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【必要?】サクセンダ注射の空打ちはもったいない?正しい打ち方や打つ場所・使い方を徹底解説

本記事は医師による監修の下執筆されております。

「サクセンダ」は、食欲抑制作用、体重減少作用が期待できるGLP-1受容体作動薬です。

医療ダイエットの手段として注目されていますが、「空打ちがもったいない」と考える方も多いでしょう。しかし、サクセンダの空打ちは一定の効果と安全性を保つために必要です。

今回は、そんなサクセンダの空打ち事情についてまとめました。「コスパの高いGLP-1ダイエットがしたい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

関連記事:GLP-1薬剤「サクセンダ」のダイエット効果・副作用について医師が解説

サクセンダの効果は?どれくらい続ければいい?

サクセンダ(リラグルチド)は、GLP-1受容体作動薬のひとつです。

もともと2型糖尿病の治療薬として承認されていますが、痩せホルモンであるGLP-1を補う働きを持っているので、以下の効果が期待できます。

サクセンダに期待できる効果
  • 食欲抑制効果
  • 血糖値を下げる効果
  • 体重減少効果

参考文献:Pub Med

厳しい食事制限や激しい運動を伴わない方法なので、「ダイエットが長続きしない」という方にも選ばれています。

実際、「リラグルチド(サクセンダ)は、肥満または過体重の人に効果的で、安全性も高い」というデータも出ています。

これを受け、アメリカFDA(食品医薬品局)や、韓国の食品医薬品安全処をはじめとする世界各国では肥満治療薬として承認。もちろん日本でも注目の的です。

なお、サクセンダの効果が現れるタイミングには個人差がありますが、平均1か月ほどで効果が期待できます。

サクセンダ(投与量1.8~3.0mg)を1日1回ずつ投与した被験者が、5週間後に2.1~2.5kgの体重減少を達成したというデータもあります。

参考文献:PMC

サクセンダ(GLP-1)の「空打ち」とは?

サクセンダをはじめる方にとって特に気になるのが、空打ちをしなければならないことでしょう。

そもそも空打ちとは、皮膚に針を刺す前に注入ボタンを押す行為のことです。

サクセンダの本体には「空打ちメモリ」がついています。

注射針を上に向けて本体上部を指で弾いてから注入ボタンを押し、注射液が出ることが確認してから注射するのが正しい使用方法です。

参照元:ノボ ノルディスク ファーマ株式会社

【もったいない?】サクセンダの空打ちが必要な理由

空打ちは必要なことであり、クリニックでも指導される方法なのですが、やはり「注射液がもったいない」と考える方も少なくありません。

どうしてサクセンダに空打ちが必要なのかというと、以下2つの理由が挙げられます。

  • カートリッジ内の空気を抜くため
  • 薬液が出ることを確認するため

それぞれの理由について、以下で詳しく解説します。

カートリッジ内の気泡を抜くため

サクセンダの薬液には、気泡が入っていることがあります。

気泡が血管内に入ってしまうと血管の閉塞が起こり、胸痛やチアノーゼ、血圧の低下、頻脈などが起こる可能性があるため、空打ちで気泡を抜く必要があるのです。

なお、空打ちをしても抜けない小さな気泡の場合、人体やサクセンダの注入機能に影響はないため、そのまま注入してしまって問題ありません。

液が問題なく針から出るか確認するため

サクセンダは注射器なので、針が詰まっていたり正しく装着できていなかったりすると液が出ないことがあります。

注射ボタンを押して注射液が出れば、注射針やサクセンダ本体に問題がないことがわかります。

このように、注射針やサクセンダ本体が正常かどうか確かめるためにも、空打ちが必要なのです。

空打ちが「もったいない」と感じる人にこそサクセンダがおすすめ!

サクセンダの空打ちが必要とはいえ、「もったいない」と感じる方もいるでしょう。

しかし、ビクトーザやリキスミアなどと比べ、サクセンダの空打ち回数は少ないと言えます。

というのも、ほかのGLP-1薬剤は、空打ちが2回必要なケースがあるためです。

たとえばビクトーザの処方量が2.4mgの場合は1回で2回分注射する必要があり、空打ちも2回必要です。

ビクトーザ本体のメモリの上限は1.8mgなので、空打ちはもちろん針を変えるという手間もかかるのです。

一方でサクセンダには0.6mg、1.2mg、1.8mg、2.4mg、3.0mgというように、0.6mg刻みで5段階のメモリが採用されています。

そのため、2.4mg、3.0mgの投与が必要な場合も空打ちの回数が1回で済みます。

たかが空打ちと言ってしまえばそれまでですが、ダイエット目的の場合、保険が適用されません。

そのため、空打ちが「もったいない」と感じる人にこそ、少しでも多く使用できるサクセンダがおすすめです。

サクセンダの正しい打ち方(空打ちの方法)