この記事は Chrome、プライバシー サンドボックス、プロダクト ディレクター、Vinay Goel による Chromium Blog の記事 "What to Expect from Privacy Sandbox Testing" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。
この記事は Chrome、プライバシー サンドボックス、プロダクト ディレクター、Vinay Goel による Chromium Blog の記事 "What to Expect from Privacy Sandbox Testing" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。

[ 4 月 15 日更新 ] 4 月 15 日よりプライバシー サンドボックスの広告の関連性とその効果測定の提案(Topics、FLEDGE、Attribution Reporting APIs)のオリジン トライアルChrome Beta の一部ユーザーに開始いたしました。デベロッパーのみなさんはオリジン トライアルに登録し、テストを開始することができます。今後の進捗は追ってお知らせいたします。

***

プライバシー サンドボックスの広告の関連性とその効果測定の提案に関して、Chrome で次の段階のテストが始まることをお知らせします。

この度、全世界のデベロッパーは、Chrome Canary 版で Topics、FLEDGE、Attribution Reporting API のテストを始めることができます。できる限り早い段階で、一部の Chrome ベータ版ユーザーにも展開する予定です。ベータ版でスムーズに動作することが確認できれば、Chrome の安定版で API テストを行えるようにして、さらに多くの Chrome ユーザーにテストを拡大します。

デベロッパーの皆さんには、API の使用、データフローの検証、パフォーマンスの測定のために多少の時間が必要になることは認識しています。API の改善を続けるうえで、さまざまなテストフェーズを通して企業から寄せられるフィードバックが役に立つので、期待してお待ちしています。API が設計どおりに動作することを確認できたら、Chrome で広く利用できるようにします。これにより、さらに多くのデベロッパーがこの機能を組み込み、評価してフィードバックを提供できるようになります。私たちも、皆さんのユースケースに合わせて最適化の作業を続けます。

デベロッパーは、デベロッパー ガイド定期アップデート、さまざまなフィードバックとエンゲージメント チャンネルを通して、Chrome のサポートを受けることができます。ぜひフィードバックを公開し、Chrome と共有してください。その経過や進捗に注目しています。また、業界共同のテストの推進やフィードバック テーマの集約など、業界団体がこのプロセスで役割を担うことも歓迎します。

さらに、更新版のプライバシー サンドボックスの設定や制御に関連するテストも始まる予定です。これらの機能では、ユーザーが関心事項の確認や管理をしたり、トライアルを完全にオフにしたりできるようになります。



更新版のプライバシー サンドボックスの設定や制御のテストが Chrome で行われる予定


初期テスターによる思慮深いフィードバックは、すでにプライバシー サンドボックス提案に大きく貢献しており、私たちはさらに多くの提案のためにオープンテストを行いたいと考えています。また、今後もエコシステムからのフィードバックを集め、世界の規制機関と連携していく予定です。その一例として、ウェブでのプライバシー サンドボックスに関するGoogle のコミットメントに従い、英国の競争・市場庁と協力しています。API やこの取り組みに参加する方法について詳しく知りたい方は、詳細デベロッパー ガイドをご覧ください。


Reviewed by Eiji Kitamura - Developer Relations Team

この記事は Parisa Tabriz, VP, Product and Engineering, Chrome browser による Chrome Keyword の記事 "100 versions of Chrome later: What we learned along the way" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。
この記事は Parisa Tabriz, VP, Product and Engineering, Chrome browser による Chrome Keyword の記事 "100 versions of Chrome later: What we learned along the way" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。

2008 年に Google Chrome をお披露目したとき、私たちの目的は高速で安全な使いやすいブラウザを作ることでした。10 年以上の間、私たちは拡大するエコシステムと連携しながら、ウェブのイノベーションを推し進め、ユーザーやデベロッパーがやりたいことをできる環境を構築してきました。その取り組みは今も続いています。

世界中の何十億という人々が Chrome を使っていると思うと、身が引き締まる思いです。私たちは、Chrome をさらに高速で安全に、そして誰にとっても便利で親しみやすいものにするため、絶え間ない挑戦を続けています。個人的には、HTTPS の採用を推進したこと、支払いやパスワードの管理機能を向上したこと、そしてすばらしい Chrome 拡張機能を作成するデベロッパーをサポートできたことが印象に残っています。つまり、無数の小さなアップデートが集まって、Chrome がどんどん改善されてゆくことを見るのは、大変感動的なことです。

先日、Chrome ブラウザ 100 回目のメジャー アップデートをお届けしました。そこで、この節目を機に、チームのメンバー数名にお気に入りの機能や改善点を聞いてみました。

最速のブラウザを作る

シニア エンジニアリング ディレクター、Max Christoff

ブラウザがあまりにも速くて困るなどということはあり得ません。2008 年に Chrome が誕生して以来、私たちの作業の根幹はスピードであり続けています。10 年以上が経った今も、細部までエンジニアリングにこだわり、新しいパフォーマンス改善点を探し続けています。この 1 年半だけでも、Chrome をさらに 43% 高速にしています。しかし、電池やメモリがすぐになくなってしまえば、せっかくの世界最速ブラウザも役には立ちません。そこで、ローエンドのスマートフォンから高パフォーマンスのワークステーションまで、あらゆるプラットフォームで Chrome の効率を上げる作業も続けています。

最優先はプライバシーとセキュリティ

Chrome Trust & Safety、シニア プロダクト マネージャー、Sabine Borsay、Patrick Nepper

Chrome は、最初から安全性とプライバシーを考慮して設計されています。Chrome には有力なパスワード マネージャーが搭載され、さまざまなデバイスで安全かつシームレスなログインが実現できるようになっています。また、パスワードが侵害されれば警告してくれ、ワンタップで脆弱なパスワードの修正ができるようになっています。私たちが実現しようとしているのは、デフォルトで保護されているだけでなく、見つけやすく、わかりやすく、使いやすいプライバシー管理です。2 年前には、Chrome のセキュリティとプライバシーの設定を完全に再設計しました。皆さんが自分にとって最適な選択をすることができるように、重要なプライバシー管理についての新しい使い方ガイドを作成しています。

シンプルで安全で美しい Chrome を作る

UX ディレクター、Alex Ainslie

この 10 年間を振り返って誇りに感じるのは、Chrome チームがシンプルで充実したブラウザを作るために行ってきた人間を中心に置いた作業です。それが、タブグループパスワード自動入力といった機能に現れています。その過程で、実用的なセキュリティに関する論文を発表したり、恐竜のミニゲームを作ったり、Chrome のビジュアル デザインを更新したりしてきました。Chrome のデザイナー、研究者、ライターは、オペレーティング システムの慣習、入力方法、ハードウェア機能を考慮し、それぞれのデバイスに特化したブラウザを作ることに重点を置いています。私たちは、#littlebigdetails を正しく実現したいと願っており、皆さんが使いやすい Chrome にするためのバグレポートやフィードバックを歓迎します。

さらにインクルーシブなエクスペリエンスをデザインする

グループ プロダクト マネージャー、RK Popkin

振り返ってみて一番誇りに思うのは、私たちがウェブを使える人を増やすために行ってきた作業です。現在、Chrome はスクリーンリーダーのユーザーの間で最も人気のあるブラウザで、最新の AI 技術を使って視覚障がいのあるユーザーや弱視のユーザーにウェブ上にある写真を説明しています。聴覚障がいのあるユーザーや難聴のユーザーには、動画や音声のコンテンツの自動字幕起こし機能を追加しました。DevTools のユーザー補助ツリーは、障がいのあるユーザーのためにページを改善する際に役立ちます。また、Chrome では、ニューラル機械翻訳を使ってウェブを 108 の言語に翻訳しています。この 1 か月で翻訳したウェブページは、250 億ページを超えています!さらに、黒人ラテン系のアーティストとコラボレーションして彼らのビジョンを Chrome の新しいタブの画面に反映させ、Chrome で自分らしさを表現する新たな方法を提供しています。今後、さらに多くのコラボレーションを公開できることを楽しみにしています。

フリーでオープンソースなウェブブラウザ プロジェクトを支える

シニア スタッフ デベロッパー アドボケート & Chrome デベロッパー リレーションズ リード、Paul Kinlan

Google に入社する前は、ウェブ デベロッパーでした。Chrome は初めてのオープンソース ブラウザ プロジェクト(プロジェクト自体は Chromium と呼ばれています)で、ウェブ標準に基づいて作られており、誰でも貢献したり改善したりできるので、魅力的でした。現在の Chromium は、Microsoft Edge や Amazon Silk など、特に人気が高い多くのブラウザを支えているだけでなく、Android アプリ、テレビ、VR ヘッドセットなどにウェブを組み込むための基盤にもなっています。リリース サイクルを短くするというコミットメントに基づき、Chrome の新バージョンを頻繁に提供することで、機能強化や問題の修正を短時間で行えるようになっています。Interop 2022 などのプロジェクトも、ウェブ デベロッパーがどんな場所でも動作するエクスペリエンスを構築するために役立つはずです。

職場や学校に Chrome を導入する

Chrome ブラウザ エンタープライズ、シニア プロダクト マネージャー、Philippe Rivard

パンデミックの期間中は、あらゆる職場や学校がリモートに移行し、たくさんの人々にとって Chrome はなくてはならないものになりました。一般の人々は意識していないかもしれませんが、この体験をシームレスで安全なものにするために、世界中の IT チームが、Chrome ブラウザ クラウド管理などのツールを使って作業しています。このツールを使うと、IT チームは、オペレーティング システムに関わらず、クラウドから直接 Chrome を管理できます。私が誇りに感じるのは、あらゆる規模の組織がウェブを最大限に活用できるようにするために、このチームが行ってきた作業です。今、たくさんの組織が、近い将来のハイブリッド モデルに向けた移行の只中にあります。IT チームがさらに複雑になる状況に対応できるよう、Chrome もサポートを続けます。

オンラインでの検索や作業をサポートする

Chrome 検索機能、プロダクト マネージャー、Yana Yushkina

私たちの多くが、貴重な情報を失いたくないので、たくさんのタブを開いたままにしています。Chrome Journeys がすばらしいと思う一番の理由はそこにあります。この機能を使うと、これまでにアクセスしたサイトをトピックに基づいて取得できるので、時間をかけて行った調査を確認し直すことができます。また、Chrome Actions を使えば、直接新しいドキュメントを開く、ページを翻訳する、サイトを共有するなど、タブをまったく触らずに操作することもできます。

気になるコンテンツをいつでも確認できるように

コンテンツ ディスカバリー、プロダクト マネージャー、Janice Wong

ウェブの中心はコンテンツです。これは、コンテンツを消費する人にとっても、作成する人にとっても同じです。昨年、Chrome からお気に入りのウェブ パブリッシャーの最新情報を直接フォローして簡単に取得できるようにしました。Android と iOS の Chrome では、関連性が高く、興味のありそうな新しいウェブサイトのコンテンツを見つけることもできます。さらに多くの人が、新しいタブの画面から興味のある内容を確認し、新しいコンテンツを見つけることができるようにしたいと思っています。

Chrome を信頼し、フィードバックを通して継続的な改善に貢献してくださっていること、どうもありがとうございます。次の 100 回目の節目にも幸ありますように!


Reviewed by Eiji Kitamura - Developer Relations Team

この記事は Chrome プロダクト マネージャー、Thomas Nattestad による Chromium Blog の記事 "How Chrome Became Highest Scoring Browser on Speedometer, Ever" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。




先週公開したブログ投稿では、この 1 年を通じて Chrome のスピードを向上させ、それが Chrome の M99 リリースとして結実したことをお伝えしました。今回はその続編として、ブラウザのパフォーマンスにおける画期的な成果をどのように達成したのかについて、詳しく説明します。

2008 年に Chrome をリリースして以来、私たちの中核原則の 1 つとなってきたのは、皆さんが使うのがスマートフォンであるかノートパソコンであるかにかかわらず、最速のブラウザを作るということです。私たちはこのパフォーマンスのミッションから一度もそれることなく、Chrome のあらゆる部分を分析し、最適化し続けています。うれしいことに、Chrome は M1 MacBook で行った Apple の Speedometer 2.0 ベンチマーク スイートで 300 点超えを達成しました。これまでで最高のスコアです。今回の速さと好奇心の投稿では、この Chrome の超高速化の舞台裏に迫り、行ってきたすべての作業について説明します。

初期のころから、多くの Chrome のパフォーマンスの改善作業の根底には、「測定できなければ改善できない」という考え方がありました。ブラウザのパフォーマンス測定には、さまざまなベンチマークによって作られた長い歴史があります。ベンチマークは、ブラウザにテスト用のワークロードを提供し、パフォーマンスを追跡します。こういったベンチマークが、一貫性を保ちつつ、変化し続ける現実の世界を反映するのは、困難なことです。Chrome では、内部ベンチマーク インフラストラクチャと、公開されている業界標準のベンチマークを組み合わせて利用し、継続的にパフォーマンスを測定しています。ブラウザの JavaScript のパフォーマンスを比較する場合、現実世界を最もよく反映し、かつ現在最も広く使われているのが、Apple の Speedometer 2.0 ベンチマークです。

私たちは、Speedometer 2.0 が登場して以来、これを使ってパフォーマンスを追跡してきました。
この記事は Chrome プロダクト マネージャー、Thomas Nattestad による Chromium Blog の記事 "How Chrome Became Highest Scoring Browser on Speedometer, Ever" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。




先週公開したブログ投稿では、この 1 年を通じて Chrome のスピードを向上させ、それが Chrome の M99 リリースとして結実したことをお伝えしました。今回はその続編として、ブラウザのパフォーマンスにおける画期的な成果をどのように達成したのかについて、詳しく説明します。

2008 年に Chrome をリリースして以来、私たちの中核原則の 1 つとなってきたのは、皆さんが使うのがスマートフォンであるかノートパソコンであるかにかかわらず、最速のブラウザを作るということです。私たちはこのパフォーマンスのミッションから一度もそれることなく、Chrome のあらゆる部分を分析し、最適化し続けています。うれしいことに、Chrome は M1 MacBook で行った Apple の Speedometer 2.0 ベンチマーク スイートで 300 点超えを達成しました。これまでで最高のスコアです。今回の速さと好奇心の投稿では、この Chrome の超高速化の舞台裏に迫り、行ってきたすべての作業について説明します。

初期のころから、多くの Chrome のパフォーマンスの改善作業の根底には、「測定できなければ改善できない」という考え方がありました。ブラウザのパフォーマンス測定には、さまざまなベンチマークによって作られた長い歴史があります。ベンチマークは、ブラウザにテスト用のワークロードを提供し、パフォーマンスを追跡します。こういったベンチマークが、一貫性を保ちつつ、変化し続ける現実の世界を反映するのは、困難なことです。Chrome では、内部ベンチマーク インフラストラクチャと、公開されている業界標準のベンチマークを組み合わせて利用し、継続的にパフォーマンスを測定しています。ブラウザの JavaScript のパフォーマンスを比較する場合、現実世界を最もよく反映し、かつ現在最も広く使われているのが、Apple の Speedometer 2.0 ベンチマークです。

私たちは、Speedometer 2.0 が登場して以来、これを使ってパフォーマンスを追跡してきました。




Chrome は M87 リリースより M1 ベースの Mac に対応し、この新しい CPU を使った Chrome のスピード測定が始まりました。上の赤い線はそれを表しています。

Chrome の Speedometer スコアは、2015 年より 13 インチ MacBook を使って測定しています。上のグラフから、パフォーマンスの劇的な改善につながっているのは、たくさんあるプロジェクトのうちの一部だけであることがわかります。ファスト ルックアップIgnition + TurboFan コンパイラ超高速解析JS 呼び出しの高速化Spectreポインタ圧縮ショート ビルトインSparkplug などの詳細は、V8.dev をご覧ください。ご覧のように、実際には Speedometer スコアの低下につながったプロジェクトもあります。ブラウザ全体を開発するのは、トレードオフを管理することだからです。たとえば、ポインタ圧縮では、メモリを大幅に節約することと引き替えに、わずかなパフォーマンスの低下を受け入れました。同じように、Spectre CPU 脆弱性が登場したときも、パフォーマンスと引き替えにユーザーの安全性を保証しました。

何年も作業を積み重ねてきた結果、Speedometer スコアは 83% 向上し、ユーザーの皆さんに劇的な改善を提供することができました。Apple が M1 CPU を導入し、それと SparkplugLTO+PGO を組み合わせたことで、現在の Chrome は 300 を超えるスコアを達成しています。これは、他のブラウザが実現したことのない史上最高のスコアです。\o/

私たちは、パフォーマンスにおいてこのような画期的な成果を達成できたことに感激しています。また、リリースのたびに、さらにパフォーマンスを向上することを楽しみにしています。このブログでは、スピードに関するあらゆることをお伝えしますので、今後もご期待ください。


脚注 : M1 MacBook の統計情報データの出典 : Apple M1 Max 10 コア(8 パフォーマンス、2 効率性)、32 GPU コア、64 GB の MacBook Pro(14 インチ、2021)デバイスを使い、Speedometer 2.0 で Chrome 99.0.4812.0 --enable-features=CanvasOopRasterization --use-cmd-decoder=passthrough と Safari 15.2 17612.3.6.1.6 を比較したもの。

Reviewed by Eiji Kitamura - Developer Relations Team


デジタル カンファレンス Google Cloud Day: Digital '22 開催が、いよいよ来週に迫ってきました。今回は、各ソリューションごとのおすすめセッションをご紹介します。こちらから事前登録をして、他のセッションもぜひチェックしましょう。

☁データ分析 : 4 月 19 日 11:00 - 11:30
日本経済新聞社の DX を支える BigQuery を中心としたデータ分析基盤の運用
日本経済新聞社 小室 貴之


☁ セキュリティ : 4 月 19 日 15:00 - 15:30
アカツキ流セキュリティ監査自動化 ~400 個以上の Google Cloud プロジェクト監査を自動化したノウハウを一挙公開~
株式会社アカツキゲームス 駒井 祐人


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日本経済新聞社の DX を支える BigQuery を中心としたデータ分析基盤の運用
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アカツキ流セキュリティ監査自動化 ~400 個以上の Google Cloud プロジェクト監査を自動化したノウハウを一挙公開~
株式会社アカツキゲームス 駒井 祐人


☁データベース : 4 月 20 日 10:40 - 11:10
Cloud Spanner 神話とその真実 ~ 噂の真相にせまる ~
Google Cloud 大久保 順


☁ インフラストラクチャ : 4 月 20 日 14:40 - 15:10
あなたのそのサーバー、Google Cloud にしてみませんか? ~ IaaS として Google Cloud を活用する方法~
Google Cloud 畝高 孝雄


☁生産性とコラボレーション : 4 月 20 日 16:40 - 17:10
Google Workspace で実現する ChatOps について
株式会社ジェーシービー 片岡 亮介


☁アプリケーション開発 : 4 月 21 日 14:15 - 14:45
SmartHR が少人数で Google Cloud へ(ほぼ)全移行を完了させた方法
株式会社 SmartHR 藤村 宗彦


☁機械学習 : 4 月 21 日 16:55 - 17:25
ZOZO おすすめアイテム推薦の改善に向けた分析と挑戦
株式会社 ZOZO 築山 将央
株式会社 ZOZO 宮本 知弥
Google Cloud 桃井 啓行


※セッションを一覧で見れる PDF もご用意しました。ぜひご参照ください。


開催概要

日程 :

4 ⽉ 19 ⽇(火)~ 21 ⽇(木)
基調講演、特別講演、ブレイクアウト セッション

4 ⽉ 22 ⽇(金)
Innovators Hive

4 ⽉ 26 ⽇(火) ~ 28 ⽇(木)
ハンズオン祭

対象 : 開発者、ビジネスの意思決定者やリーダー

対象プロダクト : Google Cloud, Google Workspace

ハッシュタグ : #GoogleCloudDay(右記のハッシュタグと組み合わせてお使いください #appdev #da #db #ML #infra #GWS #security)


お問い合わせ先 : 
Google Cloud Day: Digital '22 事務局(gcd22-office@event-info.com


この記事はプロダクト ソリューション エンジニア、Brian Daugherty による Google Developers Blog の記事 "Discontinuing authorization support for the Google Sign-In JavaScript Platform Library" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。

昨年、ウェブ アプリケーション用の Google ログイン JavaScript プラットフォーム ライブラリのサポート終了予定についてお知らせしました。

この記事はプロダクト ソリューション エンジニア、Brian Daugherty による Google Developers Blog の記事 "Discontinuing authorization support for the Google Sign-In JavaScript Platform Library" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。

昨年、ウェブ アプリケーション用の Google ログイン JavaScript プラットフォーム ライブラリのサポート終了予定についてお知らせしました。

Google ログイン JavaScript プラットフォーム ライブラリは、2023 年 3 月 31 日に完全に提供を終了します。ウェブ アプリケーションへの影響を確認し、必要に応じて移行計画を立てていただくよう、改めてお願いします。

2022 年 4 月 30 日より、新規アプリケーションは Google Identity Services ライブラリを使う必要があります。既存のアプリケーションは、サポート終了日までプラットフォーム ライブラリを使い続けることができます。

対応すべき内容

  • サポートの終了による影響の有無と、Google Identity Services に移行する必要性を評価してください。
  • 移行は 2023 年 3 月 31 日までに終えてください。この日をすぎると、プラットフォーム ライブラリはダウンロードできなくなり、非推奨の認可機能から Google API を呼び出すためにアクセス トークンを取得しているウェブ アプリケーションは、意図したとおりに動作しなくなります。

影響の有無

Google は、ウェブでユーザーの個人情報を守るために、アプリやサービスへのログインをデフォルトで安全なものにする取り組みを続けています。その実現に向けて、Identity API ファミリーの一員である Google Identity Services についてお知らせしました。これは、複数の ID サービスを 1 つのソフトウェア開発キット(SDK)にまとめたものです。先日、Google Identity Services ライブラリのアップデートをリリースし、OAuth 2.0 に基づいたユーザー認可とデータ共有の機能を追加しました。新しい Identity Services ライブラリでは、さまざまなセキュリティやプライバシーの改善が行われているため、古いプラットフォーム ライブラリのすべての機能との間に完全な下位互換性があるわけではありません。そのため、新しいライブラリへの移行とコードの変更が必要になります。

サポートの終了は、Google ログイン JavaScript プラットフォーム ライブラリを読み込んでいるウェブ アプリケーションと、JavaScript 用 Google API クライアント ライブラリでアクセス トークンを扱っているアプリケーションに影響します。

ウェブページで JavaScript モジュール apis.google.com/js/api.js または apis.google.com/js/client.js を使ってプラットフォーム ライブラリを読み込んでいる場合は、影響を受けますので、新しい Identity Services クライアント ライブラリを使うように既存の実装を更新する必要があります。

Google API クライアント ライブラリから gapi.client を使っているウェブ アプリケーションは、Google API を呼び出すためのアクセス トークンを扱う際に、まもなく非推奨となるプラットフォーム ライブラリの gapi.auth2 モジュールを暗黙的に読み込んで使用していますそのため、ウェブ アプリケーションを更新し、新しい Identity Services ライブラリを明示的に追加する必要があります。そのうえで、アクセス トークンのリクエストを管理するようにし、auth2 モジュールへの参照を、同等の機能を持つ新メソッドで置き換えます。

一連のアプリケーションやプラットフォームで別の手法を使って Google の認証や認可を行っている方もいるでしょう。以下は、今回のサポートの終了のお知らせの影響は受けません。

  • Android や iOS のネイティブ アプリ SDK
  • Google の OAuth 2.0 または OpenID サービスを直接呼び出しているバックエンド プラットフォーム

移行

新しい Identity Services ライブラリでは、認可機能と認証機能が明確に分かれています。

移行には、次の 2 つのガイドが役立ちます。

(1) ユーザーの認可と Google API で利用するアクセス トークンの取得をするために Google Identity Services に移行する

(2) ユーザーの認証とログインをするために Google ログインから移行する

認可(Google API を呼び出すため)と認証(ユーザーのアプリへのログインを管理するため)の両方を使っているウェブ アプリケーションもあるかもしれません。その場合は、両方の移行ガイドに従い、ウェブ アプリケーションでユーザーの認可フローと認証フローを確実に分離する必要があります。

2 つの移行ガイドは、新しい Identity Services ライブラリと古いライブラリの違い、変更点の内容、認証と認可を分離する方法、その変更がユーザーやコードベースに与える影響について理解できるように記述されています。

変更点とメリット

新しい Identity Services ライブラリに移行すると、さまざまな変更によるたくさんのメリットを活用できます。

  • ポップアップが表示されるので、ユーザーはリダイレクトされたり、サイトを離れたりすることなく、わかりやすい UX で安全にウェブ アプリケーションを認可できます。
  • デフォルトでプライバシーと制御が向上します。ユーザーは必要な場合にのみ個々のスコープを承認できるので、ウェブ アプリケーションと共有する機密データの範囲やタイミングが改善されます。
  • ID トークンとアクセス トークンという認証情報が分離されるので、ユーザーの ID とアプリケーションの機能を明確に区別できます。認証情報を分ける方が、リスクのレベルに応じた分離、管理、保存がしやすくなります。ID は、その人が誰かという情報のみを表すので、ユーザーの機密データを読み書きする機能のアクセス トークンと比べると、リスクのレベルは低くなります。
  • Chromium のプライバシー サンドボックスの変更と上位互換性があります。

この記事は、新しい Identity Services ライブラリによるプライバシー、セキュリティ、ユーザビリティの変更を簡潔にまとめたものです。さらに詳しい説明は、移行ガイドに掲載されています。

サポートの利用方法

詳しい情報は、デベロッパー サイトに掲載されています。技術サポートを受けたい方は、Stack Overflow で google-oauth タグを確認してください。提案やフィードバックがある方は、gis-migration-feedback@google.com にメールをお送りください。



Reviewed by Eiji Kitamura - Developer Relations Team

この記事は Chrome エンジニアリング、シニア ディレクター、Max Christoff による Chromium Blog の記事 "A new speed milestone for Chrome" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。
この記事は Chrome エンジニアリング、シニア ディレクター、Max Christoff による Chromium Blog の記事 "A new speed milestone for Chrome" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。


毎日、世界中の何十億という人々が、自分のデバイスで Chrome を使ってものごとをすばやく行っています。その内容は、新しいヘッドフォンを買うことから、仕事で営業報告書をまとめることまで、多岐にわたります。ウェブのブラウジングが遅いことほど、ストレスがたまることはありません。そのため Chrome では、2008 年のリリース以来、機能性やセキュリティには妥協せず、できる限り高速なブラウザを作ることに専心し続けています。2022 年最初の速さと好奇心の投稿では、Chrome M99 リリースでは、すべての主要プラットフォームでどのようにして大幅なスピードアップを実現できたのかについて説明します。

私たちは、Chrome を実行するすべてのプラットフォームを綿密に調査し、できる限り高速なエクスペリエンスを実現しています。うれしいことに、Mac 版の Chrome の M99 は、Apple の Speedometer ブラウザ応答性ベンチマークで、これまでのすべてのブラウザの中で史上最高のスコアとなる 300 を達成しました。

2021 年を通じて行ってきた多くのパフォーマンス関連の変更を土台として、M99 では ThinLTO ビルド最適化技術を有効化しました。これは、コードベースのスピードが重視される部分をインライン化する技術で、その部分が複数のファイルやライブラリにまたがっていても対応できます。その結果、全般的なスピードがさらに向上し、Chrome は Safari の現在のビルドよりも 7% 速くなりました。また、最近のグラフィックの最適化(具体的には、パススルー デコーダとプロセス外ラスタライゼーション)により、Chrome のグラフィック パフォーマンスは、Safari よりも 15% 速くなっていることがテストで示されています。全体では、2020 年後半に M1 ベースの Mac 向けの Chrome がリリースされてから、わずか 17 か月の間で 43% 高速になったことになります。




その他の最近の Chrome の高速化には、主に 2 つの要素が貢献しています。それは、V8 Sparkplug コンパイラとショート ビルトイン呼び出しです。Sparkplug は V8 向けの新しい中間層 JavaScript コンパイラで、低いコンパイル オーバーヘッドで効率的なコードを生成します。ショート ビルトイン呼び出しは、V8 JavaScript エンジンが、生成されたコードをデバイスのメモリに最適な形で配置するために使います。関数呼び出しの際の間接ジャンプを防ぐことでパフォーマンスを向上させる技術で、Apple M1 ベースの Mac で特に大きな効果を発揮します。

Android 版の Chrome もますます高速化しています。ブラウザのユーザー インターフェース スレッドで、重要なナビゲーションが行われた瞬間にそのアクションを優先することで、ページの読み込みが 15% 速くなりました。昨年には、フリーズドライ タブを使うことで、Android 版の Chrome の起動時間が 13% 短縮されました。これは、読み込み時には軽量版のタブを使い、実際のタブはバックグラウンドで読み込むことで、全般的にリソースを節約するアプローチです。さらに、Isolated Splits の活用により、スピードとメモリ使用量も改善できました。これは、ブラウザ プロセスのコードの大半をバックグラウンド スレッドでプリロードすることにより、起動時間を短縮する方法です。

ベンチマークは、ブラウザのスピードを測定する数多くの方法の 1 つにすぎません。最終的に最も重要なのは、Chrome が日々の使用で実際に高速になり、効率が上がることです。そのため、私たちはこれからも、最先端コンピューティングの限界を広げる画期的なパフォーマンス改善に向けた取り組みを続けていきます。

Mac 統計情報のデータソース : Apple M1 Max 10 コア(8 パフォーマンス、2 効率性)、32 GPU コア、64 GB の MacBook Pro(14 インチ、2021)デバイスを電源に接続し、Speedometer 2.0 で Chrome 99.0.4812.0 --enable-features=CanvasOopRasterization --use-cmd-decoder=passthrough と Safari 15.2 17612.3.6.1.6 を比較したもの。
Android 統計情報のデータソース : Chrome クライアントから匿名で集計した実データ

Reviewed by Eiji Kitamura - Developer Relations Team

GDSC とは

Google Developer Student Clubs(GDSC)プログラムは、Google のテクノロジーに関心のある学生向けのコミュニティです。本プログラムでは、学生の皆さんが日々直面している身近なコミュニティ(部活・サークル・研究室)における問題を、テクノロジーの力で解決することを目指しています。

GDSC は、IT 業界に関心のあるすべての大学・大学院生なら参加可能です。 世界中の学生達や現役エンジニアとの交流に加え、限定イベントへの参加など、さまざまな活動やワークショップを通じて、学生の開発能力とリーダーシップ力の向上を支援します。

米国を始め、ヨーロッパ、オーストラリア、東南アジア、アフリカ、インド、中東・北アフリカ、ラテンアメリカ地域などなど、合わせて 113 カ国以上、1500 拠点から世界中の学生たちが活動しているグローバルなプログラムです。

GDSC プログラムが日本に展開されて 2 年目となる今年は、さらに日本中で学生エンジニアが増えるよう、応援していきたいと考えています。

先輩 Lead 達に加え、Google 社員や現役エンジニアから学びながら、あなたのキャンパスでも GDSC サークルのリーダーとして活躍してみませんか?


このような方の参加をお待ちしています : 

  • 世界を変えていく・社会的インパクトを作ることに情熱がある方
  • テクノロジーを使って、身近な人たちが直面している課題を解決したいと想う方
  • コンピュータ プログラミングやソフトウェア エンジニアリングに(ある程度)技術的な理解をお持ちの方
  • チームを引っ張ってみた経験・リーダーシップのある方

GDSC とは

Google Developer Student Clubs(GDSC)プログラムは、Google のテクノロジーに関心のある学生向けのコミュニティです。本プログラムでは、学生の皆さんが日々直面している身近なコミュニティ(部活・サークル・研究室)における問題を、テクノロジーの力で解決することを目指しています。

GDSC は、IT 業界に関心のあるすべての大学・大学院生なら参加可能です。 世界中の学生達や現役エンジニアとの交流に加え、限定イベントへの参加など、さまざまな活動やワークショップを通じて、学生の開発能力とリーダーシップ力の向上を支援します。

米国を始め、ヨーロッパ、オーストラリア、東南アジア、アフリカ、インド、中東・北アフリカ、ラテンアメリカ地域などなど、合わせて 113 カ国以上、1500 拠点から世界中の学生たちが活動しているグローバルなプログラムです。

GDSC プログラムが日本に展開されて 2 年目となる今年は、さらに日本中で学生エンジニアが増えるよう、応援していきたいと考えています。

先輩 Lead 達に加え、Google 社員や現役エンジニアから学びながら、あなたのキャンパスでも GDSC サークルのリーダーとして活躍してみませんか?


このような方の参加をお待ちしています : 

  • 世界を変えていく・社会的インパクトを作ることに情熱がある方
  • テクノロジーを使って、身近な人たちが直面している課題を解決したいと想う方
  • コンピュータ プログラミングやソフトウェア エンジニアリングに(ある程度)技術的な理解をお持ちの方
  • チームを引っ張ってみた経験・リーダーシップのある方

  • ※ 必須条件 : 卒業まで 2 学期(1 年)以上残っている現役大学生・大学院生(休学中の学生含む)の方が応募可能なプログラムです。


DSC を通してできること

  • Google のトレーニング コンテンツを使用して、デベロッパーとしてのスキルを高める
  • IT 領域に対して苦手意識を持っている人にも、開発の楽しさを教える
  • 自分の「作りたい」を実現するために、
    • チームメンバーを率いることができる、リーダーシップスキルを身につける
    • 「こんな技術系のコミュニティがあったらいいな」を形にする、コミュニティ構築スキルを学ぶ
    • 身近なコミュニティにおいての問題解決に向けたソリューション(アプリやサービス)のプロトタイプ・構築方法を学ぶ
    • Google 社員や現役エンジニア、エキスパートからのメンタリングを受ける
  • Google の一部イベントや会議への優先招待
  • 共通の趣味・IT 業界への関心を持つ世界中の学生と繋がる
  • Solution Challenge コンテストへの参加 : Google テクノロジーを使って、国連の 17 の持続可能な開発目標のどれかに対するソリューションを構築してみる🌍
    (Top 50 に採択されたチームには素敵な賞品や機会が盛りだくさん!)


現役 Lead からの一言

Lead を卒業後のご予定は?

Lead 卒業後は、GDSC で出会った仲間たちとプロダクトの開発を続けます。世界をもっと便利にするようなプロダクトを開発できるよう、技術力を磨こうと考えています。

- Haruka, GDSC Keio University Lead


Lead として一番印象的だったことは?

私が Lead として最も印象的だったことは、ステレオタイプに影響されないチャプターを築けたことです。テクノロジー業界では男女格差問題など多様性に欠けていることがよく問題として挙げられます。しかし、GDSC Waseda では性別、出身地など関係無く誰もが「面白そうだな」という些細な興味からスタートし、自分の強みを最大限に発揮できる環境を提供してきました。また、今年度は日本チャプターの前例がない年ということから、イベント開催、プロジェクト開発を通じて、どのチームがどのように協力して進めたら最も効率的かを一から切磋琢磨して考えたこともとても印象に残っています。

- Rose, GDSC Waseda University Lead


2022~2023 学年度のオンライン申請が開始しました

  • オンライン申請期間 : 2022 年 4 月 1 日(金)~ 6 月 1 日(水)
  • インタビュー : 2022 年 6 月 2 日(木)~ 7 月 22 日(金)
  • 最終 DSC Lead 発表 : 2021 年 7 月 31 日(土)

※各ステップの結果は、個別通知し、上記の日程は変更になる場合がございます。


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