Android から Windows 10 共有フォルダを参照する方法!Wi-Fi 接続&エクスプローラーアプリで簡単に接続できる
Wi-Fi 接続された Android 端末は、ネットワーク経由で Windows 上のファイルを参照できます。通常は USB ケーブルを接続して、Windows 側から Android 内のデータを参照する方法が一般的ですが、ここでは Android 側から Windows 10 のデータを参照する方法を紹介します。
仕組みを簡単に説明すると、Windows 10 の共有フォルダに、Android 端末からログインしてアクセスする流れです。必要なのはエクスプローラーアプリ。USB ケーブルは不要です。ここでは僕がメインで使っている、こちらのアプリを使って手順を紹介します。
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Android から Windows 10 のデータを参照する
Windows 10 に接続する前提条件
Android と Windows 10 の端末をネットワーク経由で参照するには、それぞれの端末において次の設定が必要になります。
- Windows 上で共有フォルダを設定する
- Android を Wi-Fi 接続する
- Android にエクスプローラーアプリをインストールする
Wi-Fi の接続先は、Windows と同じネットワーク上であることが前提。エクスプローラーアプリは冒頭で説明した通り、ファイルマネージャーを使って説明を進めていきます。
Windows の接続先情報を設定
まずは Android 端末を Wi-Fi 接続し、パソコンと同じネットワーク上にいる状態にします。
ファイルマネージャーのアプリを起動し、画面中央下にある [リモート] を選択。新規のリモートロケーションを追加します。
追加する情報は [ローカルネットワーク] から選択。するとネットワーク上で参照できるパソコン端末を検知するので、対象のパソコンを選択します。もしここで接続先のパソコンが検知できない場合、Windows 側の共有設定を間違えている可能性が高いです。
もし設定で非公開にしている端末であれば SMB から手動入力が必要です。← Windows 側で自ら設定しない限りは非公開にならない。
続いて接続先情報を入力。
IP アドレス(一番上の数字)は自動的に設定されます。あとは Windows にログインするための情報を入力します。なお一番下の表示名は、任意のものに変更可能です。
Windows ログインに Microsoft アカウントを使っている場合でも、そのまま入力可能です。(ユーザー名にはメールアドレスを入力する)
Windows の共有フォルダへアクセスする
ログイン情報が正しく入力されると、Windows 側で設定した共有フォルダが表示されます。
これで Windows 内のデータにアクセス可能になりました。通常であれば Windows の共有フォルダ設定にもより、データの参照や書き込み、編集が行えます。また Android 端末内に保存しているデータを、Windows 側に移動させることも可能です。
接続エラーになる原因と対策
もし接続エラーになったら、次のいずれかに原因があると考えられます。
- ログインユーザー情報が間違っている
- 共有フォルダの設定が間違っている
ログイン情報を修正するには、[リモート] メニュー選択時に表示される一覧上で、対象の接続先を長押しすれば再編集できるようになります。共有フォルダ設定に関しては、アクセス権限あたりを確認してみると良いと思います。
今回は僕が使っているエクスプローラーアプリを例に紹介しました。同様のアプリを使えば基本的にローカルネットワーク接続の機能が提供されています。使い勝手はアプリによって異なるので、自分にあったものを見つけて利用いただければと思います。
以上、Wi-Fi 接続した Android からエクスプローラーアプリ経由で Windows 共有フォルダへアクセスする方法でした。