクセルをこなす浅田が世界選手権後も現役を続行するのか、それとも引退を決意するのか、多くの関心が寄せられている。

成鎮赫(ソン・ジンヒョク)スポーツ部次長
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/03/29/201403-2900721.html
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キム・ヨナ判定問題、ついにISU提訴へ踏み切る韓国、これも恨(ハン)の文化なのか .

【出崎敦史のスポーツ言いたい放題】
「キム・ヨナ」でプーチン大統領も「炎上」 激しすぎる韓国ネットパワー .
産経新聞 2014.3.1 07:00 (1/5ページ)[出崎敦史のスポーツ言いたい放題]

☆☆「私が何を言っても、何も変わらない」wsp14022715090003-p5.jpg
▲「私が何を言っても、何も変わらない」(AP) .

 ソチ五輪は終わっていない。女子フィギュアスケートの採点に韓国のキム・ヨナ(23)ファンの怒りが爆発。ネット上ですさまじい書き込み攻撃を展開した。優勝したアデリナ・ソトニコワ(17)やロシアのメディア、スケート連盟へ中傷コメントが殺到。プーチン大統領(61)のフェイスブックはついに炎上する騒ぎになった。ネットの暴走は続く。

やりたい放題 .

 「ニセの金メダリストは恥を知れ」「きたないロシア、きたない金メダル」

 韓国の日刊紙「朝鮮日報」電子版は、韓国発のネット攻撃の実態を生々しく伝えた。

 ソトニコワのフェイスブックにあふれる悪口の数々。朝鮮日報は「その半分以上は韓国人と思われるユーザーが書き込んだものだ。英語と韓国語が入り交じり、F××K YOU、と露骨にののしるものまである」としている。

 ネット先進国、韓国。本来なら触れたくない自国の不名誉なニュースまで発信するのだから、韓国国内でよほど大きな騒ぎになっているのだろう。問題の根深さがうかがえる。

 ソトニコワと映画の「シュレック」を面白おかしく合成した画像や、性行為を連想させる屈辱的な画像もあったらしい。

 ほかにも、演技後にソトニコワとロシア女性審判が親密に抱き合って喜んでいる画像がネットに流出し、韓国ファンの神経を逆なでした。審判は4人が旧ソ連諸国出身だったことからヨナの点数を故意に抑え、地元ロシアに有利な判定になったのでは、との見方も。韓国の署名サイトは、採点のやり直しを求める署名をあっという間に150万人分も集めた。

 韓国内に不満はついにプーチン大統領のフェイスブックにも飛び火した。1日で2000件以上の抗議コメントが殺到し、炎上。書き込みには韓国語だけでなく、英語やロシア語の悪口も混じっていた。「スターリンの墓から暴いてやりたい」「プーチン、死にたくなければ国際スケート連盟に再訴しろ」

そっちかあ .

 プーチン大統領は2月24日、ロシアに金メダル3個をもたらしたスピードスケートショートトラックのビクトル・アン(28)に勲章を授与した。韓国での名前はアン・ヒョンス。2006年トリノ五輪で韓国に3個の金メダルをもたらした英雄だが、。2011年にロシアに帰化した。

 プーチン大統領はあいさつで「優秀な選手であるアンはロシアに4個(金3、銅1)のメダルをもたらし、数百万人をショートトラック好きにした」と強調。ロシア政府はメダルの報奨としてモスクワ市内のマンションをアンに贈った。

 ほかの活躍選手、メダリスト40人以上も同時に表彰し、アンだけを特別扱いしたわけでないことを示したプーチン大統領だが、時期が時期だっただけにアンを表彰することでフィギュアで爆発した韓国側の怒りを静めようとしたのか、という声も一部にはあったようだ。

恨み節止まらず .

 韓国の文化は「恨(ハン)」の文化。感情的なしこりや痛恨、悲哀、うらみ、ねたみが社会のエネルギーになっている。「かつて大国に抑圧された被害意識が強い」(イ・ミョンジン高麗大学教授)という指摘もある。

 韓国で絶対的な人気を持つヨナが、韓国のファンにとって納得できない採点で「負けた」とあって、韓国人の「恨み」の感情が骨髄に達したとしても不思議はない。

 韓国の反発の激しさは、ショートトラックでもあった。女子500m決勝。先頭のパク・スンヒ(21)が英国のエリス・クリスティ(23)に押されて転倒し、金メダルを逃した。パクは3位、クリスティは4位だったが、すぐにクリスティのSNSアカウントはネット攻撃を受けて炎上した。「腹にナイフを刺してやる」「死ね」。脅迫めいた書き込みも多く、クリスティは翌日「韓国人たちと全選手に謝罪する。パク・スンヒが無事であることを祈る。彼女を誇りに思う」と謝罪文を掲載した。それでも攻撃はやまず、とうとうクリスティはアカウントを閉鎖。クリスティは英日刊紙ガーディアンに「とてもつらかった」ともらした。

それが五輪、されど五輪 .

 少し頭を冷やせば、といいたくもなるが、もし浅田真央(23)がヨナと同じ立場だったら、日本のネットも大騒ぎになっていただろう。そう思っていると、2月20日のUSA TODAY電子版にこんな一文をみつけた。

 「判定で負けた方はいつもいろいろと言う。五輪のフィギュアとはそういうもの」(Someone has to win and when the decision is left up to the judges, the runner-up is always going to have an argument. That’s the way it goes in Olympic figure skating.)

 世界中が注目するフィギュアスケート。勝者も敗者も納得できる採点方法はないものか。

http://sankei.jp.msn.com/west/west_sports/news/140227/wsp14022-715090003-n1.htm
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キム・ヨナの五輪採点めぐりISUに調査要請へ=韓国協会 .
聯合ニュース 2014/03/21 12:52

【ソウル聯合ニュース】ソチ冬季五輪のフィギュアスケート女子でキム・ヨナが銀メダルに終わったことをめぐり採点に疑問の声が上がっていることについて、大韓体育会と大韓氷上(スケート)連盟が対応に乗り出した。

 大韓体育会は21日、「ソチ五輪のフィギュアスケート女子の審判(ジャッジ)構成について国際スケート連盟(ISU)に意義を申し立てることになった」と伝えた。

 体育会は当事者であるキム・ヨナ側から同意が得られれば、大韓氷上連盟と共同でISU懲戒委員会に書簡を送り、ソチ五輪フィギュアスケート女子の審判構成に関する厳正な調査を求める。また、不公正な問題が再び起こらないよう改革を求めていくとしている。

 キム・ヨナはソチ五輪フィギュアスケート女子でほぼミスのない演技を披露し合計219.11点を獲得したものの、224.59点を出したアデリナ・ソトニコワ(ロシア)に五輪2連覇を阻まれた。ソトニコワはフリーの演技で1度ジャンプのミスをしたにもかかわらず、キム・ヨナを上回ったため、その判定が問題となっていた。海外メディアもこの結果に疑問を投げかけ、韓国の世論も反発した。

 キム・ヨナのファンは判定が不可解だとして新聞に広告を掲載し、一部のファンは体育会の前でデモを行った。

☆☆ソチ五輪でフリーの演技を終えたキム・ヨナ20140321125704_bodyfile.jpg
▲ソチ五輪でフリーの演技を終えたキム・ヨナ=(聯合ニュース) .

 両団体はこれまで異議を申し立てるかどうか腐心してきた。

 協議の結果、両団体はジャッジの判定ではなく、当時のジャッジ構成について問題を提起することで抗議する方針を固めた。

 ジャッジの構成については、競技直後から問題があるのではないかという批判があった。

 ジャッジには、1998年の長野五輪でスコアを改ざんし処分されたウクライナの審判やロシアフィギュアスケート協会会長の妻らが含まれていた。

 また、テクニカルコントローラー(技術審判の責任者)をロシアフィギュアスケート協会の元副会長だった人物が務め、不公平な判定が出やすいジャッジ構成だという指摘が出ていた。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/enter/2014/03/21/1000000000-AJP20140321001700882.HTML
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ソチ・フィギュア、キム・ヨナ「銀」に不服申し立て 韓国スポーツ組織 .
産経新聞 2014.3.21 19:47 [フィギュアスケート]

 聯合ニュースによると、韓国の大韓体育会は21日、ソチ冬季五輪のフィギュアスケート女子で、韓国のキム・ヨナ選手が銀メダルに終わったことを不服とし、審判団の構成に関する異議を国際スケート連盟(ISU)に申し立て、調査を求めることを決めた。

 キム選手は開催国ロシアのアデリナ・ソトニコワ選手に敗れた。キム選手自身は判定への不満を口にしていないが、韓国では現在でもキム選手が本当の金メダリストだと主張する声がある。

 韓国側は、審判の中にロシアのフィギュア団体会長の妻と、過去に不公正判定で資格停止処分を受けたウクライナ人が加わっていたことを問題視している。

 韓国オリンピック委員会も、採点を遺憾とする文書を国際オリンピック委員会(IOC)に送っている。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/sports/news/140321/oth14032119480002-n1.htm
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【フィギュア】
ISU会長「証拠提示を」 キム・ヨナのソチ「銀」に不服の韓国に .
産経新聞 2014.3.27 12:26 [フィギュアスケート]

 国際スケート連盟(ISU)のオッタビオ・チンクアンタ会長は27日、さいたまスーパーアリーナで記者会見し、ソチ冬季五輪のフィギュア女子でキム・ヨナ(韓国)が銀メダルに終わったことを不服として大韓体育会がISUに対する異議申し立てと調査の要望を決めたことについて、「批判的に述べる自由はあるが、証拠を提示しなければいけない」と話した。

 正式な抗議文は受け取っていないという。五輪期間中に採点システムの公平性を強調した声明を出しており、「それを事実として受け止めてもらえればいい」と述べた。

 チンクアンタ会長がショートプログラム(SP)の廃止を検討しているとの一部報道には、「意見を集めている段階」と話すにとどめた。

http://sankei.jp.msn.com/sports/news/140327/oth14032712270003-n1.htm




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posted by 大阪のこころさん at 18:00| 大阪 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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