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「森友学園」補助金詐欺事件 理事長と妻に実刑判決 「結論ありき、有罪にするぞということ」04月18日 19:11

学校法人「森友学園」をめぐる補助金詐欺事件で、大阪高等裁判所は理事長と妻に実刑判決を言い渡しました。

「森友学園」の理事長・籠池泰典被告(69)と妻の諄子被告(65)は、小学校の建設などをめぐって国や大阪府などから補助金およそ1億7000万円をだまし取った罪に問われています。

2020年、大阪地方裁判所の野口卓志裁判長は、泰典被告に懲役5年の実刑判決、諄子被告には府市の補助金詐欺については無罪とした上で、執行猶予付きの有罪判決を言い渡していました。

続く控訴審で、大阪高等裁判所の西田真基裁判長は4月18日の判決で、泰典被告に対しては一審の判決を支持し懲役5年の実刑判決を言い渡しました。
諄子被告には、1審で無罪となった罪についても「泰典被告が虚偽の申請をすることを認識していて共謀が認められる」などとして、1審判決を破棄して懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡しました。

【籠池泰典 被告】
「私たちが当初思っていたような判決では全くなかったということであります。結論ありき、有罪にするぞということ。(裁判長は)政権の方に目が向いているのか、自分の出世だけに目が向いているのかと思います」

2人は上告したということです。

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